気づいたら少数派

朝日新聞に週一で「Reライフ人生充実」欄があり今週は「気づいたら少数派」の題で、化粧を全くしない女性や今もガラケーを使う人など色々な少数派と感じた体験談が掲載されている。

私も色々な場面で自身が多数派に属していると感じた事はあまりなく、振り返ってみると大概の場合少数派マイノリティに組している気がする。気持ちを例えるなら【人の裏に道あり花の山】だろうか。

少数派を感じる内容は色々有るが取り敢えず今、思い付く一つは「地名、苗字など名前を前にすると興味が湧いて仕方がない」事がある。

仕事やゴルフなどで人と会うと名前の由来や出身地がつい知りたくなる。他の人で同じ興味を示した人に出会った事はなく、唯一の例外は司馬遼太郎さんが自著の「風塵抄」に学生時代にニューヨークの名前の由来を先生に尋ねて誤解を受けたことの記憶を挙げて嘆いておられたが、私もその気持ちがよくわかる。


最近私の中でヒットした事例を一つ。
私が時折行くゴルフ練習場への道すがら小さな古い社で「赤坂神社」がある。
この辺りの地名は大阪市平野区長吉六反で赤坂とは全く関係なくずっと気になっていたが、年明けようやくこの神社の由来を探し当て一挙に疑問が解けた。

『この辺りの元々の地名は赤坂であったが鎌倉時代末期、千早赤阪(現在大阪府千早赤阪村)で楠木正成後醍醐天皇に応じ反幕府の兵を挙げた際、この地が同名であるため幕府軍から誤って討伐されないよう急遽赤坂の内赤に似た六を、坂の内土を抜いて反へとして六反と地名変え、神社はそのまま赤坂として続いた。』

一次史料が無いので真偽の程は分からないが、地名と鎮守社の関係が自分の中でスッキリした。然しどう観ても少数派の自己満足にしかすぎないのだが、、、、、。