俳句サークルの9月例会があり、私は都合で出席出来ず、いつも通りブログに書いてきたものの中から選択、推敲して以下の5句を幹事さんに託した。
①片翅(かたばね)の骸(むくろ)曝して秋の蝉
②蟠(わだかま)る思ひを解(ほど)く秋の風
③孤独らし播磨訛りの法師蝉
④故郷に埋もるる歴史柿の村
⑤青き柿見上げた刹那口渋く
*④の句は元々、埋もれる史あり、としていたのを世話人さんに添削されたもの。
幹事さんから結果を返して頂いたが特選はなかったものの①が2人、②が2人、④が2人更に⑤にも1人計7人の方から選に入れて頂いたとのことで、予想以上の結果で喜んでいる。
館内に掲示する3句は①、②、④になった。
③の句は引っ越して来て垂水のツクツクボウシの鳴き声を聴いて、気のせいか大阪や山口で聴いた鳴き声と何かしら違うような気がして、それを詠んだのだが少し川柳のように受け取られたのかも知れない。
参考にと貰った全員の作品集のなかで私がいいね!と思ったのは以下の4句。
たまゆらの宇宙の遊びか流れ星
鳴きたりぬもう一息を秋の蝉
語部の友失ひて終戦日
胡弓の音をあと追ひしたし風の盆
🔘施設の庭でひっそりと咲くマツヨイグサ(待宵草)