朝の習慣が漸くコロナ以前と同じに戻ってきた。
朝食後コメダ珈琲店まで(往復5Km位?)歩き、モーニングセットで新聞と週刊誌を見て帰宅する。
雨が降ったり、コメダ珈琲店が混み合う週末は、サンマルクカフェにクルマで行って、コーヒーとチョコクロワッサンのサービスセット、(さらに60歳以上の10%割引もあり)で主に経済誌を読んで頭の中をリセットする。
コメダも、サンマルクもコロナでかなり間が空いたのだが、自粛後各々初めての日には両方の店長が笑って再会の挨拶をしてくれて、何とか日常に戻ったことを喜んだ。
そのサンマルクで久し振りに読んだ雑誌「プレジデント」の最新号でインド・モデイ首相の動きに関して少し見方が違う2種類の記事意見が載っていた。
①インドで最大のシェアを持つスズキ自動車の鈴木修会長のインタビューで、スズキがインドに進出して成功する迄のカースト制度に対する取り組みなどを踏まえ、モデイ首相の事を
「私はモデイさんがダジャラート州の首相をやっていた頃からよく知っています。モデイさんは経済改革をやってインドを発展させた人で苦労人ですよ、インド人が豊かな生活を送ることを願って働いているのが彼ですよ。」
②世界的に著名な国際政治学者・イアンブレマー氏が運営する政治リスク分析コンサルティング会社、ユーラシアグループがコロナ恐慌を踏まえた出した「人類の10大リスク」アップデート版には、アメリカ、中国等に続く
5番目のリスクとして
・インドの変貌ーーー「インドのモデイ首相は宗派を分断しかねない社会政策を推進中でウイルスの対応次第で国内に緊張がさらにたかまる。」
と世界レベルにまで波及しつつあるリスクの現状を分析している。
以前にも書いたことがあるが、孫にインドの事を聞かれて、答えて以来、インドは私の追跡対象であり、昨今も民主主義世界と中国との摩擦に比例してモデイ首相が率いる民主主義国インドが再認識されていることや、国内ではヒンズー原理主義に傾斜しつつある報道が増えていることを実感している。
インドは経済、地政学両面から日本の将来にとって重要な位置にあり、安定的な成長軌道をたどって欲しいが、その為にはやはりヒンズー教やカースト制度との向き合い方が大きな鍵を握ると思われる。
道端に咲いてた花、名前は?