中断中のひとりごと⑱ドングリがいっぱい

清々しい秋らしい朝が続いている。
明日はゴルフなので体力を温存しようと思い、今朝はいつもの5Kmの歩きコースを止めて近くの団地そばにある、くぬぎ林周辺を廻ることにした。

多分ドングリが落ちている筈と思い行ってみたのだが、やはり例年の通り大量に落ちている。
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ドングリは昔、飢饉(ききん)の折などは貴重な食糧にもなったようだが、さすがに私の子供時代でも食べることはなく、もっぱら遊びの対象で、一番はドングリの中心に楊枝を突き刺して作るドングリコマだろうか。
これは重心のバランスを取るのが難しく、上手く決まると結構長い間廻り続ける。
ドングリにも縦長タイプと、横長タイプがありコマ用は横に太いものと決まっていた。

今朝、ふと見つけたのだがこの林の奥に古い石碑がひっそり置かれている。
文字が薄くなっておりカメラには写りにくいが、この辺り八尾市の古い地名、弓削(ゆげ)、と志紀(しき)の由来が読み取れる。
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弓削は今年の9月16日のこの日記「弓削神社」に載せた通りの事が書かれているが、一方志紀の方は志紀縣主(しきあがたぬし)に由来していることが書かれてあった。

縣主は古代大和(やまと)政権の職制の一つで、その地方を治めていた豪族に与えられることが多く、地方小国の長とも言える。
ドングリ目当てが図らずも地域の別の勉強の朝になった。

くぬぎ林周辺の秋の景色
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