ソフトボール金メダル

日本のソフトボールチームが金メダルを獲得した。
東京オリンピックは始まる前からコロナウイルスやその他でゴタゴタした印象だが、始まってみると日本選手の活躍を力をいれて応援したくなってくる。

別けてもソフトボール北京大会以来13年ぶりの競技開催ということと併せ、上野由岐子選手が現役のままプレーをするという事への期待で、予選の第一試合からスケジュールを調べ全ての試合をTVで観戦してきた。

野投手はかつてのオリンピック北京大会や世界選手権で見た豪腕という印象から、年齢を重ねやはり少し違って見えたが、緩急をつけた投球で並みのバッターは手が出ない印象は変わらず、日本のエースという位置も不動であった。

予選でこの上野投手のピンチを救援で助けたのが20歳と聞いた後藤希友投手、この大会まで殆んど知らなかったが日本のソフトボールも次世代が確実に育っていることを実感させる素晴らしいピッチングで、これを見てまた若いソフトボール志願者が増えるような気がする。

予選の最終試合でアメリカに敗れながらソフトボール特有の決勝戦ルールで、アメリカと再戦、これを破って金メダルを獲得したのだが、私の印象では、予選最終の試合で藤田投手に最後まで投げて貰い、上野、後藤両投手を決勝に温存した宇津木監督の采配が非常に的確であった気がする。

もう一つ忘れてならないのは日本の守備の凄さ、特に3塁手・山本優選手、遊撃手・渥美万奈選手は素晴らしい。
このエリアにボールが飛ぶと安心して見ていられた。
日本の投手はバックの守りに支えられているという安心感が支えになったはずである。
余程の練習量があったに違いない。

勝戦の終わった後の各選手の喜びと涙、特に宇津木監督と上野投手の涙のハグはこれまでの苦労の道のりを表しているようで感動した。

ソフトボールの試合全般を見て思うのは各国チーム共に一体感がありチームで戦っている事が見ているこちらまで伝わってくる。次回パリ大会では競技種目から除外されるようだが復活を期待している。

昨日夜は同時刻になでしこジャパンの試合もあり忙しい思いをしたが、何とかなでしこも予選を勝ち上がり一安心。

◎近くの団地に咲くこの木は百日紅(さるすべり)と思われる。f:id:kfujiiasa:20210728114214j:plain
f:id:kfujiiasa:20210728114244j:plain
f:id:kfujiiasa:20210728114311j:plain