NHKBSで推理小説作家・湊かなえさん原作の「山女日記」シリーズ第３集が始まっている。
工藤夕貴さん主演の脱サラ山の案内人が仕事を通じて色々な人間模様に出合う話で、近場の山しか知らないものの山の良さは少しばかり感じるところがあり、継続録画して観るようにしている。
湊さんは山好きらしくNHKBSの山番組では工藤夕貴さんと一緒に百名山を登る設定で、様になった姿を何度か見かけたことがある。
今回の第３集は始まったばかりだが、その内の既に放送された第２週と第３週でそれぞれ１つずつの出会いがあった。
①毎週土曜日朝８時０５分からNHKラジオで放送される山番組「石丸謙二郎の山カフェ」のマスター役俳優・石丸謙二郎さんが、第２週で奥さんに連れられて嫌々ながら雨飾山(あまかざりやま)に登る役で登場した。
元々のキャラクター憎まれ役にふさわしい登場だったが最後はなぜか山好きになってしまう。
元々大の山好きが山カフェのマスターに繋がっているのだが、ドラマのなかでは本来の憎まれ役に徹して欲しかったような。
②第３週は福島県二本松市の安達太良山(あだたらやま)。
冒頭から高村光太郎の「智恵子抄」が出てきた。
「あれが阿多多羅(あだたら)山、 あの光るのが阿武隈(あぶくま）川・・・・・・・」
私も安達太良山と聞くと２代目コロンビアローズさんが唄った歌謡曲「智恵子抄」が直ぐに頭に浮かぶ。旧くて申し訳ないが-------
♪︎♪︎東京の空 灰色の空
ほんとうの空が 見たいと云う
すねて甘えた 智恵子 智恵子の声が
あゝ 安達太良（あだたら）の山に
今日も きこえる♪︎♪︎
二本松の地元で和菓子屋を営む旧友と登ることになった安達太良山のストーリーは、推理小説的要素も「智恵子抄」も入ってなかなか良かったが、観ているとついつい私も山に行きたくなってしまう。
それはそうとしてカラオケで「智恵子抄」を歌ってみたいものだ。
◎児童公園ではまだカンナが咲いている。
