昨日は施設の俳句サークルの7月例会で12人の出席であった。一名の方が死亡退会、一名が中断、一名が欠席(出句のみ)。
私は兼題の「噴水」一句を含め、毎日このブログに書いて来たものの中から一部手直しを加え次の5句を出した。
①乳歯抜け笑う子供の夏帽子
②絮(わた)ほぐれ茅花(つばな)流しを待ちわびて
③須磨浦に大噴水が雲を吹き
④山桃はざらめまぶしの焦がし色
⑤本を閉じ背伸びの先に梅雨の月
結果は、良い評価が①と⑤の句に集中してしまった。
①は4人の方からの選に入り内お一人からは特選をいただいた。また⑤は3人の方から選に入れて頂き初心者にとっては予想以上の好結果と喜んでいる。
たまたま夕方サークルのメンバーにお会いしたところ⑤の句を「あるある」として褒められ、そのとき撮って昨日のブログに載せた「梅雨の月」の写真を紹介させてもらった。
ただ自己評価では②、④も捨てがたいと思っていたので多少残念な気持ちもある。
施設に掲示してもらう3句は結果をふまえて①、⑤、④の順番でお願いした。
私が特選句に選んだのは
明易し若冲のとり声高し
江戸時代の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の有名な鶏の絵にヒントを得られたのだと思われるが季語の「明易し(あけやすし)・夏の夜の明けるのが早い」といい、良い勉強をさせてもらった気がしている。
今月の兼題の句を作る際「噴水」と「虹」と二つの季語が入る句を作ってしまい後で訂正したのだが、席上この「季重なり」について意見を聞いた。
🔘施設の庭のワスレグサ、花の形は2種類あるが調べてみると同系の植物らしい。