中断中の独り言③・カムカムエヴリバデイ「ひなたの道で」など

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバデイ」が終わってしまった。
言うまでもなくラジオの英会話講座を軸にした母子3代をつなぐ物語で、ヒロインが上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんと3人もいる珍しいドラマだった。

朝から気持ちが落ち込むような一部ストーリーや、あまりに偶然すぎる出会いの数々で途中少し敬遠したくなるようなところもあったが、「継続は力なり」を体現するようなヒロインたちの英会話の勉強ぶりや、小豆餡(あずきあん)作りのおまじない「おいしゅうなれ」が映画「あん」の樹木希林さんの演技を思い起こさせたりして、つい日々の楽しみになり登場人物それぞれのハッピーエンドを見届ける事が出来てよかったと思っている。

このドラマのなかで私の心に永く残りそうな2つのこと。

川栄李奈さん「ひなた」が勤める映画村の、松重豊さんが演じる大部屋俳優「伴 虚無蔵」の言葉。
(余談ながら、この名前を番組では「きょむぞう」と読ませていたが、時代劇の名前なら「こむぞう」ではないかと勝手に思っている。)

『日々鍛練に勤めいつ来るかわからぬ機会にそなえよ』

ーー自分自身の経験から見ても、これ程将来のことを的確に簡潔に表した言葉は他に知らない。
ひょっとするとこのドラマのメインテーマの一つを表している言葉かもしれない。

②このドラマのキーの一つがジャズでルイ・アームストロングの演奏で有名な曲。

『On the sunny side of the street(ひなたの道で)』

ルイ・アームストロングは名前を聞いた事があるくらいでこの曲も知らなかったが、番組で度々演奏されたり、極め付きは深津絵里さん演じる「るい」が唄ったことでとても惹き付けられてしまった。

今まで音楽と言えばカラオケの懐メロくらいがせいぜい私の縄張りだったが、詞の内容が前向きに生きようとする明るいことや、軽快なリズム、メロデイーで懐メロとは違う扉を新しく開けてもらったような気がしている。

「るい」が唄った曲をもう一度と思いYouTubeを検索すると、懐かしい「大阪ぐらし」「有楽町で逢いましょう」等
私達世代に馴染みの〈低音の魅力〉と云われたフランク永井さんが原語で唄った、

『On the sunny side of the street(ひなたの道で)』

に出会い更にびっくり感動してしまった。

🔘歩きの途中、チューリップが2箇所できれいに咲いていた。
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