蔵書の始末①タイの解説書が出てきた・サバーイとサヌック

あることから若いときに買い溜めた蔵書を処分しようと思い整理を始めている。
その頃は本を積み上げると後でその処理に困るなど思いもしなかったが、人生も後半戦に入るとようやくその事に思いが至り、それからは本は出来るだけ図書館で借りるようにしたが、それまでのものが結構膨大で難儀している。

その中でタイ駐在時代に現地で読むために購入し帰国時に持ち帰った文庫本等多数が段ボールに入れて押し入れに収納してありその整理を始めたところ、当時タイ国の民情、歴史、文化、言葉などを勉強するため手元に置いていた本の内、3冊が出てきた。
・「タイ国理解のキーワード」阿部利夫著 勁草書房
・「タイ・変貌する白象の国」安田靖著 中公新書
・「面白く学ぶタイ語」小林豊編 小林(株)刊

当時とかなり状況は変化しているが、懐かしくしばし手を休めて読みふけってしまった。
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この3冊の本に共通する事のひとつがタイの言葉を色々な角度から説明している点にあり、せっかくの機会なのでこの内タイの人々を象徴するような言葉を説明したい。
尚真っ先に挙げたい言葉「マイペンライ」は2020年6月6日のこのブログに既に書いている。

『サバーイ』と『サヌック』

タイの人々の根底にあるのは日本人以上に目の前の生活を楽しもうという楽観的な気質であり、その風土が多分に関係しているように見えた。

日常の挨拶のひとつに「サバーイ・デイー・ルー」快適ですか?、ご機嫌いかがですか?、調子はいいですか?
と言った調子で使う。
サバーイは快適と訳されるが、自分が快適な状態にあるときなど「サバーイ・サバーイ」と重ねて自分から周りに言う。

色々な活動場面で「サヌック・マイ」と聞かれる。楽しいですか?面白いですか?と言った調子で使う。
サヌックは楽しい、面白いと訳されるが例え仕事であっても同様で日本人が仕事は苦しいのが当たり前と考えると違和感を覚えることがある。

タイで感じたのは日本や他の国と比較すると生活のなかで2つの大きな安心感があるということである。
・例え屋外で暮らしても寒さで凍死したり健康を損ねる事がない。
・「田に稲あり水に魚あり」というタイを表す言葉の通り生活水準は別にして飢えて死ぬ事はない。

私の個人的な見解なのだが、こういった環境のなかで楽観的に目の前の事を「快適に」「楽しむ」ということが大きな価値観を持つようになったのではないだろうか。
それにしても懐かしい。

◎最近歩いているとあちこちで葉牡丹を見かけるようになりその内の幾つか撮らせてもらった。
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◎今年一年有り難うございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。