2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
山内譲著「瀬戸内の海賊・村上武吉の戦い」講談社刊 を読み終えた。 古代から現代に至るまで瀬戸内海は交通の幹線であり続けているが、この地域に海賊と呼ばれた集団が種々存在したことは広く知られる。 なかでも中世や戦国時代を通じ瀬戸内海に君臨した村上…
墓参りで帰省し立ち寄った記事の最終回は、漢陽寺の見学を終えて同級生に案内して貰った、周南市鹿野地区の「清流通り」と呼ばれる観光スポットで、「平成の名水100選」にも選ばれている。 漢陽寺の裏手から潮音堂を介した水は整備された水路をたどり、さ…
今回の厚狭への帰省で、立ち寄りを計画したもう一箇所が山口県周南市鹿野の臨済宗南禅寺派の名刹・漢陽寺で、この地に暮らす中学同級生に案内して貰った。 (余談ながら歌舞伎で大盗・石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と見得を切るのが京の南禅寺山門であ…
厚狭へ帰るついでに立ち寄りを計画したのが、山口県周南市鹿野(かの)にある漢陽寺(かんようじ)で、2日目は忙しいなか案内して貰う予定の中学の同級生と徳山駅で待合せ。 私は待合せよりかなり早めに徳山に着き、駅から比較的近い児玉神社に行って来た。…
大蔵省の財務官といえば事務次官級の職位で為替など国際的な業務を担当し、歴代「ミスター円」などと呼ばれる。 前財務官の神田眞人(かんだまさと)氏が文藝春秋9月号の特集「日本経済伸るか反るか」のなかに「日本はまだ闘える」と題して寄稿している。 …
彼岸の入りということもあり故郷の厚狭へ墓参りで帰って来た。 神戸より西のせいか山口県の方が少し暑い気がしたが、秋の気配も感じつつ墓参りを済ませた後、タクシーで松嶽山・正法寺に参って来た。 今回の墓参り帰省では、今までこのブログで何回か取りあ…
「わたしの金子みすゞ」メディアファクトリー刊は懐かしく少し不思議な絵と詩がコラボした本である。 金子みすゞさんはこのブログでも何回か触れたことがある、大正から昭和初期の私の同郷・山口県の日本海側仙崎出身の童謡詩人。 絵を描かれているのは漫画…
昨日は仲秋の名月、満月は今日らしいが、施設の俳句サークルではあくまで暦に合わせて名月を愛でる会が催された。 PM 5時半から庭に面したテラスに13人が集合、飲み物は各自持参でおつまみ類が会から出された。 詩吟が出たり、「荒城の月」の歌、先日のフ…
9月11日のブログに「伊達騒動と原田甲斐」という本を読んだことを書いた。 この中にふるさと厚狭に関わる内容が突然出てきて調べ直すと、以前入手した資料の内容とも符合し大いに驚くことになった。 伊達騒動が勃発した当時の仙台藩は幼少の第4代藩主・…
昨日は住んでいる施設で、例年のフェスティバルに「20周年~ハワイアンナイト」と銘打って、「花の丘広場」と名付けられた庭に舞台や席を設けてにぎやかな催しがあった。 屋外開催のため暑さを避けて17時半からスタート。その直前にまるで開催を祝うかの…
一昨日は施設の女性4人に私たち夫婦が御呼ばれで加わり、垂水の和食屋さんで昼食会があった。 書き始めて、このブログでまだ紹介していないことに気付いたが、最近二冊目の出版にようやくこぎ着け、そのお祝いを兼ねての席でもあった。 この和食の店は何種…
小林清治著「伊達騒動と原田甲斐」吉川弘文館刊を読み終わった。 8月4日のこのブログに福島県桑折(こおり)産の桃のお裾分けのことを書き、この地を治めた桑折氏の縁者の一人が原田甲斐であることにも触れた。 俗に江戸時代の三大御家騒動のひとつ仙台伊…
日経新聞の毎週日曜日に「NIKKEI The STAYLE」と銘打った本紙と違う紙質のライフスタイルに特化した10~12ページの付録紙がついている。 その最終ページにはいつも各界の人が執筆するエッセイの欄があり、今週はゲームクリエイターという肩書きの小島秀…
NHKBSのプレミアムシネマで放送された1970年のアメリカ映画「パットン大戦車軍団」を録画再生して見終わった。 私の子供の頃は太平洋戦争を含む第二次大戦の兵器を、漫画で読んだりイラストを見たりして自分でもスケッチしたりしていたが、その憶えたひ…
一昨日は施設俳句サークルの9月度定例の句会があった。欠席もあり参加は14人。 私はブログに出した句や日頃詠んできた最近の句のなかから以下の5句を出した。 ①街の灯も少しやはらか夜の秋 今回の句会の兼題が夜の秋、夜の秋とは昼はまだ暑さが厳しいの…
NHK BSプレミアムシネマで放送された2017年の蘭・仏・米・英4か国合作映画「ダンケルク」を録画再生して見終わった。 後で知ったのだがアカデミー賞の編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞しており、云わば映画制作の裏方の部分が評価されている。 (兵士…
頂き物で、懐かしい「小城羊羹」に出会った。以前この羊羮のことを話題にしたことがあって、その時のことを憶えておいて頂いたようである。 小城は佐賀平野の中央部にあり、鎌倉時代以降千葉県にゆかりの千葉氏の支配などを経た歴史ある街で、江戸時代は肥前…