忘年会スルー

最近「忘年会スルー」と言う言葉が巷で取り沙汰されているらしい。特に若い人の間ではかなり深刻に宴会を敬遠する空気があるとの事が色々なメディアに出ている。

この言葉でつい自分の現役時代を思い出してしまったが私も兎に角、多数の人が集まる宴会と名の付く場に出るのが嫌で、そんな機会が有りそうになると、どうやってスルーする口実を探そうか悩んだもので、今でも昔の仕事関係の集まりの場合2~3人迄の集まりは好きなのだが大人数の会には正直出たくない気がする。

私の場合を自己分析すると
・ほどほどの方なので酒を勧められても断るのに苦労する。
・人見知りで、余り親しくない周りの人との世間話が苦手。
・縦の人間関係が目につき、見ただけで嫌気が差す。
等があげられると思うが以前はそれこそカラオケも唄ったことがなく、どうしても唄わないと逃げられない場が予測された時点で、都はるみさんの「大阪しぐれ」を必死に練習して事なきを得た。従って都はるみさんにはお世話になった恩義がある。

周りを見渡すと居酒屋で隣り合った見知らぬ人と会話が出来る「酒場放浪記」の吉田類さんもどきの人が居てビックリしてしまうが、私などには全く不可解な能力でこの差はどこから来るのか不思議でしょうがない。
こういう人はきっと「忘年会スルー」とは無縁の筈で「忘年会スキー」なのだろう。