2023年1月句会

昨日3日は2023年初の1月句会で施設のメンバー11人の参加があった。私はこのブログに日頃から書いてきたもののなかから以下の5句を出した。

①大根の首高くして這い出たり

②爽やかに働く少女年の暮れ

③林道に木洩れ日仄(ほの)か苔寒く

④煤(すす)逃げし山より見ゆる吾が住まい

⑤家移りも変わらぬ仕草去年(こぞ)今年

今回は残念ながら特選句の対象にはならなかったが、③と⑤の句については各々2人の方から選句対象にして貰った。

②の句で爽やかは秋の季語で年の暮れと併せ違う季節の季語が重なっているとの指摘を受けたが爽やかが秋の季語とは全く気付かなかった。

爽やかはどんな季節や場面にも当てはまると思うのだが俳句のルールもなかなか難しい。施設内に掲示して貰う自選句3句は⑤、③、①とした。

私が特選句に挙げさせて貰った句は

【黒き眼で 朝餉(あさげ)食(は)む牛 息白し】

子供の頃牛を飼っていたが、まさにその見ていた記憶が立ち上がって来た句であった。私にとって原風景とも云える記憶かもしれない。

 

今年初めての句会ということで、「明石の鯛」を模した最中とお茶が出た。鯛の腹から溢れるほど餡が入っており美味しく頂いた。

来月に向けもう少しレベルを上げていきたいものです。

🔘施設の介護棟の庭シリーズ、サザンクロスと思われる。南十字星の名の通り星の形をした花が可愛らしい。タイに駐在した際休暇の折りプーケット島などで南十字星を眺めると妙に物悲しくなった記憶がある。

子供の頃夢中になったTV「怪傑ハリマオ」はマレー半島を舞台にしているが、ハリマオの歌にも南十字星が出てくる。マレー半島プーケット島はすぐ隣になる。