2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

毛利氏と九州・大友氏の争い/秀吉の島津攻め

3月27日のこのブログに「秀吉の武威、信長の武威」を読み終えたことを書いたが、この本の中に私が長い間追いかけている中国の雄・毛利氏の九州豊後国(ぶんごのくに・大分県)を地盤とする戦国大名・大友氏との抗争が出てくる。 両者の対立は周防国(すおう…

映画「戦場にかける橋」

NHKBSで放送された米映画「戦場にかける橋」を録画して観終わった。 1957年製作されてアカデミー作品賞をとった映画で、私は大阪の劇場で観て今回が多分2回目となるが全く古さを感じさせず、以前観たときに比べより背景や人間描写が理解出来た気がして…

番外編・春本番の知らせ

近くの健康公園にはソメイヨシノが100本以上あると思われるが、そのうちの一本が先行して開花した。この木は去年も一番最初に花開いていた。 園芸サークルの畑で3月3日に植えられたジャガイモが芽を出し始めた。 園芸サークルの花壇のチューリップも花…

「秀吉の武威、信長の武威」

黒嶋敏(くろしまさとる)著「秀吉の武威、信長の武威/天下人はいかに服属を迫るのか」平凡社 刊を読み終えた。 著者は日本中世史の専門家で戦国時代に関する著作が多い。 武威(ぶい)とは辞典などを紐解くと「たけだけしい威力、武力の威勢、武家の威光」と書…

「戦国武将、虚像と実像」

呉座勇一著「戦国武将、虚像と実像」角川新書刊を読み終えた。 著者は日本中世史が専門の気鋭の歴史家でその著作「応仁の乱」はこの分野では珍しいベストセラーとなった。 著者は「はじめに」でこの本の主題を『「大衆的歴史観」の変遷を追い、日本人の自画…

「登山大名」/「桃源郷」の春

日経新聞の連載小説は作家・辻原登さんの「陥穽 陸奥宗光の青春」が終わり作家・諸田玲子さんの「登山大名」が始まっている。 挿し絵 諸田さんは多作の歴史小説家であることはよく知っているがこれまでその作品は読んだことがなく、初めての出会いであり興味…

番外編・ヤマモモの花

2023年6月18日のブログで、子供時代の懐かしいヤマモモ(山桃、楊梅)を近くの健康公園で見つけその実を採って食べたことを書いた。 その折、花が春に咲くことを知りずっと観察してきたがようやくこの花に巡り合った。 ヤマモモと言えば実のことしか知…

「百万本のバラ物語」

最近立て続けに歌手・加藤登紀子さんが歌う「百万本のバラ」に関するNHKの番組を観ることになった。 何れも90分の番組でそれぞれ ①「"百万本のバラ"はどこから そして どこへ~加藤登紀子 ジョージアへの旅~」と ②「百万本のバラ物語 TOKIKO KATO~歌は国…

園芸サークルの日

昨日は2週間ぶりの園芸サークルの活動日で、朝からラジオ体操も含め参加してきた。 畑の草取りが主な作業で、ホウレンソウやタマネギ、スナップエンドウが植えてある場所の草取り、畝の溝などの部分は固い土なので鍬を使って削り取った。 久しぶりに鍬を使…

厚狭へ帰省

昨日は墓参りと図書館での厚狭毛利家文書の入手、及び地域の写真撮影の為故郷の山口県厚狭に帰省してきた。これ以上にない好い天気に恵まれたが、残念ながら少し花粉症の症状が出始めたような気もしている。 用事は全て予定通り済ますことが出来たが、先ず奇…

中断中のひとりごと「令和の廃藩置県」

月刊誌・文藝春秋には「ローマ人の物語」などの作品で知られるイタリア在住の作家・塩野七生さんの「日本人へ」と題するエッセイが毎号載せられている。 三月号は「令和の廃藩置県」と題するもので、早とちりの私は、地方の衰退が頭に有る関係からか、いわゆ…

中断中のひとりごと「流転の子/最後の皇女・愛新覚羅嫮生(あいしんかくらこせい)」

本岡典子著「流転の子/最後の皇女・愛新覚羅嫮生」中央公論新社刊を読み終えた。 というのも最近、中国清朝の皇帝一族の姓・愛新覚羅(あいしんかくら・アイシンギョロ)に関係するのではと思える日本の姓に出会い、もう一度関連する本を読まねばと思い探し出…

中断中のひとりごと・「邪馬台(国)はヤマトである」

月刊誌・文藝春秋の最新3月号に歴史学者・桃崎有一郎氏が画期的新説と銘打って「邪馬台はヤマトである」という表題のもと、こう着状況にある「邪馬台国はどこにあったのか」の論争に決着をつける勢いで記事を書かれている。 この記事は2023年に同氏が学…

中断中のひとりごと・映画「ディファイアンス」

NHKBSで放送された2009年の米映画「ディファイアンス」を長い間録画していたがようやく観終わった。 「ディファイアンス・Defiance」は英和辞典で調べると凡そ「権力や敵対者などに対する挑戦的態度、公然たる反抗」などと訳されている。 周知の通り第二…

中断中のひとりごと・三月句会

昨日は住んでいる施設の定例三月句会で15人全員の出席であった。 私はここしばらく詠んだなかで今月の兼題「海苔」一句を含む以下の五句を出した。 ①海苔舟が網潜(くぐ)り刈る須磨の朝 住んでいる直ぐ近く「須磨の浦」は海苔養殖が盛んで、今が収穫シーズ…

中断中のひとりごと・「園芸サークル」入会

住んでいる施設には「園芸サークル」があり野菜などを育てる畑があるが、この際屋外で身体を使うことを少し増やしていこうと思い入会させて貰うことにし、昨日は朝から晴天のなか初参加した。 昨日の主な活動がジャガイモと茗荷の植え付けで、ジャガイモは引…

中断中のひとりごと・『イスラームの深層』

鎌田 繁著『イスラームの深層』NHK出版 刊を読み終えた。 といってもこの本の内容を理解したかと問われると甚だ心許ない。ここ一週間ばかり用事や他のことをしながら断続的にまた繰り返し読んだが、自己評価として完全理解には程遠い気がする。 著者は東大教…