リタイア後の漁師暮らし

本業をリタイアしてもう10年近くになろうとしている。
だんだんその暮らしも定着し、稼業を少しと、後は頭(読書、このブログ等)と身体(歩き、ゴルフ、野菜作り等)が劣化しないように毎日のリズムの維持に努めている。

中学の同級生の一人に私の本を送ったところ昨日到着したとの電話があり近況を聞くことになった。

山口県下関市日本海側の街で漁業組合に入り一本釣りの漁師となっていると話した。
趣味の釣りが高じて船を買い、組合にも入れて貰い海に出て釣果が余った場合は市場に出して油代にしているらしい。

私が働いた会社の退職者会の会報を見ていると、リタイア後の趣味や生活がいろいろと幅広い事に驚くが、今回の船を購入して漁師生活というのは聞いたことがなく、全く初めてで感心してしまった。

元々税関に勤務していたとのことなので、海には縁が有ったと思われるが、それにしても面白い第二の人生だろう。
一本釣りなので沿岸部での漁と思われるが、日本海は海が荒いのが定番であり事故の無いように過ごして欲しいし、好奇心から一度乗せて貰いたいとも思う。

TV朝日系列、土曜日の夕方6時から30分間「人生の楽園」という番組があり、Uターン、Iターンやリタイア後の起業等に取り組む人の紹介番組があり、俳優の西田敏行さんがナレーションで「人生には楽園が必要だ!」と叫んでいるが、この漁師生活は番組出演候補として最適ではないかと思ってしまう。

各々一人一人に違った人生後半の生活があるが、前向きで
好奇心を失わないようにしたいものだと、あらためて感じた電話になった。

◎用事で朝早く起きて柔軟体操をしながら見上げると、きれいな三日月が出ている。本当に久しぶりに月を見た気がする。
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