大坂なおみ②全豪オープン優勝に思う

テニス大坂なおみ選手が、4大大会の一つ全豪オープンの決勝で、米国ジェニファー・ブレイデイ選手を2ー0で破り優勝した。

この大会は幸いにもNHKがTV中継しており、LIVEや録画を使って大坂選手の試合は全試合見ることが出来た。
何故かこの大会は大坂選手が優勝するのではという感じが当初からあったが、4回戦のスペイン G・ムグルサ選手との試合は接戦で、正直に言うと途中で負けたと思った。

一回戦から決勝まですべての試合が2ー0のストレート勝ちだったが、この4回戦だけは6ー4、4ー6、で第三セットにもつれ込んだ。

その第三セット、ゲームカウント3ー5で迎えた第9ゲーム、そこで15ー40と後がないところまで追い詰められた。そこから驚異の粘りと追い込みで4ゲームを連続で取りゲームカウント7ー5で逆転勝利した。

この試合の終わった直後の大坂選手の笑顔は記憶に残るほどの晴々としたもので自身にもよほどの達成感が有ったものと感じられた。
私も途中数回負けたと思う瞬間があって不明を恥じたが、終わった後ではこの大会で大坂選手は必ず優勝するだろうと確信に近いものを感じた。

優勝が決まった後、解説者の一人が「心技体がバランス良く充実しておりまだまだ伸びる、大坂なおみ時代が来る」
と言っていたが、日本人でテニスの世界の頂点に立つ人材がそこに居るという事実に感動してしまう。

以前の大坂選手は劣勢になるとラケットを床に叩き付けたり、感情のコントロールが出来ていないように見受けられたが、あの4回戦での逆転勝ちシーンを思い返すと、ほぼこの課題を克服しているように感じられ、一層の安定感に繋がっている。

大坂なおみ選手は全米オープンの折りに黒人の暴行死問題に抗議するアッピールが世界の共感を集めた。
優勝後のインタビューでは日本語で、「こんにちはみなさん、勝ったよ!ありがとうございました」と言ってくれていた。
またセレモニーの後ファンの一人一人に丁寧にサインをサービスする姿も印象的であった。
これらの日本人キャラクターとしての世界へ向けた発信力が、現在の日本にとって貴重な助けになっている事は間違いない。

私の住む大阪と大坂選手は、ローマ字つづりは一緒でOSAKAである。この際地域の国際発信に協力をお願いしてはどうだろうか。

◎昨日は春に近い日差しの中、ホームコースでコロナ対応ゴルフ、スコアーは少し不満が残る48、47、計95。
クラブハウスから見る金剛山
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コースから大阪市内方向
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コース内梅が咲いてきた
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