マスコミとの対話

「バラカンが見た村上海賊」

NHKBS1で放送された「バラカンが見た村上海賊」を長い間録画したままにしていたのをようやく再生観終わった。 番組表で見た際は「バラカン」のことが全く意味が分からず「村上海賊」に牽かれて録画しておいたが、バラカンとはロンドン生まれのピーター・バラ…

「世界遺産いただきます 大運河と美食の旅」

★約10日間中断していましたが今日から再開したいと思います。毎日の更新には拘らずボチボチと書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。 ーーーーーー◇ーーーーーー NHKBSプレミアムで放送された「世界遺産いただきます 大運河と美食の旅」を…

映画「ペリカン文書」

NHKBSプレミアムシネマで放送された1993年の米映画「ペリカン文書」を録画していたのをようやく見終わった。 映画の題名は何かで記憶に残っておりそれで録画して置いたのだが実際に観るのは初めてである。 クレジットで原作者がジョン・グリシャムである…

「謙信と信玄」

録画していたNHKの歴史番組・歴史探偵「武田信玄 最強の秘密」を観ることと、図書館で借りてきた井上鋭夫(いのうえとしお)著「謙信と信玄」吉川弘文館刊を読むのがたまたま偶然に重なってしまった。 歴史探偵の方は比較的シンプルな分析で、武田軍の強さのカ…

「松本清張と日本の黒い霧 」

NHKBSで放送された「松本清張と日本の黒い霧 未解決ミステリー」を3月25日に録画したままであったが1ヶ月ぶりにようやく観ることが出来た。 松本清張の代表的作品のひとつ「日本の黒い霧」をもとにして特にその中の「下山国鉄総裁謀殺論」を取り上げ戦後…

「金子みすゞ・魂の詩人」

NHKEテレに「100分de名著」という番組があり、先日「金子みすゞ詩集」が本来25分刻みで4回に分けたものを100分連続で一挙に再放送された。 この放送がされていることを中学同級生のグループLINEで連絡があり、放送後も同郷の詩人として話が盛り上がっ…

インドの先行きなど

インドの人口が中国を抜いて世界一(2023年でおよそ14億3千万人)になったことが最近色々なマスコミでとりあげられている。 4~5年前に孫とインドについて話して以来インドの将来は私のウオッチテーマのひとつにしてこのブログでも書いたことがある。…

「陥穽(かんせい) 陸奥宗光(むつむねみつ)の青春」

3月から始まった日経新聞に連載中の作家・辻原登さんの小説「陥穽 陸奥宗光の青春」を毎日の日課にして楽しみに読んでいる。 陸奥宗光は日本外交の草分け時代、外務大臣として不平等条約改正や日清戦争対応に尽力し「陸奥外交」の名前を残した明治の外交官…

映画「イングリッシュ・ペイシェント」

NHKBSプレミアムシネマで放送された米映画「イングリッシュ・ペイシェント」を録画してようやく観終わった。 とにかく160分以上の映画なので時間が有るときに観ようと思いついつい後廻しになってしまった。 1997年のアカデミー賞で作品賞を始め9部門…

「雑草という草はない」

現在放送されている朝ドラ「らんまん」の主人公のモデル植物学者・牧野富太郎博士の有名な言葉のひとつが「雑草という草はない」というものであるらしい。 雑草、雑木(ぞうき)、雑魚(ざこ)などの言葉があるが雑という言葉を辞書でみると ・やりかたが念入り…

NHKドラマ「心の糸」

録画したNHKドラマ「心の旅」は観終わって清々しくまた気持ちが前向きになれるドラマである。 観ている最中に気が付いたのだが、出演者が現在の年齢よりだいぶ若いことから観終わって分かったのだが元々初めて放送されたのは2010年らしい。 今回は再放送…

「業(ごう)の花びら~宮沢賢治 父と子の秘史」

NHKBSプレミアムで放送された番組「業の花びら~宮沢賢治 父と子の秘史~」を録画していたがようやく観ることが出来た。 宮沢賢治といえば誰でも知っている詩人で童話作家だが、私の好きな作品は、学校でも習ったことがある詩、「永訣の朝」「雨ニモマケズ」…

日銀の次の一手

昨今の国内の色々なニュースの中でも日本銀行総裁が交代したことに関連する情報は大いに注目されているもののひとつで、日本の将来にも影響があると思われる。 前任の黒田総裁が行った10年間にわたる異次元金融緩和については、色々なメディアがその評価を…

朝ドラ「らんまん」と郷校(きょうこう)

植物学者・牧野富太郎博士をモデルにしたNHKの朝ドラ「らんまん」が始まっている。現在主人公の万太郎の少年時代が進行中で、生家一帯の領主が設けた郷校に平民の子弟ながら通うことになり大きな刺激を受ける。 牧野富太郎が生まれた土佐(高知県)佐川の給領…

「舞いあがれ!」が終わった。

NHK朝の連続TV小説「舞いあがれ!」が終わってしまった。 東大阪に住む病弱な少女が転地療養のため母親の故郷である長崎県五島列島の島に渡ったことで健康と、空への夢を得て挑戦する物語である。 最初の辺りは大学の人力飛行機クラブ「なにわバードマン」で…

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

NHKBSプレミアムで放送された映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を録画して観終わった。 2017年のイギリス映画で、第二次世界大戦でヒトラーのナチスドイツに対峙したイギリス首相・チャーチルの後半生、まさに戦時内閣を率い…

小平奈緒さんの元気な姿「鶴瓶の家族に乾杯」

スピードスケートの小平奈緒選手はそのひたむきに努力する姿と少し哲学的な話しぶりに好感を持ち現役時代ずっと応援してきた。 2022年10月23日のこのブログに「小平奈緒選手の全日本500m8連覇と引退」と題して小平さんの引退のことを書いたがそ…

映画「ゼロの焦点」

1909年生まれの作家・松本清張の生誕100年を記念して2009年に公開された映画「ゼロの焦点」がNHKBSプレミアムで放送され録画して観終えた。 松本清張作品は推理小説時代小説を問わず若い時期に数限りなく読んだ気がしてこの映画の題名にも記憶が…

「金ヶ崎の退(の)き口」

最近NHKでは大河ドラマを盛り上げようと色々な番組で徳川家康に絡めた企画を立ち上げているが、これもその一つで歴史番組「英雄たちの選択」で家康絶体絶命と前置きして『「金ヶ崎の退き口」の真実』を放送した。 退き口とは負け戦や不利な戦いから戦場を離…

「ふりさけ見れば」と長門国油谷湾(ゆやわん)・久津(くづ)

安部龍太郎さんが日経新聞に連載中の「ふりさけ見れば」もいよいよ終局に近付き阿倍仲麻呂は日本の土を踏むことなく「安禄山の乱」の終焉を見届け唐で死去した。 仲麻呂が日本のスパイとして唐に残った目的は日本の歴史が書かれているとされる歴史書「魏略(…

金融政策はどうなるのか?

昨今あらゆるメディアで日銀の新しい正副総裁人事とこれからの金融政策がどう変わるのかを考えさせる記事や番組がこれでもかというくらいあふれ出ている。 これらの中には当然のことながら現在の黒田日銀が10年にわたって進めてきた異次元緩和の評価がどう…

「始めに言葉ありき」

最近TV、新聞、インターネット、雑誌など色々なメディアが「chatGPT」という対話AI(人工知能)のことを話題にしている。 残念ながら私はネット上で検索して確かに公開されていることを確認しただけでまだ実際に使ったことはないが、見聞きしたところによると…

映画「胸に輝く星」

NHKBSプレミアムシネマで放送された1957年の西部劇「胸に輝く星」を録画していたのを見終わった。 正直云って余り深く考えもせずたまたま番組表を見て録画しておいたのだが、観始めるとモノクロの古い画面に引き込まれて大当たりの映画であることを確信…

「ふりさけ見れば」・安史の乱(あんしのらん)

最近毎日の日経新聞を見るのが待ち遠しい。ひとつには現在の日本の金融政策がどう変わっていくのか、日本の財政はどうなるのかについて、自分なりの見立てと実際の推移がどうなるのかについてとても興味を持って注視していることがある。 然しもっと待ち遠し…

にっぽん百低山・金剛山

NHKTVに、酒場詩人を自称して「酒場放浪記」で著名な吉田類さんが山登りに挑戦する「にっぽん百低山」と言う番組がある。 もちろん題は深田久弥(ふかだきゅうや)の「日本百名山」をもじったものに違いないが、私も山歩き程度であれば好きなので番組表で見付…

英雄たちの選択「森鷗外37歳の転機~小倉'左遷'の真実」

NHKBSプレミアムで放送された英雄たちの選択「森鷗外37歳の転機~小倉'左遷'の真実」を録画して観終えた。 夏目漱石と並ぶ明治の文豪・森鷗外は昨年没後100年を迎えたことから色々な企画が実行されておりこの番組もその一環と言えるかもしれない。 若く…

朝ドラ「舞いあがれ」ISO(アイエスオー)規格のことなど

NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ」では主人公の舞ちゃんが航空機のパイロットの夢をいったん(と勝手に想像しているのだが)封印して、亡き父のネジ工場を母親と共に守っていく姿が描かれている。 今週は「大きな夢に向かって」と題して父の夢でもあった「…

ダイキン工業の成功に見る家電凋落の一因

一時は世界を席巻していた日本の家電産業は昨今凋落が甚だしい。 永年籍を置いた業界が中国や韓国メーカーの後塵を拝するのを見ているのはなかなか辛いものがある。 その凋落の要因については ①国内にメーカーが乱立して過当競争を演じた。 ②高品質多機能に…

桶狭間のなぜ?

歴史のあれこれを追跡していると歴史家の説明を色々読んだり聞いたりしてももなかなか疑問が解けていないことがあり、例えば以下のようなこと等々である。 ・大軍を率いていた今川義元が桶狭間で織田信長に攻撃され首を取られるほどの惨敗に至ったのはなぜか…

中島みゆき・心の痛みがわかるレーダー

文藝春秋新年特大号の「101人の輝ける日本人」に音楽プロデュサー・瀬尾一三さんが歌手・中島みゆきさんのことを書いた「心の痛みがわかるレーダー」と題した一文が載っている。 このブログ昨年の11月1日に『中島みゆき「ファイト」』という表題で書かせ…