ハンディキャップとゴルファーの不思議

このブログを見て貰っている方から聞かれたこともあり以下を書いておくことにした。

ゴルフをしている人には周知の事だが、アマチュアの競技や、みんなが集まって楽しむコンペと呼んでるゲームでは成績のいい人が優勝したり上位にくるとは限らないようになっている。

もちろんプロの試合やトップアマチュアが出場するスクラッチ競技と呼ばれるものはスコアーが全てで順位が決まる。

楽しむゴルフが過半を占めるアマチュアにはハンディキャップが腕前に応じて決められ、その時点の実力と思われるレベルに対してプレーが良かったか、悪かったかで成績の最終結果が決まる。例えば

Aさん:ラウンドスコアー90、ハンディ10、ネット80
Bさん:ラウンドスコアー95、ハンディ20、ネット75
で本来Aさんのスコアーがいいのだが競技の順位はBさんが上位となる。

だからその場の成績を目指すのならハンディは多いに越したことはないが、やはり人間世界であり、プライド、向上心、競争心等々が入り交じりハンディアップ(ハンディを小さくする)を目指すことになる。

プライベートのコンペではそれぞれの仲間内でハンディを決めるが、公式には現在ではオフィシャルハンディキャップインデックスという世界共通の基準があり、プレーするゴルフ場の難易度を査定した上で、そこでプレーした成績の積み重ねで計算されたハンディキャップインデックスが各個人に与えられることになっている。

このインデックスはプレー結果をもとに定期的に計算更新され、これを保持しておれば世界共通のアマチュア基準を持っていることになる。

ゴルフをしない人から見ると、朝はまだ暗い内に起きて遠くまで出掛けて行き、寒空のなかホッカイロを身体に貼り付けてあちこちさまよって歩き回り、スコアーとかハンディキャップとか訳の分からない数字に一喜一憂するゴルファーという不思議な人種は、とても不可解に思えるに違いない。
(自分でも暖かい場所で本でも読んでる方がましだと思う事が度々ある)

ホームコースや練習場でお世話になっている80歳台から70歳台の私を含めた人たちが、老骨にムチ打って励む様子は、理解不能で特別おかしい存在かもしれない。

しかし身体を林のなかで動かすことにはご褒美もあり、この季節あまり飲めないビールもその夜はとても美味しく感じられる。

色々自戒や反省を繰り返しつつ、もう少し頑張るつもりです。

◎今年1回目に種蒔きしたホウレン草は現在毎日食卓にあがっているが2回目に種を蒔いた畑では直後に大雨に遭遇、やきもきしたがようやく少しずつ芽が出てひと安心。f:id:kfujiiasa:20211206152431j:plain
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