2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ファクターX

ips細胞研究でノーベル賞を受賞した京大の山中教授が、日本の単位人口当たりの新型コロナウイルス死者数が欧米や世界平均と比べて非常に少ないことを、何か未解明の因子が働いていると予測し其をファクターXと呼ばれた事がマスコミを賑わした。先日朝日新聞…

「菅義偉の戦略的人生相談」

昨日は雨の日曜日で混みあうコメダ珈琲店を避けて車でサンマルクカフェへ。 其処で手に取った雑誌「プレジデント」2020.7.3号に面白い人生相談と回答が載っており、普段は余り関心が無い人生相談記事なのに時間をかけて読んでしまった。 先ず回答者…

長州藩と会津藩

私は企業で永年働いていたもので、全く歴史研究者ではないが、歴史には子供の頃から興味があり、リタイア後、生まれ故郷等の歴史を探訪するための貴重な史料を得られる事などから「山口県地方史学会」に入会させて貰い今日迄来ている。この会は年2回「山口…

寒山・拾得(かんざん・じっとく)

6月19日のこの日記に、娘が持参したお土産の羊羮から森鴎外の小説「高瀬舟」のことを書いたが、その時探し出した鴎外の小説集には「高瀬舟」のすぐ次に、これも短編の「寒山拾得」が載せられており、これも何かの縁かと思い読み直した。李香蘭・山口淑子…

70歳以上が集まるゴルフの会・85歳迄ゴルフ

昨日はホームコースで70歳以上が集まる同好会・泉寿会の6月例会に出席してきた。 コロナウイルスで4月5月が流れたので久し振りの開催になり36人の盛会。何時ものMさんと、初めてご一緒するIさんと、3人の組み合わせで廻ったのだが、午前中30分間強…

国産ジェット旅客機の立ち往生

今年の1月17日三菱重工の国産ジェット旅客機・スペースジェットが機体制御の設計変更で6回目の納期を変更し、剣ヶ峰に立っていることを書いたが、今回駆け巡っているニュースは、このジェット旅客機の更なる困難を告げており、正に危急存亡その時を迎え…

「本能寺前夜・西国をめぐる攻防」②変の原因

6月22日のこの日記に続いて、光成準治著「本能寺前夜・西国をめぐる攻防」の核心部分、なぜ光秀は本能寺の変を引き起こしたかについて著者の見方を整理すると以下のようになる。1、四国・長宗我部氏と織田との決裂で、織田方四国経略の融和路線を推進し…

昭和の歌「上海帰りのリル」

このところのコロナウイルス騒動でカラオケに行く機会が全く無くなったが、たまたま家に一人で残ったときなどYouTubeを開いて小声で歌を口ずさむ。昭和の歌謡曲を唄う「東京大衆歌謡楽団」もこの中で見つけたのだがこのグループの持ち歌の一つ「上海帰りのリ…

「本能寺前夜・西国をめぐる攻防」①/父の日

◎昨日は父の日だったのだが、今年の父の日プレゼントは、孫を連れて帰省した娘から手渡しで2日前に貰っていた為、当日を忘れてしまいカレンダーを見て慌てて今日書くことになってしまった。今年は長袖のゴルフシャツで、やはり娘からのプレゼントはとても嬉…

今日と昨日、農作業とゴルフ。

◎今日は晴れの清々しい朝、早起きして、下宿中の孫にも手伝いを頼み農作業を始めた。①ジャガイモを収穫した畑をそのままにすると雑草が生えてくるので雑草避けのビニールシート(1m×10m×2枚)を被せる。廻りにピンを打ち込み、重石代わりにペットボトルに…

歌のあとさき・加藤登紀子さん

NHKの番組に「歌のあとさき」という、歌と歌手との繋がりを描く15分番組があるが今回、「特別編・加藤登紀子」と題して60分の放送があり加藤登紀子という名前に引かれて録画して観た。加藤登紀子さんは1943年生まれとのことなので私より先輩に当たる…

岡山みやげ「高瀬舟」ようかん

娘が我が家に下宿する2番目の孫を連れ岡山倉敷から帰ってきた。孫はコロナウイルスで大学がリモート学習になった為倉敷に帰っていたのだが、運転教習所がこちらで再開されたため免許取得を早めに終えようと我が家に戻ってきた。娘のお土産の一つが岡山県落…

大阪中之島で織田信長を学び直し④講座再開

昨日は中断していた朝日新聞カルチャセンターでの笠谷和比古教授の講座「織田信長政権と本能寺の変」が再開され、3ヶ月ぶりに大阪の中心部、中之島迄出掛けて来た。3ヶ月ぶりの電車に乗り、今の時期の電車通勤の苦痛が少しは分かるような気がしたが、それ…

インドへの考察②

朝の習慣が漸くコロナ以前と同じに戻ってきた。朝食後コメダ珈琲店まで(往復5Km位?)歩き、モーニングセットで新聞と週刊誌を見て帰宅する。 雨が降ったり、コメダ珈琲店が混み合う週末は、サンマルクカフェにクルマで行って、コーヒーとチョコクロワッサン…

厚狭の領主・三沢為虎②

〈6月14日の続き〉 厚狭下津に居を構えた三沢為虎が在邑中、関ヶ原合戦が勃発する。為虎は上方への軍勢先手に加わることを毛利輝元へ嘆願するも入れられず、赤間関(下関)守備に配された。関ヶ原戦後毛利家の中国地方八ヵ国から防長二ヵ国への減封に伴い、…

コロナ時代の部品供給と3Dプリンター

日経電子版と日経新聞本紙のコラム「Deep Insight」で〈「どこでも製造」は夢物語か コロナ時代の供給網探れ〉と題して 3Dプリンターの活用について面白い記事が載っている。・コロナウイルス感染者が急増した今春、パリ公立病院連合が急きょ米国製3Dプリ…

厚狭の領主・三沢為虎①

私の故郷厚狭(現山口県山陽小野田市厚狭)はこの日記でも書いてきた通り、江戸期藩政時代を通じて厚狭毛利家と熊谷家の領地であったが、厚狭毛利家が入部する直前までは、毛利家に属した三沢為虎が厚狭一円を知行していた。三沢氏は清和源氏の出自で、鎌倉時…

田植えの風景

4月17日のこの日記にレンゲが咲いていることを書いた田んぼで例年通り田植え。 通りかかった時点では植え終わって余分になった苗の、人の手による植え戻し作業がされていた。 植えられた苗 子供の頃、田植えは何かしら特別な行事だったような気がする。一…

映画のなかで今も記憶に残る言葉④・外国映画②

5月23日のこの日記、外国映画篇の続き。 ①リチャード・フィッシャーと舛田利雄が共同で監督した太平洋戦争の開戦を描いた日米合作映画「トラトラトラ」、真珠湾奇襲の航空部隊指揮官・淵田美津雄中佐を演じる田村高広さんが奇襲成功を確信して暗号打電を指…

トルファンのピラフ

中国東北地方黒龍江省生まれで中国人ではじめて芥川賞を受賞した作家楊逸(ヤン・イー)さんが食にまつわるエッセイをまとめた「蚕食鯨吞・世界はおいしい、さしすせそ」を読み終えた。 中国を中心に世界の色々な食べ物、飲み物、調味料などがこれでもかと言う具…

夏野菜の成長記③キュウリの鳥対策、その他

6月2日のこの日記にせっかく育てたキュウリの最初の実がカラスとおぼしき鳥に噛られたことを書いたが、これはいかんと思い、畑全体をネットで覆う方法と、実だけをネットで覆う方法の2種類を考え、ホームセンターで材料を探して試みることにした。 ①小さ…

商船三井のデータを活用した海運現場の改革

商船三井は日本郵船と並ぶ日本屈指の海運会社で、世界の景気動向を見る上で非常に参考になる会社で、世界的なバラ積み船の指数・バルチック海運指数と合わせ個人的にその動きをずっとウオッチしている。最近日経新聞の系列でこの商船三井が取り組んでいる、…

韓国映画「タクシー運転手・約束は海を越えて」

NHKBSのプレミアムシネマで2017年の韓国映画「タクシー運転手約束は海を越えて」が放映され録画して観た。録画したのはたまたま日課の録画撮りのために番組表を見ていて、珍しいなと思いつつポチッとボタンを押してしまったに過ぎないのだが、観終わってこ…

幕末長州藩の海防僧・月性の漢詩

幕末に周防国(現在の山口県東部)熊毛郡に生まれた僧月性(げっしょう)は外国からの侵略に対する海防の必要性を長州藩内中枢や松下村塾吉田松陰や塾生等に説いて長州藩の幕末、維新に於ける政策活動に影響を与えた人物だが、先ほど読み終えた「幕末維新の漢詩」…

タイの言葉「マイペンライ」

NHKBS1スペシャル番組「ストリートシェフinバンコク」という番組で懐かしいタイ屋台料理のアレコレが出てきて無性に屋台のセンミー(鶏スープ麺)が、食べたくなったが、それはさておきこの中で出てきた言葉、「マイペンライ」の話を。番組の中で2度タイの人たち…

英国首相の発言と元外交官・岡本行夫さんの教え

5月11日のこの日記「岡本行夫さんの訃報」で元外交官の岡本さんが生前、香港のデモや民主化要求について香港を中国に返還した条約の当事者であるイギリスが、何故声をあげないのかを問題視されていたことを書いた。今日の日経電子版や、朝日新聞でイギリス…

タイ言葉「マイペンライ」①

NHKBS1スペシャルで、「突撃ストリートシェフinバンコク」と題してタイ・バンコクの屋台料理人5人とその料理を紹介する番組があり、6年近く滞在したバンコクの懐かしい味に出会えると思い録画して見た。出てきた5組は1、タイ東北地方イサーン出身オカマ料…

待ちかねたジャガイモの収穫

この稿を書くのに振り返ってみると、今年ジャガイモを植えたことを2月28日のこの日記に書いている。従って植え付けから収穫まで3ヶ月強かかった事になる。今回は親戚の子供達や近くに住む孫が来て、芋掘り体験会を5月31日(日曜日)に計画したのだが、…

夏野菜の成長記②・キュウリが鳥にかじられた。

夏野菜を植えて1ヶ月近くになり、それぞれが順調に育っていると安心したところで、昨日キュウリにアクシデント発生。①キュウリ 3本の苗が順調に育ち、ネットにも絡まるようになり上手くいったと思った矢先に、最も大きく育ち収穫間際の2本を鳥(多分カラス…

「信長と将軍義昭」

谷口克広著「信長と将軍義昭」中公新書版を読み終えた。 著者は織田信長について数々の著作がある歴史研究家だが、この本の目標を、最近の歴史研究成果を踏まえて一次史料を出来るだけ細かく読み込み信長と将軍義昭の関係を探究することにあると述べている。兄…