食事会と本の出版

一昨日は施設の女性4人に私たち夫婦が御呼ばれで加わり、垂水の和食屋さんで昼食会があった。

書き始めて、このブログでまだ紹介していないことに気付いたが、最近二冊目の出版にようやくこぎ着け、そのお祝いを兼ねての席でもあった。

この和食の店は何種類かの昼御膳が用意されているが、新鮮な刺身定食が評判で、期せずして6人ともこの刺身御膳を注文し、いつも通りの美味しさだった。

話題は施設暮らしのあれこれに花が咲いたが、会の性格上私が歴史に興味を持った経緯や現役時代の話までしてしまった。

何れにせよ入居者同士で世代を超えて色々な話題でコミュニケーションが出来て良かったと思っている。

今年初めから多くの時間を費やしてきた二冊目の本がようやく完成し、一冊目をお配りした方を中心にして順次配り始めている。

このブログで書いてきた2021年1月から2023年12月までの900編以上を377編に絞り込んだもので一冊目に倣い「厚狭吉亭日乗Ⅱ ふるさと厚狭&歴史の彼方から」とした。

自分の書いたものを分別するのは結構悩ましい作業で、都合4回全部の読込みを繰り返して絞り込み、その関連で相互の文章を整理したりで残った377編も一部手直しを余儀なくされた。

校正作業も含めると少なくとも377編は10回位読み直ししており、そのお蔭で自分の書いた内容が更に深く脳内に染み込んだ不思議な気がしているが、併せて脳内も疲れ果てた。

それでも原稿の量は一冊目の1.5倍程度有り本の体裁も一回り大きくなった。

身の回りのことと併せ、ふるさと厚狭の江戸時代民政記録・厚狭毛利家代官所日記の読み解きや、二年前に始めた俳句の50句も付録として織り込んでおり、出来るだけ多くの人の目に留まって欲しいと願っている。

退職時に書いた「やりたいことリスト」のひとつがこの二冊目で達成出来た気がしている。

🔘今日の一句

 

半年の苦を積み上梓秋麗(あきうらら)

上梓(じょうし):図書を出版すること

🔘施設の庭を歩いて予期せぬ出会い、珍しい一輪のみのヤナギトウワタ(柳唐綿)、北アメリカ先住民が薬草として用いることもあったらしい。