12月8日・太平洋戦争の開戦

毎年12月8日近くになると太平洋戦争の開戦に関する報道が新聞、TV.、雑誌を問わず一気に増えてくる。
基本的に歴史が好きな私だが歴史の事象に関する年代や月日は、調べれば分かることなので記憶しないことに決めているが、太平洋戦争の開戦日だけは記憶している。

それは昭和16年(1941)12月8日開戦時の大本営発表のニュースをTV番組や映画などで何度も聞いて耳に残っているからに他ならない。
「帝国陸海軍は 本八日未明 西太平洋に於いて アメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり」
真珠湾奇襲による太平洋戦争の勃発である。

NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争」が長いスパンで連続して放送されるらしいが、その始まりとして「1941第1回開戦(前編)」「々(後編)」が放送され録画して観終えた。

当時の指導層、軍人、庶民など色々な人びとの日記をもとにそれぞれがこの時代の動きをどう捉えていたかを表すように編集されている。
これらを見ると開戦に疑問を持つ人は確かに居たがやはり少数派で、開戦のニュースを前向きに受け止めた人が大半であったことがよく分かる。

今考えると当時日本の国力の10倍と言われたアメリカにこちらから戦争を仕掛けるというのはあまりにも現実から目をそらせた「不合理」な事としか言い様がないが、それでも開戦に踏みきりそれを大半の人が支持したことは何故なのか?

・明治以来の対外戦争や泥沼化していた日中戦争の帰結。
・日独伊三国同盟締結による政策の誤り。
・石油の90%を米国に頼っていたなかで米国の対日禁輸。
・米国国民性を見誤り。
・日本軍部の国際性の欠如。
・日本の政治と軍事指導(統帥権・とうすいけん)の不統一。

等々今まで数多くの分析や反省が行われてきて、それぞれその要因の一端を構成するのは間違いないと思われる。

それはそうとして、当時の人びとの大半が開戦を好意的に理解していた、すなわち「不合理」な事を信じていたという事実はとても重いと思われる。
もし私がその過程を見聞きする立場であったならどうなのだろう、そう考えると物事を自分の頭で考えることの大切さが身に沁みて分かる。


◎歩きの途中道端で頑張るのは図鑑を見ると「イヌホオズキ」の仲間のような気がする。
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