昨日は施設の入居者の方から紹介を受け、灘区にある「兵庫県立原田の森ギャラリー」で開催されている書道展「第51回書ノ友社展」に出掛けてきた。
入居者の方のご友人がこの展示会に出品されているそうで、たまたま会場でその出品者の方と出会い作品も案内していただいた。
書道は小・中学校で手本を元に書いて以来全く経験もなく、最近ではパソコンやスマホのお世話になりっぱなしで書くこと自体から遠ざかっており、ましてや書道展を鑑賞するのも初めてのことで敷居がとても高い気がしていた。
実際に書の前に立つと、意味がわからないものとわかるものがあり、意味がわからないものでも書の全体で何かを訴えているような作品と感じられるようなものもある。
ましてや意味のわかるものについてはその文章や言葉に書道家の思い入れが立ち上って来るようなものもある気がした。
生まれて初めての経験ながら、どんな道にもそこに奥深く長い道のりがあることを今更ながら勉強させて貰った。
兵庫県立原田の森ギャラリー
書道展入り口
出会った出品者の方の作品・「戦争&平和」 戦争と平和の文字の違いに工夫が凝らされている。写真では書の大きさはわかりにくいが大人の背丈ほどはある。
同出品者の方の作品・清(しん)代最後の文人とも云われる書家篆刻家・呉昌碩(ごしょうせき)の「石鼓文(せっこぶん)」習作(中央の書)
良寛の詩
姫路城、下方に屋根瓦に似せてびっしりと城の歴史等が書かれてある
山頭火の句
輪廻転生
俵万智さんの短歌
寂然不動(じゃくねんふどう)
展示会場風景
【春興(しゅんきょう)や墨の生命(いのち)に 文字躍る】
JR灘駅前の桜