中断中の独り言・パリオリンピック敗戦あれこれ

パリオリンピックの序盤戦では日本は予想以上のメダル獲得数で、毎日のダイジェストニュースを聞くのが楽しみになっている。

柔道、馬術、体操、フェンシング、スケートボードなど興味が尽きないが、個人的には男子と女子のサッカーの先行きに大いに期待をしている。

順当に勝った人、予想以上に良い成績を挙げた人がいる反面、周りから大きな期待を受けるなか、悔しい結果になった選手に殊更人間味を感じてしまう。

柔道女子52キロ級の2回戦敗退した阿部詩選手の号泣や、立ち上がれないほどの気落ちはその肩にかかっていた重圧を垣間見たような気がした。

その後の気持ちの切り替えにも感心した。兄の金メダルを喜ぶ姿を見ると必ず復活リベンジするだろうと期待している。

フェンシング女子サーブルで3回戦敗退した江村美咲選手の試合は、直前にNHK BSの番組・スポーツ×ヒューマンで取り上げられているのを観たことや、選手団の旗手だったこともあり注目していたが、全く予想外の展開で本人の茫然自失の姿が全てを語っていた気がする。

世界選手権を二連覇したチャンピオンであり、まだ残る8月3日の団体戦にどう気持ちを切り替えて臨むのか注目応援している。

体操男子・橋本大輝選手のあん馬の落下は見ている方もショックだったが、最後まで個人総合種目をやりきり、また団体総合の金メダルに貢献した。

更に個人総合で金メダルをとった後輩の岡慎之助選手を祝福する姿は感動的で、内村航平選手の後を継ぐ日本体操のリーダーであることを身を以て示している。

日本人選手がメダルを手にする姿はいつ見ても嬉しく感動的だが、それとは別に敗者の中にこそ、こちらが学ぶべきことがより多く含まれているような気もしている。

🔘今日の一句

 

夏畑人と鴉の係争地

 

🔘近くの別施設の庭、オミナエシ(女郎花)