中断中の俳句②と最近の写真

①最近詠んだ俳句

 

蟻の眼に吾(あ)は木偶(でく)なるか恐竜か

 

伝令は小蟻蹴散らし御注進

 

泥まとひ空蝉語る地下五年

 

揺れる葉に爪刺し堪えて蝉生る

 

腕の斑点(しみ)炎暑のタイを刻みおり

 

露台の夜中島みゆき「麦の唄」

 

炎昼(えんちゅう)や針と降り来る陽の光

 

梅雨出水(つゆでみづ)濁りは海へ青を裂く

 

肥前なる小城羊羹(おぎようかん)の暑気払

 

夏雲は紀淡に沸きて六甲へ

 

②最近の写真

いよいよ蝉の出番

揺れる葉にしがみついて羽化する蝉は、葉を抱き抱えると共に爪を葉に刺し通して堪えている。葉を裏返して見ると三つの爪先が裏まで覗いている。

一般にニイニイゼミは湿った土を好み、習性もあって泥が付着しやすいといわれるが、同じ木(シナノキ)で羽化した脱け殻(空蝉・うつせみ)であってもよく見てみると確かに泥の付き方に差がある。(三つの内、上の空蝉は泥が殆ど付いていないが下へいくほど泥だらけ)アブラゼミは殆ど泥が付いていない。

健康公園のシナノキの根元、地中から蝉が這い出た穴直径10~15mm位

ベランダから見た淡路島の花火

ベランダからの7月21日の満月

施設の庭、柿の実が3cm位になって来た、然し去年と同じく実の数が少なすぎる。子供の頃の柿の木はどの木も溢れる程実を付けていた。

 

施設の庭、ノウゼンカズラ

ワスレグサ