昨日は住んでいる施設から、神戸ポートアイランドにあるポートピアホテルへのバスを使ったグルメツアーがあり、家内と二人で参加してきた。
ドアtoドアで高速経由約40分の楽なツアーである。
聞いたところによると以前は定期的な頻度で開催されていたらしいが、コロナで間が空き約2年ぶりの実施らしい。
メニューが鉄板焼であることと、行き先がポートアイランドだと言うことで参加を決めたのだが、とにかく神戸に移り住むからには一度は神戸の港を見ておかねばと思っていたので、いわば渡りに船のタイミングだったかもしれない。
日本が成長する時代を通じて神戸港は日本を代表する物流拠点として輝いており、いわば阪神工業地帯の要(かなめ)だと思いながら私は大阪で永年働いていた。
歴史的に見ると大輪田泊(おおわだのとまり)といっていた中世には平清盛がすすめた日宋貿易の、また足利義満が行った日明(にちみん)貿易の拠点であった。
幕末明治の開国では他に先駆けた開港地でもあった。
以前から海運に興味があり、世界の港湾別コンテナ取り扱い量統計データを見ると1970年代には世界一だった事があり、1980年はニューヨーク、オランダ・ロッテルダム、香港についで神戸は第四位、しかし2020年には67位、計算してみると第一位の上海港の取り扱い量の何とたったの6%に過ぎない。
日本の総合力の低下、企業の海外現地生産などが影響していると思われるが1995年の阪神・淡路大震災で港湾が被災した際に貨物の取り扱いが韓国、中国の港にに移った影響が挽回できていないことも大きいと思われる。
何れにせよ残念だが中継港湾機能はほとんど無くなっているのだろう。
関係者のご好意でホテルの窓から港を眺めることが出来たが、何かしら活気が無いように感じたのは私の思い込みから来るものだろうか。
肝心の鉄板焼は色々な趣向も施されとても美味しく頂かせてもらった。
〈鉄板焼・「但馬」にて〉
シェフが調理中
ナスとゴマのソース・スズキ
サラダ
フィレ肉、野菜など
ガーリックトースト
ご飯と赤だし
パイナップルとマンゴーのデザート
〈ホテル3階からの港風景〉
〈神戸大橋からの風景(バスの窓から撮影)〉
〈自分用のお土産にホテル内で個装の神戸プリンとリングケーキを〉
🔘先日兵庫県のローカルニュースで、大阪万博に向け神戸から直行の遊覧船運航が計画されていることを伝えていたが、貨物が期待できない状況では大型豪華客船を含む国内外客船の誘致で神戸周辺の観光振興を進めることがウイズコロナの一策なのかもしれない。