「2021年の秀作」

年の瀬が押し迫ってくると色々な一年間のまとめやランキングがマスコミをにぎわす。
自分では全く詠まないが毎週必ず目を通す、日経新聞の読者が投稿する俳句と短歌 「俳壇」「歌壇」でも「2021年の秀作」と題して「俳壇」2名、「歌壇」2名の選者がそれぞれ17首ずつの年間秀作を選び2週にわたって掲載されている。

自分自身が詠まないので上手なのかどうかは全く分からないが自分の中で「良いな!」と感じられたものを勝手にピックアップさせてもらうことにした。
何かしら共感したものと云えるかもしれない。

「俳壇」
◎『76年戦なき国 盆の月』広島 保井 甫 さん

・歴史の本などを読んでいくと、自分が生まれて此の方全く戦争に遇わなかったことが奇跡的で幸運なことに思えて仕方がない。
詠まれた方は広島在住のようで原爆とも関連があるのかも知れないが、戦争の事を知るほど平和で無事の有難味が分かるような気がする。

◎『畑打ち 楽観的になりにけり』西東京 高橋 秀昭 さん

・私も少しだけ野菜を作っているが、耕すのは機械は使わず鍬で掘り起こす。
耕運機で耕すとなかなか楽観的な気持ちは出てきそうにないが、黙々と人力で畑の土を掘り返すことでそういう気持ちに成れそうにも思える。
畑打ちは春の季語になるらしい。

「歌壇」
◎『ワクチンも作れん国になったんか 僕の知ってる日本ではない』松山 園部 淳 さん

・自分が働いていた頃の日本の経済や産業、技術レベルを考えると、昨今の状況はついつい嘆きをこぼしたくなる気持ちが心の奥底にあり、日経新聞を毎日読むと時に腹立ちを覚える事がある。
来年こそ飛躍のきっかけに成りそうなニュースを多く聞きたいものだ。

◎防災センターに群れて咲いている可愛い花、名前は?
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