2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

本が取り持つ「縁」

自費出版した本を山口県在住の中学校同級生の一人に送ったところ、同級生の友人の方も歴史に興味があるとの事で同級生を介して一部送らせてもらった。その後いろいろとやり取りして行くなかで、その友人の方は現在、私のふるさと山口県厚狭それも私の生家が…

久しぶりのコメダ珈琲店と関口宏さん

昨日はコロナで長い間ご無沙汰していた「コメダ珈琲店」に何ヵ月かぶりに行き、懐かしいモーニングセット(ブレンドコーヒー・おぐらあんトースト)を味わって来た。以前のとおり新聞一紙と週刊誌一冊を読んで来たが、その週刊文春には毎号エッセイストの阿川…

「金持ち父さん貧乏父さん」

日本人の一般的な通念からすると少し刺激的な表題の本を、通学のため下宿中の孫の机で見つけ、どうしたのか尋ねると友達から借りてきたとの事だった。「アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」という副題が付いたこの本、ロバートキヨサキ著、白根美保…

久しぶりの歯医者と花粉症

コロナウイルス騒ぎもあって、長い間歯のクリーニングと点検をサボってきた。 やはり自分でも時折歯の違和感を感じることがあり、先週から嫌々ながら重い腰を上げ、かかりつけの歯医者さんに出掛けてきた。クリーニング作業が終わると、長い間見ていないから…

「日本一静かで笑顔あふれるカフェ」

NHKTVのドキュメント番組「目撃にっぽん」は時折驚くような事を掘り下げたり、深く考えさせられるテーマが出てきたりして、注目番組として頭の中に入れている。今回の題は「日本一静かで笑顔あふれるカフェ」で、てっきり私も好きな「山や森で営むコーヒショ…

「沖縄の歴史Q&A」

今から半世紀以上さかのぼる私の義務教育時代の社会科では、[江戸時代は長崎・出島を唯一の例外として厳格な鎖国体制にあった]と教わった。然し最近の日本史研究では、この時代「四つの口」と呼ばれる対外的な窓口が開かれていたというのが定説になってお…

厚狭小学校ゆかりの東明寺について

私は昭和37年(1962)の山口県山陽町(現山陽小野田市)立厚狭小学校の卒業生で、この懐かしい小学校は敷地を新幹線が通ることになり昭和46年旧地より北の厚狭川東岸に移転して現在に至っている。この旧小学校の由来は2020、8、15、のこの日記「…

大坂なおみ②全豪オープン優勝に思う

テニス大坂なおみ選手が、4大大会の一つ全豪オープンの決勝で、米国ジェニファー・ブレイデイ選手を2ー0で破り優勝した。この大会は幸いにもNHKがTV中継しており、LIVEや録画を使って大坂選手の試合は全試合見ることが出来た。 何故かこの大会は大坂選手が…

日本外交の祖・陸奥宗光との縁

私の本を送ったなかでいろいろと反響を頂いたが、同級生の一人から手紙とメールを貰い、その中に、母方が紀州の出自で陸奥宗光(むつむねみつ)と縁があったと書かれてあった。 (陸奥宗光は日本外交の基礎を築いたとも言える人物で外務省にその像が立つ)文中…

パソコントラブル

家内のパソコンがWiFiと接続できなくなってしまい、トラブルシューティングの役目がこちらに廻ってきた。 私や孫のPCやスマートフォンは問題なくWiFiに接続できており、電波の関係ではないことを前提に悪戦苦闘し始めた。機器をリセットしても効果なく、肝心…

二代目コロンビアローズ・智恵子抄

コロンビアレコードは音楽の主役がレコードだった時代には、ビクターと並ぶ2大ブランドだった気がする。 その会社を代表する女性歌手にコロンビアローズと名が付いた人が初代から3代まで居られたらしい。初代と3代目はほとんど知らないが、中高校生の頃始…

菜の花との出会い

最近本物の菜の花が咲いているのを見ることは、全くなかったように思うが、今年は歩いている最中に珍しく少しの菜の花が畑に咲いているのを見つけた。 多分この量からすると「おひたし」などの食用にされるのだろう。 子供の頃、菜の花と言えば米作りの終わ…

ミチクサ先生・子規との最後の別れ

日経新聞に作家・伊集院静さんが連載中の「ミチクサ先生」は前にも書いたように夏目漱石が主人公だが、実際に親友であった正岡子規との交遊がとても興味深く描かれる。司馬遼太郎さんは「坂の上の雲」で正岡子規と秋山好古、真之兄弟の同郷(伊予松山)の関係…

ふるさと厚狭・松嶽山と美祢・南原寺

山口県在住の中学校同級生に私の本を送ったところ、同級生の友人も歴史が好きで本を読みたいと言われているとの手紙を貰い、喜んで別の一冊を送った。その友人の方は美祢出身で、美祢市伊佐地区にある真言宗南原寺(なんばらじ)が好きで何度も行かれているら…

中国銀河鉄道の旅②餃子の話

2019年8月18日のこの日記に、上海に駐在していた際の餃子の想い出等を書いたが、沢野ひとしさんの中国旅行記「中国銀河鉄道の旅」にも餃子の話が出てくる。昨日のこの日記にも触れた、本の筆者の女友達「キタキツネ」のふるさと、中国黒竜江省竜江を…

「中国銀河鉄道の旅」と映画「初恋の来た道」

この本の筆者沢野ひとしさんはイラストレーターで、特に中国に思い入れが深いらしく、中国各地を訪れたエッセイを色々書かれている。 「中国銀河鉄道の旅」もその例に漏れず、北はハイラルから南はマカオまで各地の旅エッセイである。 基本は一人旅のようだ…

ミチクサ先生・夏目漱石の俳句

日本経済新聞の最終面に作家・伊集院静さんの連載小説「ミチクサ先生」が載っており、毎日の経済やお金のニュースの終わりに、ホッと一息つける構成になっており、私も楽しみにしている。普段からいろいろな道草が好きで、小説「道草」も書いた夏目漱石が主…

天下分け目・関ヶ原合戦の毛利家⑦最終回

毛利家が一発の鉄砲も撃てないまま、中国8ヶ国120万石から周防、長門2ヶ国36万石に押し込められた関ヶ原合戦の経過を書いてきたが、ここまできて私なりにその敗戦の要因を整理し直すと。1、まず当時の毛利家、当主輝元を始め一族に、近い将来への共…

ラジオ・山カフェと酒場詩人・吉田類さん

以前にもこの日記で触れたことがあるが、NHK・R1の土曜日朝8時05分からの登山に関するあれこれが出てくる番組「石丸謙二郎の山カフェ」は俳優の石丸さんとアナウンサー・山本志穂さんが司会進行役を努める番組で、私は当日聞けないときにはアプリの「聞き…

新聞の投稿短歌に共感

日本経済新聞の詩歌教養欄に週1回のペースで掲載される読者が応募する「歌壇」と「俳壇」があり時折本当に共感するような短歌や俳句に出会う事があり、必ず目を通すのを習慣にしている。今週歌壇の方に共感する歌が2首掲載されていた。私は短歌も俳句も専…

リタイア後の漁師暮らし

本業をリタイアしてもう10年近くになろうとしている。 だんだんその暮らしも定着し、稼業を少しと、後は頭(読書、このブログ等)と身体(歩き、ゴルフ、野菜作り等)が劣化しないように毎日のリズムの維持に努めている。中学の同級生の一人に私の本を送ったと…

天下分け目・関ヶ原合戦の毛利家⑥2度の敗け

慶長5年(1600)9月15日関ヶ原の戦いは東軍勝利に終わり、以後概ね次のような経過をたどり、敗戦後の毛利家領国が確定していく。1、西軍に属した毛利勢主力は一度も交戦しないまま大阪城にいる当主・輝元のもとに帰着する。2、輝元は四国、九州など…

うなぎ籠(かご)と厚狭川の想い出

畑で使用する用品を、通販・アウトドアのカテゴリーで見てみようと色々当たっていくなかで、たまたま「うなぎかご」「うなぎ筒」という商品が目に留まり釘付けになってしまった。黒く着色した丸い筒状のもので直径が10~15cmくらい、長さが約70cm~1m…

厚狭毛利家⑲初代元康の足跡②

1月31日のこの日記に続く2回目で「関ヶ原ー天下分け目と毛利氏の戦い」展示図録をひもとく。この日記に何度か触れたように毛利家3代目輝元には当初、子がなく、叔父吉川元春、小早川隆景等の承認のもとに、叔父元清の子秀元を後継者含みで養子にした。…

御城之口餅(おしろのくちもち)と豊臣秀長

奈良県大和郡山市にお住まいの、現役時代お世話になった会社の先輩から、奈良県最古のお菓子屋が作る、「御城之口餅(おしろのくちもち)」という餅菓子を頂いた。 同封のパンフレットに書かれてある由来を読むと、400年以上前、豊臣秀長が大和郡山に入部(…

本の反響で嬉しかった事②読書のことなど

自費出版した私の本「厚狭吉亭日乗」を手渡したり郵送で少しずつ配っているのだが、ここ数日で現役時代勤務した会社の先輩お二人から相次ぎメールで嬉しい感想が届いた。お一人は、私が新入社員で配属された品質管理部門の先輩で新人時代から約10年くらい…

ドレミの歌・平原綾香さん

昨日朝、用事で自宅から車で出掛けると、カーラジオからミュージカル女優・ジュリー・アンドリュースが歌う(と思った)あの映画「サウンドオブミュージック」の日本語の「ドレミの歌」が流れてきた。カーラジオは大抵NHK AMの第一放送にセットしており、「ら…

天下分け目・関ヶ原合戦の毛利家⑤

1月29日の続き慶長5年(1600)9月15日、関ヶ原盆地の西方にあらかじめ陣を敷いた石田三成等の西軍に対して、東軍主力の福島正則を先鋒とする豊臣系諸大名や徳川家康の部隊が、南宮山麓に陣を敷いた毛利軍の前面を東から進軍、関ヶ原に入った。 この…