「舞いあがれ!」が終わった。

NHK朝の連続TV小説「舞いあがれ!」が終わってしまった。

東大阪に住む病弱な少女が転地療養のため母親の故郷である長崎県五島列島の島に渡ったことで健康と、空への夢を得て挑戦する物語である。

最初の辺りは大学の人力飛行機クラブ「なにわバードマン」での奮闘や航空学校に入学して飛行訓練に邁進する回が長く続き、てっきりこのまま旅客機のパイロットとしての成長物語に移行するものだと思ってしまったが、上手くリーマンショックを使われて肩すかしを食った気がした。

お陰で私の住んでいた大阪八尾のとなり街・東大阪編が長くなり恋の行方、父親の死と工場の引き継ぎ、結婚、起業等々の大阪弁が行き交うプロセスを親近感を持って楽しませて貰った。

特に舞ちゃんの実家のネジ工場や東大阪に数多ある金属加工などの工場群は、私の現役時代には繰り返し訪れ勉強させて貰ったり打ち合わせをしたり指導したことがあり大変懐かしく観させて貰っていた。

このまま東大阪の工場のコーディネーター役で行くのかという雰囲気で、それでは題名の「舞いあがれ!」は一体どうなるのか?と疑問を持って観ていたらやはり最終章では「空飛ぶクルマ」という題名にふさわしいストーリーが待っていた。

「空飛ぶクルマ」は10年くらい前から話題に上るようになり私自身も関心を持ってみているが、ドラマでは五島列島での有人飛行が2027年とテロップに出た。4年後の未来であるが果たしてそれまでに可能かどうか興味のあるところだが、信頼性や安全性についてまだまだハードルが高い気がする。

やはり朝ドラはその日一日元気にスタートが切れるように明るく目標に向かって努力する主人公とストーリーが相応しい。

 

【春の海行き交う船もゆるゆるり】

 

🔘JR灘駅前のビオラやパンジーの花壇