マスコミとの対話

映像の世紀プレミアム・英雄たちの栄光と悲劇

1995年に始まったNHK「映像の世紀」はアメリカABCと共同製作による、20世紀を世界各国に保存されている映像をもとに色々な角度からひもとくドキュメンタリー番組で、私もテーマによって楽しませてもらってきた。「映像の世紀プレミアム」はテーマごと…

「バトル・オブ・ブリテン(イギリス本土の戦い)」

日経新聞のビジネス紙面には「経営の視点」というコラムがあり、そこに「英国空軍に学ぶ企業戦略~知財生かす司令部を」という題で編集委員が寄稿されている。その要旨は ・1940年当時、第二次大戦が勃発、ヨーロッパはナチスドイツに席巻され英国は「バ…

「ふりさけ見れば」と戦争捕虜

日経新聞に連載中の作家・安部龍太郎さんの小説「ふりさけ見れば」は連続TV小説「おかえりモネ」と併せ毎日の楽しみになっている。養老元年(717)遣唐使として大陸に渡った、安倍仲麻呂(あべのなかまろ)や吉備真備(きびのまきび)の物語である。この中で9…

新聞歌壇と野菜作り

今は1紙のみ購読の日経新聞は経済中心ながら意外に文化や文芸欄も充実している。 読者投稿の短歌も二人の選者が居られ、毎週必ず全ての歌に目を通すようにしている。今週は歌人・穂村 弘さんが選ばれた中でたまたま今年の野菜作りで感じた心持ちとピッタリ…

「空飛ぶクルマ」

現状から抜け出すための夢の商品開発が色々な業界で、密かにまたは声高に行われているが、近い将来実現しそうなもののひとつが「空飛ぶクルマ」かもしれない。人間の乗らない荷物専用の空飛ぶ宅配便はドローンを使い物流会社と通販会社等が参入して実用試験…

インドへの考察⑤中国に取って代われないインド

いちばん上の孫とインドの先行きについて話した経緯から、インドについては出来るだけニュースや情報をウオッチするようにしており、この事は今までもこのブログに書いてきた。日経新聞のGLOBAL EYE という紙面のNIKKEI Asia に掲載された Opinion のコラム…

This is Naomi ・『聖火台で感じた「日本人」』

4月21日のこの日記に、初めて寄稿されたテニスの大坂なおみ選手の手記「This is Naomi」のことを書いたが昨日その2回目・『聖火台で感じた「日本人」』が日経新聞に掲載された。 紙面に載った聖火台の大坂なおみ選手 先の東京オリンピックで聖火の最終走…

アフガニスタンとアレクサンダー大王

南アジア・アフガニスタンから米軍が撤退しイスラム主義・タリバンが政権を掌握しつつあるニュースが頻繁に流れてくる。 ニューヨーク9,11後の米国の20年間はいったい何だったのだろうか。住民が国外脱出に向けて空港に殺到する姿はベトナムのサイゴン…

8月15日に思ったこと

8月15日も過ぎ去ってしまったが、やはりどうしても書き残した気がして迷った末に書いて措くことにした。毎年8月15日前後になると先の戦争についての色々な情報が繰り返し発信される。 私も戦後世代の一人で直接戦争の記憶は無いが、若い頃から戦前戦中…

NHKスペシャル「私たちの闘い」

NHKスペシャル・TOKYO2020「私たちの闘い」を録画して観た。 東京オリンピックを終えて選手や、大会を支えたボランティアにインタビューしそのときの場面も交えながら振り返り改めて東京オリンピックとは何だったかを考える番組とのことだった。副題が「…

気象予報から気象制御へ

NHK連続TV小説「おかえりモネ」は東京篇が始まり主人公の百音(ももね)は気象予報士として民間の気象予報会社で働き始めた。気象予報の世界も、スーパーコンピューターや気象衛星などを駆使して予報精度も10年くらい前に比べて格段に上がったように見受けら…

ガレー船とゲラ

日経新聞日曜版の文化蘭に掲載されている歌人で情報科学者でもある坂井修一氏のコラム〈うたごころは科学する〉に「ガレー船とゲラ」と題した面白いエッセイが載っている。 (処で念のために : ゲラとは大阪人の言う笑い上戸のゲラの事ではありません)最初に…

「ミチクサ先生」が終わった

日経新聞に連載されていた、作家・伊集院 静さんが夏目漱石を描いた「ミチクサ先生」が終わった。 いつも新聞の最終面に掲載されており、経済記事に頭を悩ました後で最後にこれを読んで頭を柔らかくしておく楽しみがあった。大体この時にはコーヒーと少しの…

中立的に考えることの大切さ

今色々なマスコミから、タイ、インドネシアなど東南アジア諸国でコロナウイルスが猛威をふるっているとの情報が毎日のように聞こえてくる。私のタイ駐在時代にも一緒に勤務したことがある年下の元同僚が、現在リタイア後の第二の仕事でインドネシアに滞在中…

梅雨の合間のゴルフとカーラジオから

雨模様が続いてしばらくお預けだったコロナ対応ゴルフだったが、昨日は久しぶりにホームコースのいつもご一緒するメンバーに予約して貰い、南大阪、富田林(とんだばやし)のゴルフ場に出掛けてきた。行きの車中でラジオ放送を聞いていたが、いつものNHK第1放…

「おかえりモネ」と五常訓

連続TV小説「おかえりモネ」では、主役・清原果耶さん演じる永原百音が下宿する宮城県登米市の、夏木マリさん演じる新田サヤカ宅に掛けられている貞山政宗公遺訓(五常訓)が、時折ドラマのなかで顔を出す。物語のなかで新田サヤカは伊達の血をひくお姫様で、…

「おかえりモネ」とウッドショック

私の応援している清原果耶さんが主人公役を演じる連続TV小説「おかえりモネ」は現在宮城県登米市の森林組合で林業の仕事に目覚めている。 この番組で私自身の林業知識を底上げするなか、世間ではオイルショックならぬ「ウッドショック」なる言葉が出始めてい…

華僑(かきょう)あれこれ

著名人が自分の来し方を振り返る日経新聞の「私の履歴書」は現在タイ国の財閥・サハグループの会長ブンヤシット・チョクワッタナー氏が登場されている。 サハグループは私がタイに駐在していた20年以上前の頃から日用品を手広く扱うタイで有名な財閥の一つ…

「山カフェ」と楠(くすのき)・大木伝説

以前にも1度このブログに触れたことがあるが、登山好きな俳優・石丸謙二郎さんが進行役のマスターを担当する、NHKラジオ第1、土曜朝8時05分から始まる「石丸謙二郎の山カフェ」はアシスタント役アナウンサー・山本志保さんとのコンビも良く、当日聞けな…

岡本 真夜さん「TOMORROW」

私は歌と云えば演歌や昭和懐メロ、時に唱歌といった辺りがターゲットだが、なぜか自分自身は歌わないものの、シンガーソングライター・岡本真夜さんの「TOMORROW」は気に入っている。何より歌詞が素晴らしくイキイキしておりメロディーも人を奮い立たせるよ…

イスラエルの先端農業技術

一昨日の日経新聞の ASIA BIZというアジアビジネストレンドを扱う紙面に「イスラエル企業の先端技術 東南アジア、農業増産をめざす」というNIKKI Asia(英語版)と同時掲載の記事が載っている。最近のイスラエルに関するニュースは国内政治とパレスチナとの紛…

「吾輩は猫である」猫と俳句

明治の文豪・夏目漱石の「吾輩は猫である」は冒頭の 「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。」 の書き出しから世間に定着している。日経新聞に作家・伊集院静さんが現在連載中の「ミチクサ先生」は夏目漱石が主人公の小説…

イザベラ・バード「日本奥地紀行」

イザベラ・(ルーシー)・バード女史(1831~1904)は英国の旅行家、探検家、随筆家でアジアも含む世界の辺境を旅し著作を残した。 女史は明治初期来日し、変化しつつあった日本の東北地方から更には北海道を旅行し妹への書簡なども交えこのときの率直な旅行記を…

キューポラのある町/父の日プレゼント

日経新聞に機械メーカーの(株)クボタが社内にある4基のキューポラを2024年までに電炉(電気アークで鉄を溶かす炉)に切り替える記事が載っている。キューポラはコークス(石炭を蒸し焼きして高純度の燃料にしたもの)を燃やして鉄を溶かす溶解炉のことで昨…

「天狗争乱」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」では主人公の渋沢栄一とならんで水戸藩出身の一橋慶喜が準主人公のような廻りで物語が進んでおり現在、水戸藩の悲劇とも言える「天狗党の乱」が映し出されている。水戸藩は徳川御三家でありながら不思議なことに徳川光國(黄門)以…

川路聖謨(かわじとしあきら)①と隣街・船木宿

NHK大河ドラマ「青天を衝け」では先週、主人公渋沢栄一を自分が仕えている一橋家に仕官させた恩人の平岡円四郎が暗殺された。 この平岡円四郎を後援し一橋家に推薦したのが下級幕臣の御家人(ごけにん)出身でありながら勘定奉行、外国奉行まで累進し、幕末の…

新日本風土記「松本清張 昭和の旅」②日本の黒い霧

6月5日のこのブログにNHKBSの新日本風土記で放送された「松本清張 昭和の旅」の中から「天城越え」を中心に書いてみた。 今回は清張さんが後半生で力を入れた現代史に題材を得た 「日本の黒い霧」を読み直し書かせて貰うことにした。戦後の有る時期まで日…

若き日の山と老いての山

日経新聞の今週の詩歌教養欄に掲載された読者の「歌壇」で本当に久しぶりに心に響く投稿短歌に出逢った。 この欄は毎週目を通すことにしているが、自分自身では短歌俳句は詠まないせいか、なかなかハッとするような歌や句に巡り会うことは少ない。イチオシ短…

新日本風土記「松本清張 昭和の旅」

5月16日のこのブログに「作家・松本清張」と題してNHKBSの番組、新日本風土記「松本清張と鉄道の旅」について小説「砂の器」等の事を書いたところ読者の方から、程なくして放映された同じ新日本風土記の「松本清張 昭和の旅」を見て清張さんの作品を読み…

財政破綻を決めるのは誰か

5月17日のこのブログでも触れたように私自身、日本の財政赤字問題については、 ・自分や周りの人の生活に大きな悪影響を来す恐れ。 ・通貨の発行権を持つ国家の赤字が、どこまで許容されるかと言う知的な興味。 の2つの観点からとても大きな関心を以前か…