「オリエント急行殺人事件」は云わずと知れた作家アガサ・クリスティの名探偵ポアロが活躍する推理小説だが残念ながら未だ読んだことがない。
然し推理小説の名作という世評は聞いており、NHKBSプレミアムシネマで放送された1974年の映画を録画しておいた。
先日、読者になっているブロガーさんの記事にこの映画のことが載っており、「観ていない方はレンタルショップで借りてもいいくらいの作品」とあったのでこれは放置しては勿体ないと思い早速観ることにした。
映画の中身に入る前に兎に角、最初の字幕に出てくる名前のリストがすごい!
俳優では確か14人が出てきたと思うが全員の名前に聞き覚えがありこんなことは滅多に無い。
ここでは私が過去に観た映画で今でも印象に残っている人達だけ書いておきたい。
・シドニー・ルメット監督ーー「狼たちの午後」
・マーチン・バルサムーー「トラ・トラ・トラ」
・イングリット・バーグマンーー「カサブランカ」「誰が為に鐘が鳴る」(絶頂期のバーグマンでないバーグマンがこの映画では印象的)
・ショーン・コネリー ーー「007」「風とライオン」
・アンソニー・パーキンスーー「パリは燃えているか」
・リチャード・ウイドマークーー「アラモ」「襲われた幌馬車」(悪役のウイドマークにこの映画で初めて出会った)
推理小説がベースの映画なので詳細なストーリーを書くのははばかられるが、ニューヨークで起こった幼児誘拐殺人事件を背景に5年後、イスタンブールからフランス・カレーに向かうオリエント急行列車のなかで殺人事件が起こり居合わせた探偵ポアロが犯人(達)と5年前の事件とのつながりを突き止めて行く。
私は原作を読んでいないのでこの結末に驚いたが、原作を読んでいる人がこの映画を見ると、どうなのだろうかと少し老婆心が兆したのは事実である。
内容自体は重苦しい雰囲気のストーリーなのだが、最後にハッピーエンドとなる展開が用意してあり、出演者が乾杯するシーンまであり原作の良さを多分に想像出来る。
◎歩きの途中見たこれはニラのように思うのだが?