映画「ワルキューレ」

NHKBSプレミアムで放送された米・独合作映画「ワルキューレ」を録画しておいたがようやく見終わった。

以前ブログに書いた映画「パリは燃えているか」に有難いコメントがあり、トム・クルーズがカッコいい「ワルキューレ」を見たと付け加えられており、これは早々に見なければと思ってしまった。

敗色が濃い1943年のナチスドイツで起きた、ヒトラーを暗殺して戦争を早期に終らせる計画を題材にしたもので、実行犯シュタウフェンベルク大佐の名前と片眼を無くした風貌も併せ、このストーリーは何度も繰り返し映画化されている。

今回はシュタウフェンベルク大佐をそのカッコいいトム・クルーズが演じ周辺描写と併せてはらはらドキドキもあり臨場感ある映画になっている。

ワルキューレ」とは本来北欧ゲルマン民族神話で、戦士の神に仕え戦場で生きるものと死ぬものを決める女性神軍団らしく、想像するにも恐ろしい女性達だろうか。

この映画ではドイツの首都ベルリンでの反乱鎮圧計画の名前に使われており、シュタウフェンベルク達は暗殺が実行された時点で首都警備軍を巻き込んでこの計画を発動して国内をナチス反対派で制圧しようとする。

ナチスとも関係が深いという説もあるドイツの作曲家・ワグナーに「ワルキューレ」という作品がありそのなかの「ワルキューレの騎行」は本来天馬に乗って縦横無尽に空を飛び回るワルキューレ達を表現したものらしい。

フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」で米軍ヘリコプター部隊がベトナムの村を空襲する場面で使われ大音響で鳴り響いた音楽は私に鮮烈な記憶を今に残している。

暗殺は紙一重の差でヒトラーに傷を負わせただけで失敗し、大佐を始め関係者は銃殺されるがその9か月後ベルリンは陥落、ヒトラーは自殺する。

 

【紅葉を  急かすばかりに  朝日射す】

 

🔘昨日朝の光をふんだんに浴びる健康公園のイロハモミジ