昨日は住んでいる施設の俳句サークル2月の例会で今月の兼題は「粕汁」11人が出席。
私は出来るだけ毎日作るようにしている過去約1ヶ月のなかから以下の5句を選んで出した。
①伴走の声迫りくる冬歩き
②粕汁や山の涯(はて)なる母の実家(さと)
③粕汁に鮭と人参競いけり
④讃美歌に歩みゆるりと寒の朝
⑤蝋梅(ろうばい)の香りや消えて雨あがる
今回は残念ながら②の句が選句対象となったのみでまだまだ未熟なところを思い知らされたような気がしている。
②の句は出す前に実家にしようか里にしようか悩んだが席上この句の場合、里の方が良いという意見を頂いた。
③の句は当初、「鮭と人参色競い」としていたのを迷った末に「競いけり」にしたのだが、どちらの方が良い句になるか、想像の余地を多く残した方がいいのかという本質的なことにつながるような気がして未だにわからない。
何時もの掲示される3句は②④⑤とした。
私が特選句に選んだのは
【杖頼る術後の試歩や春隣】
明るい兆しを迎える様子が二つ重なって感じられて良いと思った次第である。
🔘なかなか難しい気がするが、来月の兼題は「梅」とのことなのでこれを含め一歩づつ。
この機会に正岡子規の本を読んで見ようと思う。
🔘冬の庭で草花が乏しいなか草むらから顔を出しているのを見つけたのだが、画像検索ではアヤメと出た、季節的にどうなのだろうか?