2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
仏事で大阪・本町にある真宗大谷派難波(なんば)別院(南御堂)に娘と三人で行ってきた。 真宗大谷派(東本願寺)の大阪の中核寺院で、その歴史は安土桃山時代に遡り以前このブログにも書いたことがある。 この門前が松尾芭蕉の終焉の地となった。これにち…
樹木希林著「老いの重荷は神の賜物」集英社刊を読み終えた。 俳優・樹木希林さんについてはこのブログでも何回か書かせて貰っていて、そのプロフィールについては敢えて触れる必要がないと思うが、この本は今は亡き樹木希林さんが2012年都内「慶應丸の内…
テレビで最も好きな番組を挙げろと云われると、少なくともその候補のひとつはNHKBS の「新日本風土記」である。 全国各地の知らなかったことを知る面白さがあり、今回は福岡県北九州市の小倉区にある八坂神社の祇園祭で打ち鳴らされる「小倉祇園太鼓」がテー…
益田 宗(たかし)著「入道殿下の物語 大鏡」吉川弘文館 刊を読み終えた。 著者は東大史料編纂所の所長などを務めた歴史家で、2013年に亡くなられていて、この本は1979年に刊行されたものの復刻版である。 「大鏡」は平安時代中期14代にわたる帝(…
定期的に送られて来る金融機関の季刊雑誌、今号の巻頭随筆は「秋の訪れ」という題で、「八日目の蝉」などの作品で知られる作家・角田光代さんが寄稿されている。 ここ数年の異常な暑さのなか飼い猫の生態いろいろから、夏場全く入らないのに9月の半ば決まっ…
①2022年2月ロシアがウクライナに突如侵攻して始まった戦争は、終わりが見通せない戦いが続いており、パレスチナ・ガザの戦いと併せ世界の日常にも暗い影を落とす状況が続いている。 東部でロシアに押し込まれているウクライナが、ウクライナに接するロ…
桜井好朗(さくらいよしろう)著「吉野の霧 太平記」吉川弘文館刊を読み終えた。 よく知られているように、「太平記」は鎌倉時代の終焉から室町時代の始まりに至る日本列島全体を巻き込んだ動乱の時代、いわゆる南北朝時代を扱った古典である。 この本は中世…
昨日はお盆休みということもあり娘が孫二人を連れてやって来た。 もうひとりの孫は用事で大阪へ早く帰ったとのことで残念だが、残る二人は何れも私と同じく製造業勤務で仕事や会社生活のあれこれを話し合った。 一人は勤務先の関係で茨城県に住んでいて、近…
「空海の風景」が載っている司馬遼太郎全集第39巻には巻末に司馬遼太郎作品では極めて珍しい戯曲2編の内のひとつ「鬼灯ー摂津守の叛乱」が載っている。 司馬さんの戯曲は今まで芝居を観たことも無いし読んだことも無かったが、興味を引く対象でもあり、何…
作家・司馬遼太郎さんが生前自ら最も好きな著作と呼んだ長編「空海の風景」をようやく読み終えた。 ようやくの意味は二つ有り、前回のブログに書いたように若い日に読みかけて途中で「密教」の意味にこだわり挫折してしまったこと、もうひとつはこの位の分量…
最近NHK でたて続けに作家・司馬遼太郎さんの「空海の風景」に材をとった番組が放送され、幸い何れも録画する機会がありようやく見終わった。 ①NHKスペシャル「空海の風景前編 大唐渡海の夢」「後編 弘法大師への道」ー2002年制作の再放送 ②こころの時代…
一昨日は住んでいる施設の俳句サークル8月の例会だった。欠席が2名有り13名の出席。 私は今まで詠んだ句やブログに載せたものの中から、今月の兼題「蟻」を含む以下の五句を出した。 ①蟻の眼に吾(あ)は木偶(でく)なるか恐竜か 施設の図書室で新聞を…
月刊誌・文藝春秋8月号にイタリア在住の作家・塩野七生さんが『「翔ぶが如く」を読む』と題して、塩野さん連載の巻頭エッセイ「日本人へ」の250回記念として書かれている。 云うまでもなく「翔ぶが如く」は作家・司馬遼太郎さんの、「坂の上の雲」と並ぶ…
施設の入居者の方から福島県伊達(だて)郡桑折(こおり)町の特産桃のお裾分けを頂いた。 「桑折」の名前はその独特の読み方から記憶に刻まれていて、桃に付されていたメモからそれがよみがえって来た。 戦国時代後半、奥州を席巻した伊達政宗で有名な伊達…
パリオリンピックの序盤戦では日本は予想以上のメダル獲得数で、毎日のダイジェストニュースを聞くのが楽しみになっている。 柔道、馬術、体操、フェンシング、スケートボードなど興味が尽きないが、個人的には男子と女子のサッカーの先行きに大いに期待をし…