2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

森鷗外「阿部一族」

7月17日のこの日記に森鷗外の作品集を書棚からさ捜し出して「舞姫」を読んだことを書いた。 その作品集が机の上に放ったらかしにしてあり折角なので仕舞う前にと思い代表作のひとつ「阿部一族」を読み始めた。この作品はもう半世紀以上も前になる中学校の…

日常・日乗あれこれ

① 昨日は免許切り換えで朝から警察署へ、事前に高齢者の運転講習を近くの教習所で受けて修了証を貰い、運転用のメガネを「眼鏡市場」に行って再調整、万全の用意をして行ったお蔭で短時間に終了した。今はコロナウイルスの関係だろうか、更新手続きもあらか…

「古代豪族の謎」

山口県周南市の中学同級生から〈古事記日本書紀から読み解く「古代豪族の謎」新人物文庫〉を贈って貰い読み始めた。 古代天皇家と密接に関わり歴史を形作ってきた古代豪族、物部氏、葛城氏、蘇我氏、吉備氏等10氏についてそれぞれの研究者がその実状に迫ろ…

ソフトボール金メダル

日本のソフトボールチームが金メダルを獲得した。 東京オリンピックは始まる前からコロナウイルスやその他でゴタゴタした印象だが、始まってみると日本選手の活躍を力をいれて応援したくなってくる。別けてもソフトボールは北京大会以来13年ぶりの競技開催…

「シルクロード~仏の道をゆく」と「ふりさけ見れば」

日経新聞で作家・安部龍太郎さんの新連載「ふりさけ見れば」が始まった。「天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山に出でし月かも」 多分阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の詠んだこの歌から来ている題名と思われるが最初の場面も阿倍仲麻呂が滞在する長安から始…

ガレー船とゲラ

日経新聞日曜版の文化蘭に掲載されている歌人で情報科学者でもある坂井修一氏のコラム〈うたごころは科学する〉に「ガレー船とゲラ」と題した面白いエッセイが載っている。 (処で念のために : ゲラとは大阪人の言う笑い上戸のゲラの事ではありません)最初に…

「シルクロード~仏の道をゆく」

安部龍太郎著「シルクロード~仏の道をゆく」潮出版社刊を読み終えた。 たまたま新聞に紹介記事が載っており近くの図書館に予約して借り出した。 日経新聞に連載されていた伊集院 静さんの「ミチクサ先生」の終わりが近付いた辺りで次の連載は安部龍太郎さん…

「ミチクサ先生」が終わった

日経新聞に連載されていた、作家・伊集院 静さんが夏目漱石を描いた「ミチクサ先生」が終わった。 いつも新聞の最終面に掲載されており、経済記事に頭を悩ました後で最後にこれを読んで頭を柔らかくしておく楽しみがあった。大体この時にはコーヒーと少しの…

長州の三白(さんぱく)とふるさと厚狭

一般的に長州と呼ばれる萩・毛利藩はよく知られているように関ヶ原の敗戦で中国地方120万石から周防・長門36万石に減封されて以来慢性的な財政赤字で長期に亘り苦しんでいた。その財政改革の成果を挙げた指導者が、毛利家第9代斉房(なりふさ)から第1…

本の感想を頂いた

山口県周南市在住の中学同級生の紹介で、私がこのブログから抜粋編集した自費出版本を送らせてもらったふるさと厚狭にゆかりのお二人から、同級生を介してわざわざ自筆の感想文を頂いた。それぞれ日の峰山、来島又兵衛、松嶽山、徳基学舎、百姓一揆等々の、…

女子ゴルフ若林舞衣子選手の優勝

少し前の事になるが18日の日曜日、女子ゴルフの試合に勝った若林舞衣子選手の活躍をTVで観戦し久し振りにワクワクした感動を味わった。若林選手は私の尊敬する岡本綾子さんに長く師事されていた記憶があり岡本門下らしいオーソドックスなスイングで物静か…

中立的に考えることの大切さ

今色々なマスコミから、タイ、インドネシアなど東南アジア諸国でコロナウイルスが猛威をふるっているとの情報が毎日のように聞こえてくる。私のタイ駐在時代にも一緒に勤務したことがある年下の元同僚が、現在リタイア後の第二の仕事でインドネシアに滞在中…

ふるさと厚狭の「ニッカ」

7月17日付けの日経新聞で、「株主レーダー2021」のコラムに2020年度日本株の外国人保有比率の変動が大きい企業ランキングが載っている。この内、外国人の保有比率が以前に比べて増加した割合の大きい企業の第一位が「日本化薬」で増え幅が13.8…

日常(日乗)3題

①今朝はスッキリとした梅雨明けの空で朝から蝉時雨のシャワー、歩きの途中ふと見上げると蝉の脱け殻、いよいよ夏本番を実感した。 こちらは我が家の庭で ②歩きから帰って朝の内にと思い畑仕事を頑張る。 ・キュウリも200本以上収穫し、だいぶ疲れて来てい…

森鴎外「舞姫」

山口県在住の同級生からのLINEで、自宅から車で40分で行ける津和野生まれの森鷗外の小説「舞姫」にチャレンジしたとの連絡を頂いた。 明治に生きた文豪森鷗外についてはこのブログ2020、6、19に「岡山みやげ高瀬舟ようかん」と題してその作品「高瀬…

ゴルフ予定表作成と振り返り

先日富田林のゴルフ場に行った折りに同伴メンバーから、「そろそろ次の予定表の作成を」と頼まれ、昨日朝、いつもの「歩き」から帰ると早速今年10月一杯迄の表を作り予定を入れて貰うようメールで送り出した。何時も4人の予定が入った時点でホームコース…

厚狭毛利家代官所日記⑦弘化4年③大井手の石堰工事

7月1日の続き私のふるさと山口県厚狭の町は日本昔話の定番・三年寝太郎伝説が残されておりその事については5月7日、9日、11日のふるさと厚狭寝太郎物語①②③などこのブログでも色々な機会に書いてきた。現在寝太郎堰(せき)と呼ばれている、厚狭川に作られた…

梅雨の合間のゴルフとカーラジオから

雨模様が続いてしばらくお預けだったコロナ対応ゴルフだったが、昨日は久しぶりにホームコースのいつもご一緒するメンバーに予約して貰い、南大阪、富田林(とんだばやし)のゴルフ場に出掛けてきた。行きの車中でラジオ放送を聞いていたが、いつものNHK第1放…

ふるさと厚狭・鴨神社と大内氏の伝説②

7月11日の続き私の生まれた土地は当時の呼び名では山口県厚狭郡山陽町厚狭鴨庄(かものしょう)であり、いわば鴨庄は厚狭の一部という理解だった。 この辺りの呼称の変遷を昭和36年3月発行の山陽町史資料篇上巻に所載の吉田宰判沿革一覧から順次見ていく…

孫のパソコンの応答速度の改善

近くに下宿している大学院生の孫から、授業や論文まとめなどに使うパソコンの応答が悪く、特にZoom、Excel、PowerPoint、等のソフトが使えないとの連絡があった。買い換えの必要が有るかなとも思い、パソコン関連に堪能な同級生に相談したところ、メモリーを…

ふるさと厚狭・鴨神社と大内氏の伝説①

先日定期で送って貰った「山口県地方史学会」の機関誌・第125号には6月20日実施予定でオンライン開催に変更された、研究大会のレジュメが同封されていた。それらを見ていくと山口市在住北川健氏の「琳聖太子母后伝説の後世運用と本来像」という題の、…

映画「カサブランカ」

NHKBSのプレミアムシネマで放映された1942年のアメリカ映画「カサブランカ」を録画して長い間放置していたが、この雨で活動が制約されるなかようやく観終えた。以前にもTVで一度この映画を観た記憶があるが、その時の印象は余り残っておらずただラストの…

「高齢者運転講習」に行ってきた

今年は運転免許の切り替え時期だなと思っていると、70歳以上の高齢者の切り替えは事前に講習を受ける必要があるとの通知が公安委員会から来て、通知に従い、予約のうえ、昨日近くのドライビングスクールへ行ってきた。自宅から2~3kmの距離なので歩こうと…

「おかえりモネ」と五常訓

連続TV小説「おかえりモネ」では、主役・清原果耶さん演じる永原百音が下宿する宮城県登米市の、夏木マリさん演じる新田サヤカ宅に掛けられている貞山政宗公遺訓(五常訓)が、時折ドラマのなかで顔を出す。物語のなかで新田サヤカは伊達の血をひくお姫様で、…

農作業と夏野菜の収穫中間集計

昨日朝いつもの「歩き」から帰ったあとで、明日は雨予報なので、今日こそと思い農作業を片付ける事にした。夏になると収穫や水やりのルーチンはともかく、ここぞの作業は暑さのせいで自分を叱咤して始める必要がある。 終わるとさすがに汗でびっしょり、シャ…

「山口県地方史研究」・大村益次郎

幕末長州藩内周防国(すおうのくに)鋳銭司(すぜんじ)村(現在山口市)の村医者の子として生まれた村田蔵六は豊後(ぶんご・大分県)日田の広瀬淡窓(ひろせたんそう)に漢学を学び、大阪に出て緒方洪庵の適塾で蘭学を学び塾頭、その後、宇和島藩主・伊達宗城(だて…

「おかえりモネ」とウッドショック

私の応援している清原果耶さんが主人公役を演じる連続TV小説「おかえりモネ」は現在宮城県登米市の森林組合で林業の仕事に目覚めている。 この番組で私自身の林業知識を底上げするなか、世間ではオイルショックならぬ「ウッドショック」なる言葉が出始めてい…

華僑(かきょう)あれこれ

著名人が自分の来し方を振り返る日経新聞の「私の履歴書」は現在タイ国の財閥・サハグループの会長ブンヤシット・チョクワッタナー氏が登場されている。 サハグループは私がタイに駐在していた20年以上前の頃から日用品を手広く扱うタイで有名な財閥の一つ…

「山カフェ」と楠(くすのき)・大木伝説

以前にも1度このブログに触れたことがあるが、登山好きな俳優・石丸謙二郎さんが進行役のマスターを担当する、NHKラジオ第1、土曜朝8時05分から始まる「石丸謙二郎の山カフェ」はアシスタント役アナウンサー・山本志保さんとのコンビも良く、当日聞けな…

映画「砂漠の鬼将軍」

第二次大戦を通じてドイツの軍人のなかで最も敵の連合国側に知られた軍人と言えば多くの人がロンメル将軍の名前を挙げるかもしれない。特にロンメル将軍の名前を不動のものとし、敵国イギリスのチャーチル首相も激賞した北アフリカ戦線での戦車を主体にした…