俳優菅原文太さん「仁義なき戦い」

NHKBS放送の「プレミアムカフェ」は以前放送して反響の大きかった番組を再放送する時間だが、時々番組表を見ながら面白そうなのをピックアップ録画して観ている。

最近立て続けに菅原文太さんが出演された番組を観たのだが2005年初回放送「菅原文太長靴の旅・もう一つの日本は可能か」と2006年初回放送「菅原文太が行く・人と鯨のたどった道」、晩年俳優業をセーブして農業をしながら社会ヘ発信していた菅原さんらしい、「循環型社会」や「食」各々をテーマにしたこの先を考えさせられる番組だった。

然し私の菅原文太さんのイメージはこのような番組よりやはり映画「仁義なき戦い」で演じた広島ヤクザ・広能昌三だろう。

実在のヤクザの手記を原作にした深作欣二監督出世作のシリーズは強烈なインパクトがあり、それ迄の鶴田浩二さんや高倉健さんの型にはまったヤクザ映画にはない本物感でシリーズ全作を観てしまった。
(とは言っても藤純子さんの「緋牡丹博徒」も私のカラオケ持ち歌の一つでもあり捨てがたいものを感じるのだが。)

菅原さんの広島弁丸出しのセリフは真に迫り今でも耳に残っている。
「最後じゃけんいうとったるがの_狙われるモンより狙うモンの方が強いんで__ ! ! !」