9月度句会

一昨日は住んでいる施設の俳句サークル9月度の例会があった。出席は7名と出句のみが1名で計8名の出句、加えてひとりの方が参加を検討されるとのことで3句を出された。 兼題は終戦記念日、敗戦忌など。 私はこのブログに書いたものを推敲したり新しく作…

「論考 日本中世史」

細川重男著「論考 日本中世史─武士たちの行動・武士たちの思想─」(株)文学通信 刊を読み終えた。 著者は鎌倉時代や室町時代を中心とする中世史研究家で著書も多いが、この本は著者自身が「はじめに」で「コラム本」と称しているように一般の歴史好きを対象…

映画「太陽の帝国」

NHK BS プレミアムで放送された1987年の米映画「太陽の帝国」を録画再生して観終えた。 監督が「E.T.」や「シンドラーのリスト」のスティーブン・スピルバーグで戦闘場面や集団場面などさすがと思わせるシーンが随所にある。 主人公の少年・ジムを演じる…

健康公園周辺の野鳥シリーズ⑮

7月16日のこのブログに載せた野鳥シリーズ⑭以降撮影出来た野鳥の写真を載せる。 と云っても、冬~春先にかけて健康公園に沢山居た野鳥は様変わりと云って良いほど見かけなくなった。留鳥(りゅうちょう)や漂鳥(ひょうちょう)は日本に居る筈だが子育て…

戦艦大和 パイロットたちの終戦

NHK BSで放送された1時間のドキュメンタリー番組「戦艦大和 パイロットたちの終戦」を録画していたがここにきて漸く観終わった。 この番組を録画したのは番組名にある戦艦大和と航空パイロットの繋がりが理解出来ず、その不思議さに釣られたもので番組を観…

「空海はいかにして空海となったか」

武内孝善(たけうちこうぜん)著「空海はいかにして空海となったか」角川選書刊を読み終えた。 著者は空海が開いた高野山にある高野山大学に勤務される教授で、空海伝や真言宗成立史を含む日本密教史の専門家とのことである。 日本仏教の父といわれる弘法大…

空旅中国・西太后の逃亡

NHKBS に「空旅中国」と云う番組があり、歴史上の事実と中国の地理を組み合わせ、空からのドローン映像を駆使し毎回のテーマに応じその地でのエピソードなどが語られる。 私はその時のテーマによって時折録画していて今まで「秦の始皇帝の国内巡行」や「留学…

「半藤一利の昭和史」/ムカゴ(零余子)

文藝春秋特別編集と銘打ったムック本「半藤一利の昭和史」文藝春秋刊 を読み終わった。 半藤一利さんは文藝春秋の編集者などを経て「歴史探偵」を自称された作家、戦史、歴史研究家で特に太平洋戦争を含む昭和史についての追求には定評が有り、2021年1…

鳶がクルリと輪を描いた

ここ1~2ヶ月くらい、ベランダから鳶が舞う姿を見る機会が増えて来た。その動きからどうやら住んでいる施設と垂水の市街との間にある森に巣が有るように見える。 あの輪を描いて舞う(帆翔)姿を見ると子供の頃を思い出し郷愁を誘われると共に、少々羨まし…

24年会

今年2月27日のこのブログにも触れたが、同じ施設に住む同年代男女7人でゆるい集まりの「24年会」を結成し、月1回のカラオケと2ヶ月に1回の食事会が続いている。 先週はこの集まりが重なったこともあり半年ぶりに近況を書かせて貰うことにした。 ①カ…

8月15日(終戦記念日)

今年・令和7年(2025)は戦後80年の節目の年とのことである。 住んでいる施設の入居者のおひとりから、部屋を整理していたら、戦後20年の節目の年になる昭和40年(1965)8月15日の朝日新聞が出てきたと連絡を貰い、図書室にあるその一部の…

「知られざる朝鮮戦争」

前川惠司(まえかわけいじ)著「知られざる朝鮮戦争ー日系米兵に捧げるレクイエム」公益財団法人・新聞通信調査会 刊 (2025年3月31日発行)を読み終えた。 著者はソウル特派員などを勤めた元新聞記者で退職後はフリー報道写真家や著述家として韓国関…

百年文庫No2「絆」

私が何時も利用させて貰っている神戸市立垂水図書館の文芸の棚の一角に「百年文庫」と名前のついた百冊の新書版のシリーズがある。 以前から気になっていて一度2~3冊をめくってみたことがあるが、100冊のひとつづつに漢字一字のキーワードが付けられ、…

映画「眼下の敵」

NHK BSのプレミアムシネマで放送された1957年の米、西独(当時はドイツ統一前)の合作映画「眼下の敵」原題「The Enemy Below 」を録画して観終わった。 第二次世界大戦の大西洋でのアメリカ海軍駆逐艦とドイツ海軍潜水艦、いわゆるUボートとの息詰まる…

8月度句会/芭蕉終焉の地

一昨日は住んで居る施設の8月度定例の句会で8名の出席であった。 私はブログに書いたものを推敲したり新しく作ったりして、今月の兼題「麦酒(ビール)」1句を含む以下の5句を出した。 ①泡溢る寸止め良しと麦酒注(つ)ぐ 兼題の麦酒だが、現在はどうし…

「チンギス・カンの駆けた道」

安田公男著「チンギス・カンの駆けた道」文芸社刊を読み終えた。 巻末のプロフィールを見ると著者は私より3歳年長で私と同じサラリーマン人生を送られ、その間もモンゴルやチンギス・カンに関心を持ち続け、更に定年後出来た時間でモンゴル研究に打ち込み、…

Dearにっぽん「長男は土俵に立つ~大相撲・大波三兄弟~」

NHK TVに、『日本各地の「いま」をひたむきに生きる人たちを見つめ、"大切なものを"あなたに届けるドキュメンタリー』と云うキャッチフレーズの「Dearにっぽん」と云う25分番組があり、毎週日曜朝録画しておき時間のある時順次観るようにしている。 今回は…

健康公園での玉虫・ヤマトタマムシとの出逢い

住んで居る施設の庭で玉虫の死骸が有ったと、掲示板にお知らせがあり、その現物も見せて貰った2~3日後、庭を歩いていると明らかに玉虫とおぼしき細長い虫が足元から飛び去った。 これは近くに生きているに違いないと思い心に留めていたところ、健康公園で…

「虚子点描(きょしてんびょう)」

矢島渚男(やじまなぎさお)著「虚子点描」紅書房刊 を読み終えた。 著者は2024年文化功労者に選ばれた俳人で、多くの著書や句集も出されているとのことだが俳句初心者の私にとっては初めての出会いである。 この本が対象にしている高浜虚子(たかはまき…

「なぜ継戦したのか」

相変わらず用事が無い限り施設の図書室で、新聞4紙(日経、毎日、産経、神戸)を読むことを心掛けている。 毎日新聞のオピニオン欄に歴史学者で政治学者でもある井上寿一(いのうえとしかず)氏が「歴史を政策に生かすような実用一点張りの文章」というキャ…

「ウクライナ動乱―ソ連解体から露ウ戦争まで」

松里公孝著「ウクライナ動乱」ちくま新書刊を読み終わった。新書版ながら500ページに及ぶ大著で、私はここ4~5日行きつ戻りつこの本と格闘した気がしてようやくたどり着いたことに正直ホッとしている。 著者はロシア帝国史やウクライナなど旧ソ連圏現代…

蝉の羽化観察会

昨年に続いて健康公園の蝉の羽化の観察をしようとのことで、昨日夜は施設のメンバー十数人と出掛けて来た。 脱け殻は多く見つかるものの、これから羽化をする幼虫はなかなか見つからなかったが、メンバーの方に目当てとは別の樹に見つけて貰い羽化の過程を写…

突撃!ストリートシェフ@ジャカルタ

NHKBS に「突撃!ストリートシェフ」と云う各国の屋台料理などを中心に紹介する番組があり、キャッチフレーズが「胃袋から世界を知り尽くすグルメドキュメンタリー」である。 興味ある都市の場合時折録画してみているが、今回は私も結構な期間お世話になった…

朝ドラ「あんぱん」ヤムおんちゃんが帰って来た

NHK 朝ドラ「あんぱん」を継続して観ているが、主人公・のぶの祖父・釜じいの葬儀の日に風来坊姿で元ぱん職人のヤムおんちゃんこと屋村草吉がのぶの実家・朝田家に現れた。 朝ドラ「あんぱん」については居なくなったヤムおんちゃんのことも含め6月6日のこ…

映像の世紀バタフライエフェクト 激動 アジアの隣人たち 台湾 130年の傷痕

NHKBSのドキュメンタリー番組・映像の世紀バタフライエフェクトに新しいシリーズ・激動アジアの隣人たちがスタートし、第一回目が韓国で度重なった戒厳令をテーマにした「戒厳令との闘い」であった。 今回は二回目で台湾が対象、「130年の傷痕」と題して…

健康公園周辺の野鳥シリーズ⑭

6月14日のこのブログ・健康公園の野鳥シリーズ⑬以降に撮れた写真を載せる。といっても本当に野鳥の姿を見かけなくなった。ずっと日本に居るはずの留鳥(りゅうちょう)や漂鳥(ひょうちょう)も目にしないが、夏の暑さや子育てで山間部へ移動しているのか…

幕末長州藩の諸隊・力士隊

専門外ながら「山口県地方史学会」に入会させて貰っているのでその機関誌最新の第133号が送られて来た。 研究論文や史料紹介など色々掲載されているなかで山口市在住の山崎一郎氏が執筆された研究論文・「幕末長州藩の諸隊力士隊と山分勝五郎」が目に止ま…

映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」

住んでいる施設の映画会で2012年公開の英、米、UAE(アラブ首長国連邦)の合作映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を鑑賞した。 原題は「The Best Exotic Marigold Hotel 」で、優雅なリゾート生活を安価に満喫出来るとの広告を信じてイギリス…

「両像・森鷗外」

松本清張著「両像・森鷗外」文藝春秋刊を読み終えた。 松本清張が作家活動に専念するきっかけになったのは森鷗外が小倉に師団軍医部長として赴任していた折の日記に題材を得た『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞してからである。 この本は森鷗外にこのよ…

つながらない新生活様式「だから僕はカフェに行く」

月刊誌・文藝春秋七月号にスペシャル企画と銘打って『つながらない新生活様式/「即レス」にウンザリなあなたへ「超多忙な16人」からのアドバイス』と云う記事が掲載されている。 先ず「即レス」と云う言葉からして馴染みがなく、手元の電子辞書で複数辞書…