大阪中之島で織田信長を学び直し④講座再開

昨日は中断していた朝日新聞カルチャセンターでの笠谷和比古教授の講座「織田信長政権と本能寺の変」が再開され、3ヶ月ぶりに大阪の中心部、中之島迄出掛けて来た。

3ヶ月ぶりの電車に乗り、今の時期の電車通勤の苦痛が少しは分かるような気がしたが、それはさておき、いつもの事ながら中之島周辺、土佐堀川堂島川辺りを見渡すとやはり大阪は経済だけの都市ではなく文化や歴史がある都市だということが実感できる景観が広がっている。
中之島公園周辺の写真を撮っていたのだがこれを書いている途中、手違いミスで消えてしまい誠に残念)

今回のテーマは「信長の上洛と反信長包囲網」で、信長が足利義昭を奉じて上洛を果たして後、浅井朝倉、武田、一向一揆比叡山等の敵を打ち破り、遂に足利義昭と決裂、義昭が没落する迄の経過について講義を受けた。

今回の講義で新たな知識となったことは、
足利義昭が京を離れることになった天正元年を以て室町幕府滅亡とするのは誤り、義昭は現任将軍のまま流浪している状態であり、正式な(名としての)室町幕府滅亡は、秀吉が天下統一後、義昭が出家して将軍職を返上した天正16年である。

今回講師から講座生に質問があり、信長が本人の前で言ったとされる松永久秀が行った3悪事について、主家である三好家乗っ取り、将軍義輝殺しとあと一つは何かとの問いについて、答えることが出来たのは私一人で、答えは「東大寺焼き討ち」
こういう時はなぜか子供に還ったようで無性に嬉しい。

月に一回、都会のど真ん中に出る事は、頭と心にとても良い刺激になっているような気がする。

一本に5~6個の実が付き収穫期に入った茄子
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