◎昨日は秋晴れの、これ以上無いような天気の下、大阪在住ふるさとの中学校同級生3人で奈良市山手にあるゴルフ場へ。
言い訳出来ない状況の中、スコアは目標5打未達、48、46、トータル94。最近反省ばかりで我ながら進歩が無い。
ゴルフ場グリーン脇の柿の木、柿の形からみると渋柿だろうか?干し柿にすると美味そうな。
各所に、鮮やかなあかね色やこがね色が見られ、秋真っ盛り。。
◎奈良・大和(やまと)国は古代の都であった事もあり、特別な国柄で寺社の勢力が突出して強く、中世の鎌倉時代、室町時代を通じ守護が置かれておらず、守護に代わって国を統治する役割を担ったのが、藤原氏の氏寺で国家の寺・官寺でもあった興福寺だった。
(中世の仏教勢力の代表を南都北嶺(なんとほくれい)と称するが、南都とは興福寺、北嶺とは比叡山延暦寺を指す)
興福寺は「衆徒(しゅうと)」と呼ばれる頭を丸めた武力集団や、当時興福寺とは一体の存在であった春日社(かすがしゃ・現在春日大社)に属する「国民(こくみん)」と呼ばれる集団を組織化して動かし大和国での軍事・警察機能を果たしていた。
他国では国人(こくじん)などと呼ばれる在地の中小領主層も、大和ではこの興福寺の体制に組み込まれ、その一部は僧形(そうぎょう)のままで武士層を形成することになる。
その代表例が、今週の大河ドラマ「麒麟が来る」に僧形で登場し、鉄砲200丁を明智光秀を通じ織田信長に譲る代わりに、信長との対面を要求した駿河太郎さん演じる「筒井順慶(つついじゅんけい)」である。
新興勢力の三好長慶(みよしながよし)や織田信長が、大和国の古い興福寺の支配体制に切り込んで行く、大きなうねりのなかで、筒井順慶は、吉田鋼太郎さん扮する「松永久秀(まつながひさひで)」と大和国をめぐって闘争を続けて行くことになる。
また順慶は、松永久秀が織田信長に反乱を起こして自決した後、大和一国を掌握し本能寺の変後に、秀吉と光秀の間で揺れ動くことになる。
多分、ドラマでの駿河太郎さんの出番はこれから度々あるものと思われる。