昨日は雨の日曜日で混みあうコメダ珈琲店を避けて車でサンマルクカフェへ。
其処で手に取った雑誌「プレジデント」２０２０．７．３号に面白い人生相談と回答が載っており、普段は余り関心が無い人生相談記事なのに時間をかけて読んでしまった。
先ず回答者が現在内閣官房長官の菅義偉さんで題が「菅義偉の戦略的人生相談」第４回とあるので最近始まったばかりのようだが、この企画を考えた人も、この企画を受けた菅さんもなかなか洒落た感じがして面白い。
私は政治には普通ていどの関心があるものの、特定の政党や政治家に特段の興味があるわけではなく、今までこの日記にも全く政治については書くことがなかったが、今回も、政治に関係がない純粋に人生相談記事として見て感じるところがあり、書いておく気になった。
相談者は３０代女性会社員
「同僚に比べて自己PRが苦手です。嫌みにならないよう自分の成果を上司に伝えるにはどうしたら良いか？」
菅官房長官の答え(要約)
「仕事に於いてアピール力はあくまで付随的なもの、あなたが今取り組むべき事は自分の成果や結果を見つめて更なる向上に活かすこと。
不得手な自己アピールに悩むのでなく自分自身の〈強み〉を見つけ磨くこと、この分野ではあの人と言われるような自分の〈型〉を持つこと。
自己アピールが大事だという風潮に流されないで！
自分の〈型〉を持つ人は少くともアピール力に頼る人より信頼され活躍の場を与えられる事になると思う。」
菅さんは自分の政治家での経験事例をも挙げながら回答されているのだが、
①普通ならアピールの仕方をアドバイスするはずが、仕事の本質に遡って回答しているのが素晴らしい。
②おこがましいが、私の経験からしてもこの回答は仕事の本質をズバリと突いていおり、若い人への良いアドバイスになっていると思われる。
菅官房長官は毎日の記者会見をこなし、ニュース番組でも度々顔を観るが、それだけに毀誉褒貶も多くなる。
政治上の賛否は別にして、この人生相談の回答で少くとも仕事に対する考え方は理解出来たような気がする。
近所のゴルフ仲間の玄関脇に咲いていた花
