女子ゴルフ若林舞衣子選手の優勝

少し前の事になるが18日の日曜日、女子ゴルフの試合に勝った若林舞衣子選手の活躍をTVで観戦し久し振りにワクワクした感動を味わった。

若林選手は私の尊敬する岡本綾子さんに長く師事されていた記憶があり岡本門下らしいオーソドックスなスイングで物静かな雰囲気、自分の道をヒタヒタ進む感じだったように記憶している。

しばらく見ていなかったが、この間結婚と出産を経て再チャレンジされていることを知った。
先週の試合でも2人の首位のうちの1人としてプレーオフを戦い若手に敗れていた。
この時に若林選手に2歳の息子さんが居ることを始めて知ったのだが。

今週のTV中継で若林選手が、前週から続く85ホールボギー(基準打数より1打多い)無しの女子ツアー新記録を達成したことを知ったが、ゴルフをやっているものなら誰でも驚く、その安定感と精神力を示す大記録と思える。

2位に1打の差を付けて首位だった若林選手が最終ホールでボギーを叩きプレーオフが決定したとき、つい前週のプレーオフ敗戦のシーンがよみがえって来たが、本人の心境はどうだったのだろうか?

TV画面には家族が応援に連れてきていた2歳の息子さんが写し出されたが、きっと息子のためにも負けられないと力になったのだろう。
プレーオフの相手は若手の飛ばし屋でいつも第2打を大きめクラブで先に打つ展開だったが、内心はともかく見ていて冷静さが感じられた。

プレーオフ2ホール目で若林選手がバーディー(基準打数より1打少ない)パットを決めた瞬間つい我知らず「やった!」の声が出てしまった。
試合が終わり息子さんを抱き上げた若林選手の顔は幸せに満ち溢れているように見えた。

子育てしながらプロの試合を戦うことは余程の覚悟と努力が必要と思われるがそれを乗り越えた先の喜びだろう、見ている方も嬉しくなった。

最近の女子ゴルフは若手の台頭が著しく、それはそれで日本の実力が上がってきた証しとも言え喜ばしいが、これらを退けてママさん選手の優勝を見るのもまんざら捨てたもんではない。

◎きれいな花だが名前が分からない。
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