2024-01-01から1年間の記事一覧

「百万本のバラ物語」

最近立て続けに歌手・加藤登紀子さんが歌う「百万本のバラ」に関するNHKの番組を観ることになった。 何れも90分の番組でそれぞれ ①「"百万本のバラ"はどこから そして どこへ~加藤登紀子 ジョージアへの旅~」と ②「百万本のバラ物語 TOKIKO KATO~歌は国…

園芸サークルの日

昨日は2週間ぶりの園芸サークルの活動日で、朝からラジオ体操も含め参加してきた。 畑の草取りが主な作業で、ホウレンソウやタマネギ、スナップエンドウが植えてある場所の草取り、畝の溝などの部分は固い土なので鍬を使って削り取った。 久しぶりに鍬を使…

厚狭へ帰省

昨日は墓参りと図書館での厚狭毛利家文書の入手、及び地域の写真撮影の為故郷の山口県厚狭に帰省してきた。これ以上にない好い天気に恵まれたが、残念ながら少し花粉症の症状が出始めたような気もしている。 用事は全て予定通り済ますことが出来たが、先ず奇…

中断中のひとりごと「令和の廃藩置県」

月刊誌・文藝春秋には「ローマ人の物語」などの作品で知られるイタリア在住の作家・塩野七生さんの「日本人へ」と題するエッセイが毎号載せられている。 三月号は「令和の廃藩置県」と題するもので、早とちりの私は、地方の衰退が頭に有る関係からか、いわゆ…

中断中のひとりごと「流転の子/最後の皇女・愛新覚羅嫮生(あいしんかくらこせい)」

本岡典子著「流転の子/最後の皇女・愛新覚羅嫮生」中央公論新社刊を読み終えた。 というのも最近、中国清朝の皇帝一族の姓・愛新覚羅(あいしんかくら・アイシンギョロ)に関係するのではと思える日本の姓に出会い、もう一度関連する本を読まねばと思い探し出…

中断中のひとりごと・「邪馬台(国)はヤマトである」

月刊誌・文藝春秋の最新3月号に歴史学者・桃崎有一郎氏が画期的新説と銘打って「邪馬台はヤマトである」という表題のもと、こう着状況にある「邪馬台国はどこにあったのか」の論争に決着をつける勢いで記事を書かれている。 この記事は2023年に同氏が学…

中断中のひとりごと・映画「ディファイアンス」

NHKBSで放送された2009年の米映画「ディファイアンス」を長い間録画していたがようやく観終わった。 「ディファイアンス・Defiance」は英和辞典で調べると凡そ「権力や敵対者などに対する挑戦的態度、公然たる反抗」などと訳されている。 周知の通り第二…

中断中のひとりごと・三月句会

昨日は住んでいる施設の定例三月句会で15人全員の出席であった。 私はここしばらく詠んだなかで今月の兼題「海苔」一句を含む以下の五句を出した。 ①海苔舟が網潜(くぐ)り刈る須磨の朝 住んでいる直ぐ近く「須磨の浦」は海苔養殖が盛んで、今が収穫シーズ…

中断中のひとりごと・「園芸サークル」入会

住んでいる施設には「園芸サークル」があり野菜などを育てる畑があるが、この際屋外で身体を使うことを少し増やしていこうと思い入会させて貰うことにし、昨日は朝から晴天のなか初参加した。 昨日の主な活動がジャガイモと茗荷の植え付けで、ジャガイモは引…

中断中のひとりごと・『イスラームの深層』

鎌田 繁著『イスラームの深層』NHK出版 刊を読み終えた。 といってもこの本の内容を理解したかと問われると甚だ心許ない。ここ一週間ばかり用事や他のことをしながら断続的にまた繰り返し読んだが、自己評価として完全理解には程遠い気がする。 著者は東大教…

中断中のひとりごと・三木城址へ行ってきた

今日は寒風のなか、播磨に住むからには一度は行かなければと思っていた兵庫県三木市にある三木城址に行ってきた。 兵庫県に来て二年近くになり、海沿いの辺りには少しずつ慣れて来たような気がするが北の山手は全く土地勘がなく、車は遠慮して電車を利用した…

中断中のひとりごと・2月句会

今日は住んでる施設の2月の定例の句会で、メンバー14人全員と、入会検討の見学者を加えて計15人の参加、私は直近に詠んだ以下の五句を出した。 ①悴んでパスワード打つ二度三度 ②着ぶくれて南京町を歩き食ひ ③大根の青首映えて時機を告げ ④寒あやめ風と…

「太平記の世界・列島の内乱史」応永の乱/ブログ中断のお知らせ

佐藤和彦著「太平記の世界・列島の内乱史」吉川弘文館刊を読み終えた。 この本は14世紀の30年代から鎌倉幕府の終焉と共に約60年間にわたって日本列島を広範囲に戦乱に巻き込んだ南北朝時代を、室町時代に成立した軍記・太平記を共通の手がかりにして描…

「値上げもう謝らない」

物価と賃金が上がらない約30年を経て外からのエネルギー価格の上昇や、内なる人手不足、金融緩和などの影響からか、ようやく値上げや賃上げが受け入れらていくような兆しが素人目にも感じられる。 現在の物価上昇は食料品の上昇が牽引していることはデータ…

「北京の歴史」③エピソード②

1月13日の続き、「北京の歴史」に書かれているエピソードの内の残りの2項目。 ③盧溝橋(ろこうきょう) 盧溝橋は北京の西南郊外の永定河(えいていが)にかかる橋で11基のアーチ型孔洞をもつ橋脚で支えている有名な橋である。 永定河の旧名が盧溝河であり…

映画「小説家を見つけたら」

NHKBSで放送された2000年のアメリカ映画「小説家を見つけたら」原題「finding forrester」を録画、長らく放置していたが時間を見つけようやく観終わった。 放置していたのが後悔されるような、記憶に残る、また観終えて余韻の残る私にとって良い映画であ…

「退いて後の見事な人生」新井白石(あらいはくせき)

童門冬二(どうもんふゆじ)著「退いて後の見事な人生」祥伝社刊 を読み終えた。著者は東京都庁に勤めた後歴史作家に転身した人物で、TVの歴史番組などのコメンテーターとして見かけることがある。 著者は、自分も含めた現代の「隠居力」を起承転結ではなく起…

「北京の歴史」②エピソード①

1月11日の続き 「北京の歴史」に織り込まれているエピソードの中で日本人に比較的馴染みがあると思われるものを2回に分けて書いておきたい。 ①「隗(かい)より始めよ」 古代、北京の辺りは燕(えん)国と呼ばれていたことは既に書いたが、燕は当時の辺境に…

今年行くべき場所世界で三番目・山口市

ニューヨークタイムズが2024年に行くべき場所52箇所を選んだ中で、私の郷里山口県の県庁所在地・山口市が3位に選ばれたと同級生からのLINEで知らせがあった。 その知らせを聞いた後、用事で車に乗るとたまたま当地のラジオ朝日放送(ABC)のニュースで…

「北京(ぺきん)の歴史」①

新宮 学(あらみやまなぶ)著「北京の歴史」筑摩書房 刊を読み終えた。著者は中国近世、中国都城史、東アジア比較都城史の専門家で副題が「中華世界に選ばれた都城の歩み」となっているように、北京の起源から中華人民共和国の首都となるまでの歴史を丹念にた…

初句会

昨日は今年初めての施設俳句サークルの句会で、普段に無いお茶(ペットボトル)やお菓子まで出してもらった。 私は出来るだけ毎日の句作を心がけているなかから以下の五句を出した。 ①木洩れ日へ悴(かじか)む手指差しかざす ②手袋を忘れて拳握り締め ③渡すより…

映画「用心棒」と関東取締出役(かんとうとりしまりでやく)など

NHKBSで放送された昭和36年(1961)の懐かしい映画「用心棒」を録画再生して観終わった。 観るのは多分2回目と思うが細かい点はあまり憶えておらず最後まで集中して鑑賞出来た気がする。 云わずと知れた黒澤明監督の代表作のひとつで、三船敏郎主演、こ…

「新街道をゆく②肥薩の道」

作家・司馬遼太郎さんの全43巻に及ぶ代表作「街道をゆく」を、司馬さんの生誕100年を期してNHKが映像化する「新街道をゆく」、今回はその五回目の放送で「肥薩のみち」である。 肥とは肥後国・熊本県、薩とは薩摩国・鹿児島県であり、司馬さんが昭和4…

塩野七生(しおのななみ)さんの徳川慶喜への評価

イタリア在住の作家・塩野七生さんが月刊誌「文藝春秋」に「日本人へ」と題したエッセイを連載されていることは以前にも書いたことがある。 最新の新年号では前号に引き続いて『「燃えよ剣」を読む』と題して作家・司馬遼太郎さんの新選組副長・土方歳三を主…

娘と孫の訪問

昨日は娘夫婦と孫二人がやって来た。もうひとりの孫はインフルエンザに罹り来ることが出来ず留守番で残念。 昨年までに孫三人共に職を得ることが出来て一安心したのだが、来た二人には職場の様子を色々尋ねたり、業種の先行きなどの話が出来て久しぶりに社会…

「物語 朝鮮王朝の滅亡」

金 重明(KimJungMyeong)著 「物語 朝鮮王朝の滅亡」岩波書店 刊 を読み終えた。 著者は在日二世の小説家で本の題名に「物語」と付いているように、史料に基づいて歴史的事実を考証するのではなく「朝鮮王朝の滅亡」という重苦しい事実を平易に…

こころの時代「悪人とはだれか」

NHKEテレに「こころの時代」という番組があって、副題に「宗教・人生」が付いている。 私は今まで無宗教、無信心で来ているのでこの番組を視聴したことはなかったが、たまたまいつものルーチンで録画の為番組表を当たっている時「悪人とはだれか」という…

「史書を読む」

坂本太郎著「史書を読む」吉川弘文館 刊を読み終えた。 著者は1987年に亡くなられたが、日本の古代制度史の基礎を作ったひとりとして評価され文化勲章も受賞されており、この本は1981年に刊行されたものの復刊本である。 この本は、古事記、日本書紀…

『「寅さん」と、旅と俳句と山頭火』

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 旗振り山からの初日の出、何とか雲の切れ目から。 井澤勇治著『「寅さん」と、旅と俳句と山頭火』芙蓉書房出版 刊を読み終えた。 図書館で題名を見て借り出した際は、てっきり著者が、映画「男…