NHKBSプレミアムシネマで放送されたアメリカ映画「最高の人生の見つけ方」を録画して観終えた。
同じ題名の日本映画で吉永小百合さんと天海祐希さんが主演された作品は劇場で観たが結構面白く、もともとはこのアメリカ映画を翻案されたものらしい。
大金持ちだがわがままで家族に恵まれないジャック・ニコルソン演じる実業家と、家族のために懸命に働いてささやかで幸せな生活を築いてきたモーガン・フリーマン演じる自動車整備工が、共に不治の病におかされてたまたま病院での治療生活が同室になる。
生活スタイルや考え方の隔たりがありながら互いに共感する部分があり、モーガン・フリーマンが持っていた実現不可能な事だらけの「死ぬまでにやりたいことリスト」をジャック・ニコルソンが見たことから互いに合意した「やりたいことリスト」の実行に、周囲の反対をものともせずに突き進むことになる。
ここまで書いたら、二人がプライベートジェット機を駆使して実行した内容を挙げておかないと収まりがつかないが
少しだけ紹介すると
・スカイダイビング
・スポーツカーでのレース対決
・アフリカ・サファリ旅行
・万里の長城をオートバイで走り抜ける
等々、少しネタバレになり申し訳ない。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの２人のおじさん俳優がすごくはまり役だったが、彼らのサポートをする秘書役で、天候の加減でやり残したエベレスト登頂を、彼らの骨を携えることで叶えてやる今まで全く知らなかった俳優ショーン・ヘイズがなかなかよかった。
二人がやりたい事をやり終えてそれぞれの家族に再会、それぞれの終わりを予測させるところは観ている方の気持ちが、死ぬことを離れてむしろ前向きにさせてくれるような気がした。
実は私が仕事をリタイアする際、これからやりたい事を書き出していたのをこの映画を観て思い出した。
その中で全く手を付けられてない項目がひとつある。
まだまだ実行する機会が残されていることを、自分自身に諦めないように言い聞かせておくことにした。
◎昨日朝早く、いつものように庭に出て朝食前の体操でスクワットをしながら見上げるときれいな三日月に真正面から向き合うことになり慌ててスマホをとりに戻った。
