2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中断中の独り言・俳句②

🔘相変わらず居室にて三句、今朝は庭を一周。 痛む日は普段と違う野菊かな 処暑なれば新聞三紙較べ読む 靹の津は潮見の湊月を待つ 🔘昨日は月の綺麗な夜で十三夜の月とほぼ同じ形をしていた。スマホでは夜景を撮るのが難しい。

中断中の独り言・俳句

🔘居室にて三句、 秋灯火魔女の一撃炸裂す 故郷に埋もれる史あり柿の村 鳴く声は播磨訛りの法師蝉

お知らせ

いつもブログを見ていただきありがとうございます。 申し訳ありませんが都合によりしばらく休みます。再開する折りはまた宜しくお願い致します。

「明治国家をつくった人びと」

瀧井一博著「明治国家をつくった人びと」講談社現代新書 刊を読み終えた。 幕末から明治にかけて西洋の文物を導入して、それを制度化することによって自立し、国際社会の一員になることは当時の国家的願望であり、藩閥政府、在野の民権指導者達の共有すると…

映画「ベルファスト」

施設の映画会で上映された2021年のイギリス映画「ベルファスト」を観せて貰った。映画会と云っても観客は私一人でシアターの貸し切り状態だったのだが。 日本では2022年に公開されたようで同年のアカデミー賞脚本賞を受賞している。脚本は監督と共に…

「科学者の俳句」

NHKEテレに週一回のペースで「NHK俳句」という番組が放送され私のような初心者も含めて対象とする番組なので定期的に視聴して、そのテキストも垂水に用事で出るついでを利用して月毎に購入し始めている。 そのテキスト8月号では特集として「先生の俳句・…

「家康はなぜ乱世の覇者となれたのか」

安部龍太郎著「家康はなぜ乱世の覇者となれたのか/世界史の視点から読み解く戦国時代」NHK出版 刊を読み終えた。 小説家・安部龍太郎さんは安土桃山時代の画家・長谷川等伯を描いた「等伯」や、遣唐使の時代を紐解いた「ふりさけ見れば」などの作品で当代き…

「時をめぐる絶景旅 Jポップ作詞家が行く絶景おくのほそ道」

「時をめぐる絶景旅 Jポップ作詞家が行く絶景おくのほそ道」というNHKBSプレミアムで放送された番組を「おくのほそ道」という題に牽かれて録画して観終えた。 このJポップ作詞家というのが児玉雨子(あめこ)という女性でJポップの歌手やグループに沢山の詞を…

中山忠光の暗殺事件

日経新聞に連載中の辻原登さんが陸奥宗光の青春を描く「陥穽(かんせい)」では主人公・陸奥小二郎は勝海舟の神戸海軍操練所の開設入塾に向けて勉学に励もうとしている。 この時代背景を表すなかで公家・中山忠光の暗殺が描かれている。この暗殺事件は我が長州…

「マクナマラの誤謬(ごびゅう)」

NHKのドキュメンタリー番組「映像の世紀・バタフライエフェクト」のなかで「マクナマラの誤謬」が放送され長い間録画していたのを観終えた。 放送からかなり時間を置いて観てしまったが、もう少し早く観るべき番組であったかも知れない。 誤謬とは単純に…

夕虹の写真掲示とプリンターでの写真印刷習得

8月14日のこのブログに出した夕虹の写真を見た俳句サークルの先輩の方から、この写真を掲示したらどうかというアドバイスを受け、ついでにプリントもお願いし、昨日、今までの明石海峡大橋の写真に替えて施設の通路に掲示させてもらった。 「虹が出ている…

「幕僚たちの真珠湾」②

昨日8月15日の続き、 国家の曲がり角とも言うべき昭和15年(1940)から昭和16年(1941)にかけての陸軍中枢幕僚が関係した重要施策をピックアップする。 ・日中戦争を早期に解決するというのが当時の大きな課題であったが、陸軍が国策として提示…

「幕僚たちの真珠湾」①

波多野澄雄著「幕僚たちの真珠湾」吉川弘文館 刊を読み終えた。 図書館で借りた本なので書き込みが出来ないため、通常気になった箇所には付箋を貼って後でその部分を読み返して剥がすのを常としているが、この本はその付箋の数が41と近来にない新記録で、…

「出雲尼子(あまご)一族」/夕虹

ふるさと厚狭(現在山口県山陽小野田市)に縁があった出雲国(いずものくに・島根県)出自の戦国武将・三澤氏の足跡をたどるとどうしても出雲を本拠地とした戦国大名・尼子氏と向き合わざるを得ない。 これは一度尼子氏に関する本を読んでみなければと思い図書館…

司馬遼太郎と俳句

八月の俳句会で世話人の方から「俳句」という月刊誌の2017年10月号に掲載されていた「司馬遼太郎と俳句」と題する、司馬遼太郎記念館館長の上村洋行さんと俳人・宇多喜代子さんの対談部分をわざわざ綴じ直して頂いた。 私がブログで時折司馬遼太郎さん…

なでしこジャパン準々決勝戦/「なでしこの告白」

昨日のなでしこジャパンW杯準々決勝スウェーデン戦はTVに釘付けだったものの、全く残念ながら2ー1で敗退することになってしまった。 前半圧倒的に押し込まれ2ー0だったが、後半は見違えるような動きが随所に見られ、アンラッキーなシーンも2度ほどあっ…

代表的日本人100人②・緒方貞子

文藝春秋八月号の特集「現代の知性24人が選ぶ代表的日本人」で複数の人から名前が挙がっている人物を見ると、和算・関孝和、源氏物語・紫式部、古事記伝・本居宣長、最後の将軍・徳川慶喜、真言密教・空海などである。 個人的には鳥羽・伏見の戦い後大阪城…

映画「スパルタカス」

NHKBSプレミアムで放送された「スパルタカス」を長い間録画したままだったがようやく観終えた。 1960年のアメリカ映画で、云うまでもなく古代ローマの実在の人物で奴隷剣闘士であったスパルタカス(スパルタクス)を中心にした大反乱「スパルタカスの反乱…

八月句会

昨日は住んでいる施設の俳句サークル8月例会。 私は兼題になっている「夕凪」の句を含め毎日の作句のなかから一部手直しをしたりして以下の5句を出した。 ①バス待ちを潮香仄(ほの)かに南風 ②仰向けに駄々っ子もがく黄金虫(こがねむし) ③夕凪に鳶舞う輪がま…

「山陽町史」⑥源平合戦と松嶽山正法寺(まつたけさんしょうほうじ)

古代史の最終局面、中世史の幕開けを告げるのが源平合戦である。兵庫一ノ谷、四国屋島で敗れた平氏は安徳天皇を奉じて全軍、長門国彦島(現在の下関市)に集結した。 源氏で先んじた源範頼は九州に入り平氏の背後を断ち、屋島で勝利した源義経も長門に下り寿永…

代表的日本人100人・小平奈緒

文藝春秋八月号に、「現代の知性24人が選ぶ代表的日本人100人」と題して特集が組まれている。 藤原正彦、保阪正康、坂東眞理子、原田マハなど文藝春秋で比較的よく見かける諸氏が徳川家康などの歴史上の人物から大谷翔平まで色々な代表的日本人100人…

司馬遼太郎さんの随筆④浅井長政の裏切り

司馬遼太郎さんの大作・「街道をゆく」のなかの「近江散歩」を読んでいる。近江国(おうみのくに)は現在の滋賀県の旧国名である。 近江は元々「近淡海国」(ちかつあふみ)と呼ばれ都に近い淡水糊・琵琶湖を表した国名である。 余談に成るが現在静岡県の一部に…

「戦国武将三澤氏物語」⑤厚狭へ

7月31日の続き 天正17年(1589)豊臣秀吉に従属した毛利輝元は中国八ヶ国の太守として広島城を築城して吉田郡山(よしだこうりやま)城から移ることになる。 三澤氏第十代為虎はこの際、築城指南役を命ぜられ、家臣100人卒600人を引き連れ奔走し…

ミスドの店舗改装・街角景気ウオッチ

垂水駅前でシャトルバスの時間待ちで重宝しているミスタードーナツの店が改装で約1ヶ月間閉店していたが、昨日図書館へ行くため街へ出ると改装を終えて開店していた。 早速いつものオールドファッションという昔ながらのドーナツとコーヒーの組み合わせの「…

「怪しい戦国史」

本郷和人著「怪しい戦国史」産経新聞出版刊 を読み終えた。著者は東大史料編纂所の教授で最近色々なマスコミにも登場している日本中世史の専門家である。 表題そのものが怪しいが、著者が産経新聞に連載中の「本郷和人の日本史ナナメ読み」というエッセイの…

「児玉源太郎 明治陸軍のリーダーシップ」

大澤博明著「児玉源太郎 明治陸軍のリーダーシップ」山川出版社刊 を読み終えた。 私は山口県の出身なので、世間には多少否定的な受けとめがあるいわゆる長州閥について、つい擁護したくなる潜在意識を持っているが、明治維新を経て明治から大正、昭和初期に…

なでしこジャパン・ワールドカップ2023

オーストラリアとニュージーランドで共催されているサッカー女子ワールドカップ2023は、なでしこジャパンが予選リーグを、ザンビア、コスタリカ、昨日のスペインと全勝してC組1位で決勝トーナメント16チームに勝ち上がった。 女子サッカーと言えばど…