2019-01-01から1年間の記事一覧

夜ふけのなわとび

作家の林真理子さんと言えば大河ドラマ「西郷どん」の原作で一躍名をあげたが、その林さんが週刊文春に「夜ふけのなわとび」と言うコラムでエッセイを連載されている。林さんの作品にはあまり縁がないのだがこのコラムは珈琲店で時々読んでいる。内容はタレント…

長州・長門国と防州・周防国

先日NHKBSの番組「新日本風土記」で山口県庁のある山口市をテーマにしていたがその冒頭、アナウンサーが「ここは長州山口」と紹介した。山口市は周防国の領域であり「防州山口」が正しくNHKでもそうかと思いこの日記に書くつもりになった。私の生まれた山口県は律…

昔ながらの餅つき風景

今日は日曜日でおまけに年末休みなので何時ものコメダ珈琲店は大混雑が予測され、別コースを周り帰宅してコーヒーを飲むつもりで「歩き」 に出掛けてきた。 お蔭で最近珍しい臼と杵で餅をつく懐かしい風景に出会った。 我が家から比較的近いこともありお願いし…

忘年会スルー

最近「忘年会スルー」と言う言葉が巷で取り沙汰されているらしい。特に若い人の間ではかなり深刻に宴会を敬遠する空気があるとの事が色々なメディアに出ている。この言葉でつい自分の現役時代を思い出してしまったが私も兎に角、多数の人が集まる宴会と名の付…

周南市「漢陽寺」名前の由来

山口県周南市に漢陽寺という禅の大寺があり同窓生が檀家とのことで以前に頼まれて少し調べたところ臨済宗南禅寺派の寺院で、元々応安7年(1374)周防大内氏の祈願所として建立され、その開基には大内氏の中興の祖とも言うべき大内盛見が関わっているこ…

神農さんとフーテンの寅さん

史跡・適塾のすぐ近くにある薬の町、大阪市中央区道修町(どしょうまち)に薬祖神・少名彦名命(すくなひこなのみこと)を祀る神社で大小の薬品会社が氏子になっている少彦名神社がビルの谷間に鎮座している。 この神社は別名「神農さん」と言う「通り名」の方が…

厚狭毛利家⑪四境戦争と強義隊結成

慶応元年(1865)長州藩は急進討幕をも視野に入れた政府員の交代、藩論統一がなされ同時に武器の刷新を含む洋式軍制改革が桂小五郎(木戸孝允)村田蔵六(大村益次郎)等の主導で進められ。これを見た幕府は11月第二次征長令を発し諸藩を再動員した。…

フィンランド34歳の女性首相

フィンランドの印象は私にとって ・北欧の小国で社会保障の行き届いた国 ・祖先が大海賊バイキング ・ロシア、スエーデンなど大国に囲まれ生き抜いてきた歴史 ・フィヨルドなどの素晴らしい景観 と言ったところだが、このフィンランドで34歳の女性首相が誕…

夜郎自大(やろうじだい)

野郎でなく夜郎と言うと、映画にもなっている私の好きなコミック「深夜食堂」の原作者安倍夜郎さんを想い浮かべるが、「夜郎自大」という言葉を初めて知ったのは作家司馬遼太郎さんが旧日本軍部を非難して例えたのを読んだ時の様な気がする。司馬遷が書いた中国…

「男はつらいよ」佐藤蛾次郎さん

今年は映画「男はつらいよ」が始まって50周年で、亡き渥美清さんをどうやって撮るのか知らないがシリーズ50作目の新作もお正月映画として封切られるらしい。「男はつらいよ」にいつも登場して寅さんの子分格になる帝釈天の寺男・源公の役を演じていたのが佐…

堺・泉ヶ丘のゴルフと古墳の高さ

今日は今年最後のゴルフで上手く締めたいものだと思いながらホームコースへ出掛けたものの、今年のワースト3のスコアを出してしまった。午前47午後50トータル97。 シャンク、OB、ダフり、トップボールとあらゆるミスのオンパレードで帰りの車中は自己…

厚狭毛利家⑩諸隊追討総奉行就任と失脚

元治元年(1864)7月 禁門の変で御所に攻め掛けた長州藩は朝敵となり幕府は第一次征長令を発し諸大名を動員した。 折しも8月、前年5月下関で攘夷の為砲撃された4ヶ国(米、仏、英、蘭)艦隊が報復の為下関に来襲、長州藩は大敗し攘夷実行の無謀さを…

星宿海

NHKBSの再放送番組で「黄河源流への旅・星宿海」を録画で見た。中国黄河の源流を訪ねて行くドキュメンタリーで最後が青海省の高地にある星宿海である。高地に無数の湖沼が集まる云わば日本の尾瀬ヶ原の超拡大版のような素晴らしい景観が広がる。以前はここが黄…

同窓会新旧写真で感じること

中学校の古稀同窓会が終わり2ヶ月近くになるが、幹事から全員の記念写真と同じ配列で中学卒業時の顔写真を編集したものが届いた。友人が作成したもので、事前に画像データで貰っていてそのときは現在と中学時とを比較してみる事はあまりなかったが今回は両…

水素エネルギーへの期待

地球温暖化防止対策でエネルギーの転換を求める声がニュースにならない日はないが、太陽光発電や風力発電などについては 実用面や技術面で懐疑的に思っている。現時点で個人的に一番期待しているのは水素エネルギーなのだが、小規模のものではすでに大阪ガス…

がんばれスピードスケート小平奈緒選手

ウインタースポーツのシーズンだが、スピードスケートWカップ長野大会500m競技で一回目小平奈緒選手の優勝(2回目は3位)を見ることが出来嬉しい。今までの総合点でも500mは首位をキープしている。シーズン序盤不調のニュースもあっただけに本来の調…

来嶋又兵衛番外編・ふるさと厚狭の「禁門の変」

長州藩士来嶋又兵衛が禁門の変で討ち死にする迄を書いてきたが、この戦いで同様に亡くなった厚狭出身の藩士が居ることが、古本屋経由で入手した昭和45年山陽町教育委員会発行の「山陽史話」に載っている。岡崎熊吉がその人であるが、10歳で父をなくし20…

Theyは単数形?

中学校の英語授業でTheyは複数の人を指す代名詞と教わったがどうもその常識が、今や常識ではなくなりつつあるらしい。性別にとらわれない考えや多様性を受入れるなかで「he」「she」に換えてtheyを単数形で使う動きが広がっており、今年米国辞書大手が単数使用が…

冬鳥・真鴨集団に遭遇

今日の「歩き」コースは時間がなかったこともありメインのコメダ珈琲店コースを止めてサブの平野川沿いのコースにしたところ冬の訪れを身近に感じる真鴨の集団に出会った。 3羽の先頭集団 4羽のグループ 5羽のグループ(スマホでの写真撮影は全く慣れておら…

プラスチックごみ対策「Loopループ」

海洋プラスチックごみによる汚染や生態系への影響が、色々な場面で語られているがこれに対応した「Loop」と呼ばれる新たなビジネスモデルが世界で動き出しているらしい。米のP&G、ペプシコ、スイスのネスレ、日本でもグリコやサントリー等の世界大手日用品、食…

JAモニターで難波ネギの収穫体験

昨日は午後から、委嘱されているJA准組合員モニターの行事で特産の難波ネギ収穫体験と支店店舗の見学で松原市へ。事前学習で教わった事だが 大阪府に「なにわの伝統野菜認証制度」があり100年位前から大阪で栽培されて来たもので苗種子の来歴が明らかなもの…

長州藩士来嶋又兵衛③禁門の変・又兵衛奮戦

〈12月5日の続き〉元治元年(1864)長州勢約2000人は、6月21日以降順次船で大阪へ着きそこから京都へ侵入する要地、嵯峨、伏見、山崎に分駐して朝廷に請願を行った。然し朝儀は孝明天皇の意を受け一橋慶喜に対応を一任、慶喜は諸藩の兵約7万を動員…

ナンプラー・ナムプラー

サンマルクカフェで読んだ雑誌クロワッサンに、「うまみぎっしり鰹の生節をナムプラー風味のソテーに」という記事が載っていた。記事其の物は鰹生節とまいたけを料理したもので保存食にも活用出来るらしい。私の興味は料理より、タイで最もポピュラーな調味料…

カラオケチャレンジ中島みゆきさん「時代」

来年2月始めに中学の関西地区同窓例会を開くとの連絡があった、この同窓会は食事の後がカラオケの決まりでこの際、沈滞気味の我がカラオケに活を入れるべく、今まで一度も唄った事の無い歌一曲をノルマにしようと考えた。YouTubeを見ていくとこれでもかと無…

好きなことが君を励まし続ける②

10月12日のこの日記に生物学者福岡伸一さんが、自身の文章の一節「好きなことが君を励まし続ける」を読んだ少年が、それを心の支えとして自分の居場所を見つけたことを知り、胸が熱くなった事を書いておられるのを紹介したが、昨日夜、全く偶然にもこの少…

俳優菅原文太さん「仁義なき戦い」

NHKBS放送の「プレミアムカフェ」は以前放送して反響の大きかった番組を再放送する時間だが、時々番組表を見ながら面白そうなのをピックアップ録画して観ている。最近立て続けに菅原文太さんが出演された番組を観たのだが2005年初回放送「菅原文太長靴の旅・も…

長州藩士来嶋又兵衛②池田屋事変・禁門の変前夜

〈11月30日の続き〉 遊撃隊の編成命令を受けた来嶋又兵衛は藩内に檄を飛ばし有為の靑壮年を山口に集めたが、職業別に隊伍を分け、郷勇隊、力士隊、神祇隊、狙撃隊等とし隊員が750名を越えた時点で、許しを得て遊撃軍と呼称、総督来嶋又兵衛として山口から…

兼高かおる世界の旅

兼高かおるという名前に思い当たる人はある程度の年齢以上の人だろう。1928年生まれで今年1月に死去された。 1959年から1990年迄長きに亘ってTV番組「兼高かおる世界の旅」の制作と出演をこなし取材で訪れた国は150ヵ国に及んだらしい。私の小学校4年生の時に…

地域ゴルフコンペ・金物の町三木市

昨日は、地域で149回(年4回)続くゴルフコンペで兵庫県三木市のゴルフ場ヘ。降水確率予報は60%以上で雨覚悟の重装備で出掛けたがプレー中にパラパラ程度で今回も天気の神様が味方になった。然しゴルフの神様は、全く微笑まず、49、46、トータル9…

心沈むふるさとの三景

今年、用事と同窓会で2度帰省したが、途上で見た今でも気になる景色がある。その一つJR徳山駅近くの海側に広がる、出光興産、日本ゼオン等の石油化学コンビナートの設備外観の老朽化である。 遠くからでもはっきりと赤い錆が至るところに見られる。もちろん…