海外・国内女子ゴルフでの嬉しい事

最近のゴルフの世界では今まであり得ないことと思っていたことが立て続けに起こるようになってきた。

先日のマスターズでの松山英樹選手の優勝や今回の全米女子オープンでの日本人同士、畑岡奈紗選手と笹生優花選手のプレーオフ、実質世界一を決めるゴルフの大会で1位と2位が日本選手で確定して、その決着を付けるプレーがあることなどチョット想像していなかったことが起きている。

私たちの時代、単身アメリカに渡り年間を通じてツアーに出場したヒロインは岡本綾子選手で、遂にアメリカツアーの賞金王まで手にしたが、その岡本選手でさえメジャー優勝にはどうしても届かず2位が最高であった。
さぞかし無念で心残りであったに違いない。

その後今の若い人をゴルフに引き寄せた宮里藍選手がアメリカツアーにフル参戦、一時期ツアーのランク1位に上り詰めたもののやはりメジャーチャンプにはなれなかった。

マチュアで日本の最高峰・日本女子オープンに勝った畑岡選手が単身アメリカに渡ったのは確か3年前だったと思うが、私はメジャーに勝つのは畑岡選手ではないかと思っていたが、全英オープンを渋野日向子選手が獲り、今回は笹生選手に一歩及ばずさぞかし悔しいに違いないが、畑岡選手なら必ず雪辱の機会があると思って楽しみに待っている。

この全米女子オープンはTV中継がなく、2人のプレーオフと笹生選手の優勝はネットのニュース速報で知ったのだが、これは是非実際のプレーを見なければと思い、チャンネル権保持者が外出したのを見計らい、先日新しく購入したTVに入れたYouTubeを検索し、大画面で心置きなく録画のプレーを見せて貰い改めて感動した。

これは個人的な見方だが、笹生選手の勝因はラフ(芝の刈って無い箇所)に入れた時でもこれをものともしないスイングの完成度と思った。

実は女子ゴルフで今週はこの全米女子オープンと同じく感動したことがある。
国内のヨネックスレディスで優勝したのが笠(りゅう)りつ子選手で、この試合はTVで見ていてつい感情移入してしまった。

笠選手は2019年に暴言と言われる事件を起こし、出場自粛を経ての復活優勝であり、この大会ではその持ち味の積極性と粘りが奏効し若手を抑えての価値ある優勝だった。

あの暴言は岡本綾子さんの公表で表面化したもので、完全に笠選手に非があり、それを認めて謝罪自粛し復活した精神力は大したものだと思う。

余談ながら笠選手のウエアにはいつも「DANCE WITH DRAGON」と大きく書かれてあるが、これはDRAGON→龍→笠、でアメリカ映画でケビン・コスナーが主演した「Dances with Wolves」(ダンス・ウイズ・ウルブス)をもじったものなのだろうか?
以前から私の中で大変気になっている。


◎今朝は嬉しいナスの初収穫
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