中断中の独り言・映画「ダンディー少佐」

中断中に録画したままになっているTV番組を消化しようと努めているがその中で、NHKBSプレミアムで放送された1965年のアメリカ映画「ダンディー少佐」を観終わった。

ダンディー少佐」は私にとって忘れ難い映画のひとつで高校生の時に初めて観た。製作年が1965年と云うことは今回初めて知ったが、逆算すると製作公開年に観に行ったことになる。

半世紀以上経過するなかでストーリーの大筋をほぼ覚えていたことが今回の放送分でよく分かり、また結構刺激的な場面があることに我ながらビックリした。

監督がサム・ペキンパー、主演がチャールトン・へストン、両者にこの映画で初めて出逢ったのかどうかはわからないが、サム・ペキンパーには「ワイルドバンチ」「ゲッタウェイ」などの残酷さを前面に出した活劇で、チャールトン・ヘストンには「ベン・ハー」「十戒」「エル・シド」「北京の55日」などの壮大なスペクタクル史劇で長い間楽しませて貰った。

監督と主演俳優の特徴が入ったとにかく臨場感が半端でない大作で、インディアンとの戦闘や最終局面メキシコ国境でのフランス軍との戦闘場面はその迫力が素晴らしい。

ストーリーも、反乱を起こし子供を誘拐したインデアン集団を、雑多な志願兵を交えた騎兵隊で追跡討伐することを横糸にするなかで、縦糸に以下のような色々な趣向が織り込まれている。

南北戦争下の南北軍の対立と個人的な恩讐

・対黒人差別問題

・戦場下での恋

メキシコ革命

反革命を支援するフランス軍との対決

これらを従軍兵士の一人が日記で指揮官・ダンディー少佐や騎兵隊の活動を回顧する形で描かれる。

若いときにこういう良く出来た映画をみせて貰ったお蔭で映画を身近に感じるようになったと改めて思い起こさせた映画である。

🔘今日の一句

 

関空に夜なべの光りまた一機

 

🔘施設の庭のランタナ