がんばれスピードスケート小平奈緒選手

ウインタースポーツのシーズンだが、スピードスケートWカップ長野大会500m競技で一回目小平奈緒選手の優勝(2回目は3位)を見ることが出来嬉しい。今までの総合点でも500mは首位をキープしている。

シーズン序盤不調のニュースもあっただけに本来の調子に徐々に戻りつつある様子がインタビューでも感じられ安堵した。
伝えられているように出身地長野県の台風被害の復興を応援したい気持ちが復調の原動力になっているのかも知れない。

小平選手が平昌オリンピックで金メダルを取ったとき、スポンサーの相沢病院やライバル韓国の李相花選手との絆が色々取り上げられたが私が一番心を打たれたのは、自分の殻を打ち破るため当時の世界最強国オランダに自ら志願して単身で訪れ長期にわたって厳しい環境下指導を受けたエピソードである。

振り返ってみると日本の女子スピードスケートで天才として騒がれていたのは高木美帆選手で、確かに小平選手の名前も聞いたことはあったがオリンピックで金メダルを取る選手になることは予想されてなかったように思う。

然し自らの決断と実行で見事に世界の頂点に立ったが、小平選手が何かを話すときスポーツ選手の顔と併せて科学者のような知性を感じるのは私だけだろうか
小平選手の現在の年齢からすると瞬発力持久力を要するスピードスケートの第一線から退くときが何れ来ると思うが是非指導者としてその非凡な能力と知性を長く生かして欲しい。