フィンランド34歳の女性首相

フィンランドの印象は私にとって
・北欧の小国で社会保障の行き届いた国
・祖先が大海賊バイキング
・ロシア、スエーデンなど大国に囲まれ生き抜いてきた歴史
フィヨルドなどの素晴らしい景観
と言ったところだが、このフィンランドで34歳の女性首相が誕生したらしい。フィンランドでは国会議員の平均年齢は47歳(日本は57歳)内30代は25.5%で女性は46%(日本は14%)とのことで更にこの首相が連立を組む4党の党首も全員女性で内3人は35歳以下とのことである。

こういう指導者の選択が吉か凶かは時代を経て結果の出ることだが何かを変えていく原動力になることは間違いない。

今、先進国が抱える共通の課題「高齢化」「財政問題」「環境保護
「外国人や難民受け入れ」と言ったものは冷静に考えてみると全て世代間の闘争、負担問題に行きつく。
現在の世代が負担を背負うのか、次の世代に負担させるのか、またその割合をどうするかではないだろうか。

ところがそれを決めるのは殆んどの場合政治的に影響力を行使する現在の成人以上の世代である。極端な場合おじいさん達が決めているような側面もある。
これではなかなか将来世代に有利な政策決定は難しい。

若くて女性の最高権力者の場合この状況に風穴を開け将来世代優先の政策に更に舵を切れるのか、大きく可能性が拡がるのは間違いないだろう。
本当は日本でも30代の首相が生まれて欲しいがフィンランドの行方を見るのも悪くない。おじいさんやおじさん達が邪魔をしないようにして欲しいものだ。