10月句会

昨日は住んでる施設の俳句サークルの10月句会が行われた。

といっても全く会があることを忘れ、時間になって電話連絡を受け慌てて最近ブログに載せてたものから無作為に5句選んで短冊を作って10分遅刻で駆けつけた。

前回事情で欠席したこともあり、今月のカレンダーに書いておくのを忘れたポカミスでありご迷惑をお掛けした。

慌てて出した句は

 

①名月が遍く照らす海と山

②粒揃い労苦偲ばる売甘薯

③ふるさとの民謡難し虫笑う

④湯上がりは風に乗りたし鳥渡る

⑤甘薯掘りぐさりそろりと鍬を入れ

 

結果は選に入れて頂いたのが①1人②1人④1人⑤2人あり特選はなかったものの慌ててかき集めて出したにしては良かったと思える。

席上③の「虫笑う」は他の表現の方が良いと指摘を受けた。春の季語に「山笑う」というのがありこれを転用したのだが今思えば虫競うや虫の声といった表現の方が良かったかもしれない。

この結果から月例の館内掲示句は②④⑤とした。

普段は一ヶ月作句したものの中から選択したり推敲を加えて出すのだが、折角の機会を逃した心残りと反省がある。

私が特選にしたのは忽然とという表現が良いとおもった、

忽然と野を満たしけり彼岸花

 

🔘今日の一句

 

故郷は維新負け組柿たわわ

 

🔘中学同級生からLINEで彼岸花の写真の便りは頂いていたが、現物を目にするのは今年初めて。

施設の庭の隅、誰も行きそうにないところに草に混じって二本だけ咲いていた。