マスコミとの対話

「100万本のバラ」

歌手・加藤登紀子さんが歌う「百万本のバラ」は好きな歌のひとつである。 あの繰り返すフレーズ「あなたにあなたにあなたにあげる」のところがお気に入りで何回か唄う努力もしてみたが、全体に難しい気がする歌で生来の音痴にはなかなか歯が立たない。 元々…

「殺し屋・善児」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は史実と創作の境界があいまいなところがあり好き嫌いが分かれそうなドラマである。 その創作の部分で、登場した時点から特異な存在感を放っていたのが「殺し屋の善児」で、頼朝の子・千鶴丸や北条義時の兄・宗時を皮切りに…

「友だちのうちはどこ?」

1987年のイラン映画「友だちのうちはどこ?」がNHKBSのプレミアムシネマで放送され録画して観終えた。イランの映画というのは多分人生初めて観ると思うのだが、単調で盛り上がりというのも特に無い中、終わってみると妙に心打たれる感じがある。バックに…

「日本はこうしてつくられた」と神功皇后(じんぐうこうごう)伝説

作家・安部龍太郎さんの「日本はこうしてつくられた・大和を都に選んだ古代王権の謎」小学舘 刊 を読んでいる。 著者は中世や戦国時代の作品が多かったが、現在日経新聞に連載中の「ふりさけ見れば」など古代にその興味や軸足がが移ってきているらしい。紀伊…

「二十四の瞳」

NHKBSの特集ドラマ「二十四の瞳」を録画していたがようやく見終わった。 云うまでもなく瀬戸内の小豆島を舞台にした戦前、戦後にかけての物語。岬の分教場に赴任した新任おんな先生・大石先生と受け持った12人の新一年生の交流が戦争を挟んだ時代のなかで…

「IT開発で失敗は不可避」

日経新聞で久しぶりにグサリと胸に刺さった記事に出会った。 経済教室という紙面に「私見卓見」というコラムがあり主に経済人などが色々な意見を投稿されている。今回「IT開発で失敗は不可避」との意見を出されたのは圓窓代表取締役という肩書きの澤 円とい…

「ちむどんどん」披露宴

今週の朝ドラ「ちむどんどん」での主人公・暢子と和彦との結婚式披露宴では二つの新しい出会いがあった。①そのひとつがレストラン「フォンターナ」のオーナー・房子のあいさつで紹介された。 先ずわかったことはフォンターナとはイタリア語で泉のことらしい…

塩野七生さん各人各句②カエサル

7月29日のブログの続き塩野七生さんが西洋史世界のなかで最も魅力的な人物として挙げる古代ローマ人ユリウス・カエサルの言葉。今から2000年以上前のローマが共和制であった時代。 反乱が起きそうな事態になり元老院は大騒ぎになり共謀者とされる5人…

塩野七生さん各人各句・アレクサンダー

自分で云うのも何だが、子供の頃からの筋金入りの日本史好きで、そんな私に世界史への扉を開けてもらったのがイタリア在住の作家・塩野七生(しおのななみ)さんの「ローマ人の物語」だった。家内の買い物のアッシーを勤める際は、だいたい近くの「ドトールコ…

映画「暗くなるまで待って」

NHKBSプレミアムシネマで放送された米映画「暗くなるまで待って」を長い間録画したままにしていたが昨日ようやく見終わった。オードリー・ヘプバーン主演のこの映画の原題は「WAIT UNTIL DARK」と初めて知ったが日本語題名がそのまま上手く付けられているこ…

「鳥がしゃべる」と「Little Tern ・リトル ターン」

5月10日にこのブログで「四十雀(しじゅうから)がしゃべる」と題してNHKラジオの山番組「石丸謙二郎の山カフェ」で動物行動学者の鈴木俊貴さんが番組に出て、小鳥の四十雀が鳴き声で文章を作り言葉のようにして仲間とコミュニケーションを取っていると話さ…

アメリカの古い旗

月刊誌「文藝春秋」には昭和史研究家・保坂正康(ほさかまさやす)さんが「日本の近現代史を再検証する」というキャッチフレーズで「日本の地下水脈」という題の連載を続けられており先月今月は日米関係の近代史が色々な角度から検証されている。そのなかで今…

朝ドラ「ちむどんどん」戦争の傷

沖縄出身の少女が、自分の夢である料理で身を立てる目標に向けて頑張るNHKの朝ドラ「ちむどんどん」では、ちょうど主人公の父母や関係者の戦争体験が、先祖供養の風習を伴い振り返って語られる週になっている。未だ続いている沖縄での遺骨収集活動を大きな切…

「日本百低山」と萩往還(はぎおうかん)

NHKTVの番組に「日本百名山」をもじった「日本百低山」という番組があり、酒場詩人を自称し「酒場放浪記」で有名な吉田類さんがゲストと共に全国の比較的低い山を登る番組で、私は高い山には縁がないが低い山には何度か登ってその爽快感を味わったことがある…

キューバ危機の記憶

NHKのドキュメンタリーに「映像の世紀」という番組があり最近はこれに「バタフライエフェクト」という副題をつけ蝶々(バタフライ)の羽ばたきのような小さく見える動きが世界的な事件等に大きな影響や効果(エフェクト)を与えているような事例を記録映像で編集…

「鯨獲りの海」

最近好物の鯨赤身の刺身を食べていない。尾ビレの部分オバイケは酢味噌で食べたが、やはり鯨は赤身のところを酢と醤油で刺身を食べるのが一番のような気がする。家内がスーパーに買い物に行くおり時々運転手に駆り出され、待ち時間に鯨がないか売り場をのぞ…

「さようなら」

別れの言葉「さようなら」は「左様なことならば」、「左様であるならば」という言葉から派生したことはよく知られている。すなわち前に起きたことを区切って次につなぐ節目、今までこうであったならば一度区切ってこの先はこのようにしようというような意味…

「ふりさけ見れば」②

2021年11月5日のこのブログに「ふりさけ見れば」と題して安部龍太郎さんが日経新聞に連載され始めた遣唐使を主題にした連載小説のことを書いた。その後私は毎日欠かさず、引っ越し後も含めこの小説を読み安部龍太郎さんの構想力、筆力に脱帽している…

円安のなかで考える

昨今の1ドル135円前後の為替をあらゆるマスコミが「急激な円安」と呼んで、毎日のニュースの格好のネタになっており私も一度はここで書いておかなければとつい思ってしまった。年の始めには1ドル110~115円程度であったことを思うと、ある角度か…

「街道をゆく・長州路」①

最近NHKTVで作家・司馬遼太郎さんの長大な紀行作品を原作にした「街道をゆく」が再放送されている。 司馬さんが1971年から1996年にかけて国内外を旅してその歴史や風土、人の生き方などを縦横に書いて週刊朝日に連載、全43巻が刊行されたものをベ…

私の新聞読み

引っ越しで神戸に来た際に兵庫県に住む同級生から「新聞は神戸新聞?」という問い合わせがあり、神戸新聞がこの地域で根付いているのがよく分かった。今住んでいる施設にはライブラリーと呼ばれる図書エリアがありそこには地元の神戸新聞を始め、朝日、読売…

映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

民放で放映された1997年のアメリカ映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を録画再生してようやく観終えた。 ブラッド・ピットが主演したこの映画は間違いなく2度目の鑑賞なのだが以前劇場で観たのかTVなのかはっきりしない。登山家の主人公、ダライ…

朝ドラ「ちむどんどん」の歌

現在進行中のNHK朝ドラ「ちむどんどん」は沖縄出身女性の奮闘記で全体に明るいところが気に入っている。黒島結菜さんが演じる主人公暢子の妹、上白石萌歌さん演じる歌子が名前のとおり音楽や歌が好きな設定で、唄うシーンが随所に出てくる。今までのシーンで…

陸奥宗光と青木周蔵

NHKBSの歴史番組「英雄たちの選択」で今回録画して視たのは「不平等条約を改正せよ!陸奥宗光の外交戦略」と題したもので、明治新政府の宿願であった、幕末に結ばれた英米など列強との不平等条約の改正を成し遂げた外務大臣・陸奥宗光の物語である。陸奥宗光…

中断中の独り言⑨四十雀(しじゅうから)がしゃべる

鳥のことは詳しくないので、四十雀と聞いて思い浮かぶのは倍賞千恵子さんが唄った映画「同胞(はらから)」の主題歌「ふるさと」の歌詞にある、♪︎♪︎けやきの梢と 「しじゅうから」 庭の陽だまり 水たまり♪︎♪︎くらいだが、雀と同じくらいの大きさで日本では人が…

中断中の独り言③・カムカムエヴリバデイ「ひなたの道で」など

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバデイ」が終わってしまった。 言うまでもなくラジオの英会話講座を軸にした母子3代をつなぐ物語で、ヒロインが上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんと3人もいる珍しいドラマだった。朝から気持ちが落ち込むような一部ス…

頑張れ!美祢(みね)線

コロナ禍で旅客を運ぶ航空、鉄道各社が苦境に有る。 日経新聞の記事ではJR西日本も例外でなく、常態化していた地方の赤字路線を近畿圏の在来線や新幹線で支える構図が崩れ、バス路線への転換など見直しが必至の状況にある。1km当たりの1日平均利用者数が2…

「北上夜曲」

戦前に岩手県出身の若い学生二人が作詞作曲し、戦後マヒナスターズ、小林旭、倍賞千恵子、ダークダックスなど色々な人が唄ってヒットした懐かしい歌が北の初恋を歌った「北上夜曲」で、ゆったり落ち着いた調べが記憶に残っている。 ♪︎♪︎ 匂い優(やさ)しい 白…

今週の歌壇、俳壇

◎今朝歩いていると大粒の雪が舞ってきてあわてて早く切り上げた。冬将軍の最後のあがきであればいいのだが。毎週1度日経新聞に掲載される、読者が投稿する中から選ばれた短歌の歌壇、俳句の俳壇は楽しみに必ず見るようにしている。 自分自身は短歌も俳句も…

「輝き続ける中島みゆき」

いつもの通り番組表をTV画面に写しながら録画したい番組がないか探していると民放BSで「輝き続ける中島みゆき」というタイトルが目にとまり録画して観ることになった。自分が思っていることとピッタリ来るようなタイトルで、中島みゆきファンとも云える以下…