ゴルフ場ヘの道沿い「白鳥古墳」

◎昨日は何時もの70歳台メンバー4人、ホームコースでコロナウイルス対応ゴルフ。
行く途中に雨になり、これはまずいと思いつつゴルフ場に着くと運良く雨が上がり、梅雨の合間の幸せゴルフとなった。然し毎日続く雨で想像以上にコースは水を含んでおり難しいライの連続でタフな1日だった。

◎私の住んでいる場所からゴルフ場に行く場合、高速を使う表通りと一般道を使う裏通りがあるが、この裏通り沿いに、世界遺産・百舌鳥古市古墳群の一部になっている、神話の英雄日本武尊(ヤマトタケル)の陵墓とされる前方後円墳羽曳野市白鳥陵(しらとりのみささぎ)が見える。

白鳥とは古代にそぐわない今風のしゃれた名前に聞こえてしまうのだが、、、

外周から観た白鳥古墳
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古事記日本書紀に出てくる日本武尊は西の熊襲を退治した後、父の12代景行天皇から東方征伐を命じられ、伊勢神宮で草薙の剣(くさなぎのつるぎ・三種の神器の一)を授かり、東国を平定、剣を尾張熱田神宮に納めた後、伊吹山で敵の神に対峙して敗れ伊勢(三重県)能褒野(のぼの)で亡くなったとされる。

この後日本武尊は白鳥になって大和(奈良県)御所(ごせ)と、河内(大阪府)古市に飛来、この後白鳥は羽を曳くように飛び立ったとされる、
この為日本武尊の陵墓は三重県亀山市能褒野、奈良県御所市富田、羽曳野市軽里の3ヶ所に有る、

大阪府羽曳野市の名前の由来はこの白鳥伝説「羽を曳くように飛び立つ」から来ているらしい。

草薙の剣は日本武尊が敵に火攻めにされた折り、この剣で草を薙いで身を守ったとされ、更に平安時代末期、平家都落ちの際に持ち出され、源平合戦で私の郷里に近い下関壇之浦の戦いで安徳天皇が入水された折に海底に没し、紛失した話など色々な伝承があり3種の神器の中でもとりわけ数奇な歴史を持っている。

◎ゴルフの成績は44、48のトータル92で90切り目標未達、特に終わり3ホールで崩れてしまったのが残念無念。

悔しい気持ちで振り返った最終ホール、次のリベンジを!
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ドイツ・メルケル首相のリーダーシップ

ドイツとEUのリーダーであるメルケル首相に対する今までの私の知識と印象は、
東ドイツ生まれで。ドイツで初めての女性首相
・物理学者
・環境問題に積極的
・筋金入り均衡緊縮財政論者でEU財政赤字国に厳しい要求
・難民を人道的立場から率先して受け入れ
・米国トランプ大統領とは相容れない
・2005年以来ドイツを率いる、先進国有数の長期政権
等だろうか。

特に均衡財政を一貫して実行している姿勢、難民を多くの反対にもめげず受け入れる姿勢について、卓越したリーダーシップと思ってきた。

米国の著名な政治学者で、政治リスクコンサルティング会社・ユーラシアグループ社長のイアン・ブレマー氏はこの分野で世界の第一人者とも云えるが、日経新聞の日経グローバルオピニオン欄で、「メルケル氏欧州を守る気概」と題して、メルケル首相の新型コロナウイルスに対するリーダーシップに賛辞を贈っている。

・政治的配慮を捨てて奔走し、科学的根拠に依って対処しており、この危機管理が国民の理解を得て支持率が急回復。
EUのコロナ禍からの復興基金(約90兆円相当)の創設を提唱推進している。
此れは将来起こり得る別の危機へどう対処するかの青写真になる。
・均衡財政を一時的に置いて、消費減税をいち早く実行した。

「危機の時には強力なリーダーが台頭し、この事はメルケル氏の復活を意味している」と書かれている。

遠く東の果てから、メルケル首相の強くて柔らかさのあるリーダーシップに早くから注目してきた者として、この記事には強い共感を覚える。

大阪肥後橋のフェスティバルタワー前で揺れていた花
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孫とユニクロへ/夏野菜の状況

昨日午後、梅雨の晴れ間を利用して我が家に下宿中の二番目の孫とユニクロへ夏の衣料品を買いに出掛けて来た。

何時もながら機能性衣料の品揃えには感心してしまう。
この衣料用繊維の殆んどを、東レが手掛けているのを知る人は少ないが、裏方が支えてこその、表の華々しさである。

もう馴染みになった商品を入れるだけで精算してくれる、ユニクロの自動キャッシャーシステムは1ヶ月前位の日経新聞に依れば特許係争中らしい。成長する企業にはトラブルもまた付いてくる。

帰りにユニクロと同一敷地内にある「星乃珈琲店」でコーヒーを頼んでリラックスタイム。
ついついリラックスして現役時代のこと等を話してしまった。
普段は昔話は自分自身で禁句にしているのだが、少し反省、、

孫の運転免許チャレンジも教習分は全て終わり最終の実地試験を残すのみらしい。

◎今日の夏野菜収穫はキュウリが大豊作、これはとても食べきれず家内がお裾分けするはず。
キュウリ8、ナス2、ピーマン2、シシトウ5
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◎今日迄の累計収穫数
・キュウリ97
・ナス55
・トマト27
・ピーマン20
・シシトウ21

・キュウリとナスは去年を上回るペースで順調だが、ピーマンはやや少な目、キュウリの曲がる原因は未だに良く分からないが去年に比べると真っ直ぐなものが少し増えた気がする。

大阪中之島で織田信長を学び直し⑤/堂島すずめ

◎昨日は中之島朝日新聞社屋での笠谷和比古教授の講座「織田信長の政権と本能寺の変」の5回目を受講。テーマは「織田信長一向一揆

中之島ガーデンブリッジから堂島川の西方向を見る
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織田信長の全生涯に於ける戦いのその半分は一向一揆との戦いに明け暮れたと言われるが、その一向一揆を対象に、親鸞が開き、蓮如の精力的な布教で拡がった浄土真宗本願寺派門徒による宗教的共同体と信長の対決経過を学んだ。

この一揆の構成は、一般の農民、中小武士、国人(豪族層)まで含んだもので加賀(石川県)、三河(愛知県)、伊勢(三重県)、越前(福井県)、等々で活発化、最後に本山石山本願寺(大阪府)で信長と10年間戦い続け、天皇からの勅命講和に至る。

講義後の質問で私は本願寺が犠牲を省みず織田信長と戦い続けたのは本願寺側に世俗的な(宗教を超えて)権力を得る目的もあったのか?ということを聞いたのだが、
本願寺が戦い続けた理由としての答えは以下の通りだった。
一向宗徒、一揆構成員は領主の統制は不要と考えていた。
織田信長政権の体質に対する不信
足利義昭からの働きかけ

笠谷教授は昨日のNHKBS TVの番組「英雄達の選択・家康の終活」に出演され、徳川家康晩年の行動の意味するものについてコメントされていた。

◎講義の前に以前から訪ねておきたかった中之島にある江戸時代、世界に先駈けた「堂島米市場跡」を見学してきた。
この米市場は淀屋が創ったとされ、周辺には各藩の蔵屋敷が建ち全国からの米が集積し、大阪繁栄の基礎となった。

余談だが大阪の歌には度々、雀が出てくる。
都はるみさんが唄う〈大阪しぐれ
「♪噂並木の堂島、堂島すずめ♪」

フランク永井さん〈大阪ろまん〉
「♪いちょうネグラの堂島すずめ♪」

・永井みゆきさん〈大阪すずめ〉
「♪今夜はどこまでとべるやら、あなたと私は大阪すずめ♪」

これらの大阪のすずめはこの堂島米市場の米を目当てに集まっていた雀が原点のモデルである。

「堂島米市場の跡」表示
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でっかい米つぶ「一粒の光」モニュメント
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「稲に遊ぶ子供」の像
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堂島米市場を描いた絵
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そう言えば最近あまり雀を見ていないな!

刺客・荊軻(けいか)「易水(えきすい)の歌」

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近くの図書館で借りてきた新漢詩紀行・山河悠久篇に、刺客・荊軻の詠んだ、私の一番好きな漢詩「易水の歌」が載っている。

紀元前1世紀前後、歴史家・司馬遷が書いた中国の歴史書史記」は普通の歴史書がそうであるように、編年体と呼ばれる年代順に出来事を書いていく方式ではなく、人物毎にまとめたいわゆる「紀伝体」で書かれており、中国古代の人物、国、故事成語等のエピソードが大変多く含まれている。

余談だが作家・司馬遼太郎さんはこの司馬遷に対して遼(はるか)に及ばずとしてペンネームを司馬遼太郎としたことを自著で明らかにしている。

その「史記」に人を殺すことを目的にした人物を集めた「刺客列伝」があり記された5人の内の1人が、「秦始皇帝」の暗殺を試みた荊軻である。

荊軻が暗殺に赴く際、易水(現在の河北省を流れる)という川のほとりで見送りに来た人々の前で吟ったのがこの「易水の歌」と言われる。

「風 蕭々(しょうしょう)として 易水(えきすい)寒し
壮士一たび去って、復(ま)た還(かえ)らず」

暗殺を依頼した燕国(現在の北京周辺に有った国、秦の攻撃で滅亡)の太子が無理に荊軻に付き添わせた人物のせいで暗殺に失敗して殺される事になるが、まるでこの先を予感させるような歌でもある。

この事実をふくらませたストーリーで「始皇帝暗殺」という映画が20年くらい前に、中国、日本、フランスで合作、公開されたが私は上海で観たような気がする、その時の原題は「荊軻刺秦王」で何と直接的な題だろうかと思ってしまった。

先日植えたサツマイモが元気な様子
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ヘッドースマッシュトーイン・バファロー・ジャンプ

何時もサンマルクカフェで読む週刊ダイヤモンドには毎号最後のページに「世界遺産を撮る」という写真付きの記事があり、楽しみの一つになっている。

今回の記事は「ヘッドースマッシュトーイン・バファロー・ジャンプ」で、カナダ北西部国立公園内にある世界文化遺産になっている場所の筆者周剣生氏が写した大きな断崖の写真が載っている。
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この文化遺産は、先住民インディアンが西にある草原地帯に住む野生のバファローを狩るため、崖に続く石積みの道を作って追い込み、バファローの群れを崖から落として殺し、その落ちた場所ではインディアンの調理場が作られていた事実に由来するとの事である。
その名前の付け方がまた直接的で、野牛が頭から崖に突っ込む様がモロに想像され、何か恐ろしい気がするのだが、カナダの人にとってはこれが当たり前なのだろうか?

崖の高さは18m、バファローの骨は多いところでは11mも堆積していたらしい。
このような狩猟方法は紀元前3500年頃から19世紀まで北米で行われていたと書かれている。

近年この国立公園内にある防犯カメラに、狼の群れがバファローを断崖に追い詰め落下させて、その獲物をむさぼる様子が写っていたそうで、狼はインディアンの狩りを見て学習したのではないかと結ばれている。

私はこの記事を読みながら米国俳優ケビン・コスナーが監督主演してアカデミー作品賞を獲った「ダンス・ウイズ・ウルブズ」をつい思い浮かべてしまった。(この映画は劇場とTVで2回観た)

原住民スー族から「狼と踊る男」と名付けられた、インディアンに心寄せる軍人を描いた西部開拓時代の壮大な物語だが、

・スー族は生きるためにバッファローの群れを追い、狩りを集団で行う。
・狼は賢い動物で周りから人間のすることを観察している。

などが大自然の厳しい環境下で主要なエピソードとして物語中に挟まれておりこの世界文化遺産との繋がりを想像させる。

世界遺産と言うとつい富士山のような、見た目の良さを思い浮かべてしまうが、このような多少残酷ながら動物も介在した厳しい実生活や歴史に密着したものがあることに、少し感動してしまった。

梅雨の止み間の健康活動

昨日は予想外の雨の降らない1日になりお蔭で久しぶりに存分に身体を動かす活動が2つも消化できた。
特に農作業の方は今朝起きてみるともう雨が降りだしておりゴルフを終わってしんどいところ無理をして済ませておいて本当に良かったと思えている。

①70歳以上が参加するグランドシニア杯への参加
2日前までの天気予報は全て雨予報だったのが、前日に曇り予報に変わったところで、いつものMさんに電話すると是非共に参加するとの事で、もう一人のTさんの了解を得て、天気予報を信じて3人で参加することになった。

朝方怪しい空模様だったもののその後全く雨に会うことなく、また暑さもなくラウンド出来て嬉しい1日になった。
Mさんは絶好調、Tさんは絶不調、全く対照的。

私の方は前半42、後半44トータル86、高齢者対象の競技なので距離が短くセッティングされているので割り引く必要があるが、取り敢えず自己目標90切りはクリアしたので満足している。

一昨日のこの日記に書いたパットは、前半すこぶる好調だったものの終盤に変調をきたし未だ迷い道の途上にある。
ハンディを加えた順位はコースのホームページで後日発表予定だが、Tさんは入賞確実と思う。

緑がきれいなショートホール
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コースの脇に咲いている山野草(名前?)
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②農作業
ゴルフから帰宅しコーヒーとクッキーでリラックスタイムを過ごしながら携帯で天気予報を確認すると、また明日から連続の雨予報、しんどいながらこれは今のうちに済ませておかねばと思い作業開始、作業時間約一時間、やはりゴルフ後の作業は高齢者には余程こたえます。

・夏野菜根本周辺を掘り返し、化成肥料を使った追肥
・キュウリの余分な葉を切り落とし枝の整理
・ナスの枝支えの為2段目のロープ張り
・雑草取り少し

整理を終えた、キュウリとナス
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