2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

タイの解説書が出てきた①サバーイとサヌック

若いときから買い溜めた蔵書を全て処分しようと思い整理を始めている。 その頃は、本を積み上げると後でその処理に困るなど思いもしなかったが、人生も後半戦に入るとようやくその事に思いが至り、それからは本は出来るだけ図書館で借りるようにしたが、それ…

映画「最高の人生の見つけ方」

NHKBSプレミアムシネマで放送されたアメリカ映画「最高の人生の見つけ方」を録画して観終えた。 同じ題名の日本映画で吉永小百合さんと天海祐希さんが主演された作品は劇場で観たが結構面白く、もともとはこのアメリカ映画を翻案されたものらしい。大金持ち…

「後期日中戦争」

広中一成(ひろなかいっせい)著「後期日中戦争」角川新書 を読み終えた。 著者は中国近現代史、日中戦争史などの専門家であり内容を見ると事実を忠実に書こうという志向が感じられ左右どちらにも偏らず中立的であることがうかがえる。 この本の副題が「太平洋…

「2021年の秀作」

年の瀬が押し迫ってくると色々な一年間のまとめやランキングがマスコミをにぎわす。 自分では全く詠まないが毎週必ず目を通す、日経新聞の読者が投稿する俳句と短歌 「俳壇」「歌壇」でも「2021年の秀作」と題して「俳壇」2名、「歌壇」2名の選者がそ…

厚狭毛利家の学館・朝陽館

よく知られているように長州藩では藩校として享保4年(1719)萩城下に「明倫館」を開校した。 ここでは主に藩士を対象に、儒学書・兵書の講義と諸武芸の鍛練が行われた。藩内では萩の本藩のみでなく、支藩である長府、徳山、清末、岩国(領)でも藩校が独自…

「カムカムエヴリバデイ」ようやくホッとした

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバデイ」を録画して毎日観ている。 昨今のストーリーでは上白石萌音さん演じる安子の周辺では次から次へと戦争を挟んで不幸なことや悲しいことが起こり正直言ってもう勘弁してくれという感じだった。振り返り思い起こすと、 ・祖…

緒方洪庵とふるさと生まれ・青木周蔵との繋がり

一昨日のこのブログで触れた大阪大学適塾記念センター発行の機関誌「適塾・No54」を読み進めると、江戸時代後期に大阪北浜で蘭学の「適塾」を開いた緒方洪庵とふるさととの繋がりがあったことが書かれてあった適塾記念センターの尾崎真理氏が、現在「緒方…

「不良という矜持(きょうじ)」/打ち納めゴルフ

◎下重暁子(しもじゅうあきこ)著「不良という矜持」自由国民社刊を読み終えた。 近くの図書館に本を借りに行き、4冊までは思い通りに選び、最後の1冊をどれにするか考えていた時、人気本コーナーに置かれていたのが目に留まり衝動的に手に取ってしまっただ…

じゃがたらお春

戦前に由利あけみさんという歌手が唄われた「長崎物語」という懐かしい、綺麗なメロディーの歌があり、YouTubeを開けると、美空ひばり、春日八郎、青江三奈、藤圭子など多彩な人がカバーされている。♪︎♪︎赤い花なら 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 阿蘭陀(オラン…

長州藩士・村田清風(むらたせいふう)

住んでいる地域のゴルフ練習場が閉鎖されたため比較的近い大阪市の練習場に通うようになり、そこに来られている方々と知り合ったが、そのきっかけになったお一人が村田さんで私のブログを見て長州藩の村田蔵六(大村益次郎)のことを語られた。そこで大村益次…

映画「イミテーション・ゲーム /エニグマと天才数学者の秘密」

NHKBSで放送されたプレミアムシネマ「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を録画して観ることが出来た。原題はImitation Game(イミテーションゲーム)でこの映画の実在の主人公・アラン・チューニングが考えたとされる、 コンピューターと人…

ベルベル人

私が初めてベルベル人という言葉を聞いたのはアメリカ映画「風とライオン」を大阪市内確か道頓堀にあった劇場で観た時で、私は封切り映画として観た記憶があるので1976年のことである。余談ながらこの映画は私が観てきた映画のなかで10指には入ると思…

「五番街のマリーへ」

歌手・高橋真梨子さんが唄う、懐かしくて少ししんみりさせて、なおかつ少しおしゃれな感じもある「五番街のマリーへ」という歌がある。高橋真梨子さんの歌は歌声もメロディーも良いものがたくさんあると音痴のおじさんにも感じられるが、歌詞が比較的難しい…

久しぶりの中学校・大阪同窓会

昨日は本当に久しぶり、多分2年ぶりの同窓会で昼時に大阪北新地へ出掛けてきた。コロナのこともあり小ぢんまりとした集まり、ふるさとの中学校の卒業生で大阪周辺に住んでいるものが7人集合した。いつも思うのだが半世紀以上も時間が経過して、500km以…

ふるさと厚狭に遺された前方後円墳

近所の図書館へ行くとたまたま県史シリーズで「山口県の歴史 」山川出版社刊 が目に止まり借り出した。 この中の古墳時代の記事を参考にしながら、「宇部・小野田・美祢・厚狭の歴史」郷土出版社刊、「山陽町史」山陽町教育委員会発行、などを併せて厚狭の前…

ブリジストンのEV対応

一昨日のこのブログで自動車産業が直面する脱炭素~EV(電気自動車)化の動きについて書いた。この動きは自動車産業を下支えする部品メーカーも完成品メーカー以上に揺らしており、例えばエンジン関係の部品メーカーは仕事が無くなる事態に直面する。反面、世…

「鯨海酔侯(げいかいすいこう)」と「そうせい侯」

12月13日のこのブログで幕末の土佐藩主・山内容堂のことを研究した「山内容堂の軌跡」を読んだことに触れたが、この事に関して少し書き残したことを補っておきたい。私の生まれた長州(山口県)を統治した毛利藩では幕末有事に藩主の座にあったのは第13…

「EVシフトの衝撃」

NHKTVで放送されたNHKスペシャル「EVシフトの衝撃~岐路に立つ自動車大国・日本」を録画したままにしていたが昨日ようやく観ることが出来た。現在の日本経済、産業を牽引している第一は自動車産業であることは衆目の一致するところだが、ここに至るまで貿易…

「酔鯨(すいげい) 山内容堂(やまうちようどう)の軌跡 」

家近 良樹(いえちかよしき)著「酔鯨 山内容堂の軌跡」講談社現代新書 刊をようやく読み終えた。 500ページを超える大著で、休憩や用事を挟んだこともあり読み終えるまで5日間かかってしまった。 もう12月も半ばに近づいているのでほぼ間違いないと思う…

日常・日乗2題

◎最近真面目に通っているゴルフ打ち放し練習場で知り合った方3人と私とで場内の喫茶店でコーヒーブレーク中、その内のお一人が奄美大島出身で、ルーツは沖縄にあると話された。あまり沖縄出身の方と話す機会が無いこともあり、ついつい日頃感じていた本土と…

映画「誰(た)が為に鐘が鳴る」

NHKBSプレミアムシネマで放送された映画「誰が為に鐘は鳴る」を録画して観終えた。 「老人と海」などの作品があるノーベル文学賞作家 アーネスト・ヘミングウェイの原作で、アカデミー作品賞をはじめ主演男優賞にゲーリー・クーパー、主演女優賞がイングリッ…

カーナビゲーションの効用

またまた神戸への用事で、前回電車で出掛けたので今回は車でと思い、近畿自動車道~阪神高速東大阪線~大阪港線~神戸線~第二神明道路名谷ICのルートを選択してカーナビに入れ出発した。当初カーナビが伝えてくれた所要時間は約80分、充分約束の時間に到…

ふるさと厚狭にあった軍事施設

ふるさと厚狭の歴史について色々書いてきたものの、戦中のことには未だ触れた事がなく、12月8日の開戦日が巡って来たこともあり少し書かせて貰う事にした。私は戦後の生まれなのでもちろん戦中の記憶など全く無いし戦後の子供時代も軍の関係を見聞きした…

12月8日・太平洋戦争の開戦

毎年12月8日近くになると太平洋戦争の開戦に関する報道が新聞、TV.、雑誌を問わず一気に増えてくる。 基本的に歴史が好きな私だが歴史の事象に関する年代や月日は、調べれば分かることなので記憶しないことに決めているが、太平洋戦争の開戦日だけは記憶…

ハンディキャップとゴルファーの不思議

このブログを見て貰っている方から聞かれたこともあり以下を書いておくことにした。ゴルフをしている人には周知の事だが、アマチュアの競技や、みんなが集まって楽しむコンペと呼んでるゲームでは成績のいい人が優勝したり上位にくるとは限らないようになっ…

「カムカムエヴリバデイ」②

NHKの連続TV小説「カムカムエヴリバデイ」は11月8日のこのブログに書いたように、英語講座の冒頭流れる「Come come everybody」の曲がなぜか自分の記憶の隅に残っている縁もあり、毎日録画して夕方ストレッチを終えて必ず観るように習慣化している。それ…

「教養としての地政学入門」

出口治明著「教養としての地政学入門」日経BP社刊 を読み終えた。 著者はライフネット生命保険の創業者で現在立命館アジア太平洋大学の学長でその傍ら世界史、宗教、哲学などの分野で教養を切り口に色々な本を出されたり雑誌に寄稿されている。 著者の略歴に…

兵庫(ひょうご)と神戸(こうべ)

用事が出来て兵庫県神戸市の垂水(たるみ)まで出掛けてきた。本来なら車で行くのだが約束の時間が通勤等と重なり渋滞に巻き込まれる事から電車で行くことにした。最近開通したJRおおさか東線、地下鉄東西線経由で尼崎まで出て、そのままJR神戸線で垂水駅へと…

映画「汚名」

NHKBSプレミアムシネマで放送されたアルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画「汚名」を録画してようやく見終わった。冒頭出てきた原題が「Notorious」で通常「悪名高い・評判の悪い」と訳されるが確かにこの映画の場合は「汚名」の方がしっくり来る…

「六波羅探題(ろくはらたんだい)」

森 幸夫著「六波羅探題ー京を治めた北条一門」吉川弘文館 歴史文化ライブラリー#535を読み終えた。 11月19日このブログで「鎌倉殿と執権北条氏」を書いてその最終章が、東の武士団が日本史上初めて京や西国を圧倒した「承久の乱(じょうきゅうのらん)…